起床時に足の裏が痛い…中野のランナーを救う足底腱膜炎ケア

2026年07月28日

【執筆者/スポルト鍼灸整骨院 中野店院長 大石泰範(柔道整復師:厚生労働大臣認可国家資格)】

【専門家による医学的見直し日/2026年7月29日

「毎朝、ベッドから降りるのが怖い…」起床時に足の裏が痛いランナーが知るべき、足底腱膜炎5つの真実

Q1. なぜ朝、ベッドから降りた最初の一歩目で足の裏に激痛が走るのですか?

A1. 睡眠中に縮んで仮修復された足裏の組織が、起床時の体重で急激に引き伸ばされ、再び引き裂かれるからです。

足の裏の組織(足底腱膜)は、寝ている間に足首が伸びた状態で修復されます。朝、床に足をつくと足首が直角に曲がり、一晩かけて作られたもろいカサブタのような組織が一気に引っ張られてしまうため、画鋲を踏んだような鋭い痛みが生じるのです。

Q2. しばらく歩いていると痛みが和らぐので、そのまま走っても大丈夫でしょうか?

A2. いいえ、痛みが和らぐのは治っているからではなく、組織が無理やり引き伸ばされて麻痺しているだけです。

歩くことで血流が良くなり、足裏が温まって柔軟性を取り戻すため、一時的に痛みが減ったように錯覚します。しかし実際は、朝開いた傷口にさらに負担をかけている状態です。痛みをかばって走り続ければ、膝や腰など他の関節まで痛める原因にもなります。

Q3. 足の裏をマッサージしたり、高価なインソールを使っても痛みがぶり返すのはなぜですか?

A3. 足の裏は無理をさせられた「被害者」であり、根本原因である足首の硬さや骨盤の歪みが放置されているからです。

足裏の痛みは、ふくらはぎから足首がガチガチに固まっていたり、骨盤がグラグラしたりすることで、着地の衝撃を足の裏だけで庇っている結果です。足裏だけをケアしても、この全身の構造的なエラーを直さない限り、走るたびに組織への負担は変わりません。

Q4. 根本から改善して再び走れるようになるには、どのような施術が必要ですか?

A4. 骨盤と足首の「骨格調整」、ふくらはぎから足裏の「筋膜リリース」、そして「神経の調整」の3つを同時に行います。

まず骨格を整えて着地の衝撃を全身で分散させる土台を作り、張り詰めた筋膜へアプローチして足裏にかかる引きつり感を和らげます。さらに、長引く違和感で過剰に緊張しているお身体や神経のバランスを鍼灸などで整え、痛みの連鎖に囚われない健やかな状態を目指します。

Q5. この根本的なアプローチを受けることで、私のランニング生活はどのように変わりますか?

A5. 毎朝の「最初の一歩」の不安から解き放たれ、以前のように気持ちよくロードを駆け抜ける日常を取り戻すサポートをします。

一時的なケアにとどまらず、足裏へ過度な負担をかけない全身のスムーズな連動性へアプローチするため、仕事や趣味に存分に打ち込めるコンディションを目指せます。走るモチベーションを取り戻し、マラソン大会へ再び自信を持って挑戦できる身体作りを一緒に目指していきましょう。

 

 

なぜ爽やかな朝の目覚めを奪うように、ベッドから降りた「最初の一歩」で足の裏に鋭い激痛が走るのでしょうか?

就寝中に縮んだ状態で仮修復された足の裏の組織が、起床直後の急激な体重負荷によって再び引き裂かれるからです。

まだ街が静まり返っている早朝、お気に入りのランニングシューズに足を通し、中野四季の森公園の周辺や、哲学堂公園へと続く道を軽快に駆け抜ける。出勤前のその1時間が、心身をリセットするための大切なルーティンになっている市民ランナーの方は多いことでしょう。

しかし、そんな素晴らしい習慣を妨げる「招かれざる不調」に、悩まされてはいませんか。

「朝、ベッドから起きてフローリングに足をついた瞬間、踵の内側から土踏まずにかけて、画鋲を踏み抜いたような鋭い痛みが走る」 「顔をしかめながら数分ほど歩いていると、徐々に痛みが和らいでくるので騙し騙し走っているが、常に足裏に違和感がある」

足底腱膜炎(そくていけんまくえん)の典型的なサインです。この不快感から逃れようと、オーダーメイドのインソールを試したり、湿布を貼ったりしてしのいでいるランナーの皆様が、当院には数多くご来院されます。

これまで数え切れないほどのスポーツ障害と向き合ってきた専門家である国家資格者(柔道整復師・鍼灸師)の視点からお伝えします。

この「朝イチの激痛」は、決してあなたの走り方が極端に悪いわけでも、シューズのクッション性が足りないだけでもありません。足の裏で人知れず繰り返されている、組織の破壊と再生のメカニズムによる「SOSサイン」なのです。

ランナーの足元を支える高性能スプリング「足底腱膜」の限界と悲鳴

足の裏には、踵の骨から足の指の付け根に向かって、強靭なゴムバンドのような結合組織が扇状に広がっています。これが「足底腱膜」です。

私たちの足は、アーチ(土踏まず)構造を形成することで、着地時の衝撃を吸収するクッションの役割と、地面を蹴り出すためのバネの役割を同時に果たしています。足底腱膜は、このアーチが潰れないようにピンと張って支える、いわば吊り橋のメインケーブルのような非常に重要な存在です。

ランニングにおける着地時には、体重の約3倍もの衝撃が足にかかると言われています。中野のような都会の舗装された硬いアスファルトの上を毎朝5キロ、10キロと走るたび、この足底腱膜は「引き伸ばされては縮む」という過酷な運動を数千回、数万回と繰り返しています。

長距離のジョギングによる疲労の蓄積、ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性低下、あるいは年齢に伴う組織の弾力低下などが重なると、このメインケーブルに過剰な牽引力がかかり続けます。その結果、踵の骨にくっついている付着部や、土踏まずの中央部分において、目に見えないレベルでの微小な断裂(ミクロの傷)が生じるのです。これが足底の不調の正体です。

なぜ「歩き始め」だけ痛みが強く、しばらくすると和らぐのか?その生理学的な真実

当院に来院されるランナーの方々から、「走っている最中よりも、とにかく朝の第一歩が激痛で、しばらくすると痛みがマシになるのが不思議です」というお声を伺います。実はこの現象こそが、症状の根本改善を難しくしている最大の罠なのです。

生理学的なメカニズムを紐解いてみましょう。 人間は睡眠中、無意識のうちに足首を伸ばした状態(底屈位:つま先が下を向いた状態)で寝ていることが多くなります。この姿勢の時、足底腱膜はピンと張った状態から解放され、弛んで短く縮んだ状態になります。

私たちの身体は非常に優秀なので、睡眠中の安静な時間を利用して、日中のランニングで生じた足底腱膜の微小断裂を修復しようとします。血液が集まり、炎症反応を通じて新しい組織を作り出すのです。しかし、足首が伸びて腱膜が「短く縮んだ状態」のままでこの仮修復が行われることに問題があります。

朝、あなたが目を覚まし、ベッドから降りて床に体重をかけた瞬間、足首は直角に曲がり、土踏まずのアーチはグッと沈み込みます。この時、短く縮んだ状態で一晩かけて作られたばかりの修復組織が、全体重という急激な牽引力によって一気に引き伸ばされ、再び「ビリッ」と引き裂かれてしまうのです。

これが、朝の第一歩目に襲いかかる「引き裂かれるような鋭い激痛」の正体です。

そして、顔をしかめながらしばらく歩いていると、引き裂かれた組織周辺の血流が徐々に増加し、足底腱膜自体がウォーミングアップされて少しずつ柔軟性を取り戻すため、「痛みが和らいだ」ように錯覚します。しかし、これは決して症状が改善しているわけではありません。「傷口が再び開き、無理やり引き伸ばされて麻痺しているだけ」という、非常にリスキーな状態なのです。

この「夜に縮んで仮修復され、朝に引き裂かれる」という負のループを断ち切らない限り、どれだけ高価なランニングシューズに買い替えても、どれだけ湿布を貼っても、根本的な解決には至りません。足底の痛みを抱えたまま無理にジョギングを続ければ、痛みをかばう無意識の動作が、やがて膝や股関節、腰といった上位の関節にまで悪影響を及ぼしていくことになります。

 

 

なぜ足の裏をマッサージし、高価なインソールに変えても、ランニング中の不快感はすぐにぶり返すのでしょうか?

足裏は負担を強いられた「被害者」であり、足首の硬さや骨盤の歪みといった全身の構造的エラーが放置されているからです。

なかなか症状が好転しないランナーの方々から、このような切実な声が寄せられます。

「痛み止めを飲めば一時的に走れるけれど、薬が切れるとまた痛み出す」 「青竹踏みやゴルフボールで足の裏を毎日ゴリゴリほぐしているのに、朝の痛みが変わらない」 「中野通りのランニング専門店で高価なオーダーメイドインソールを作ったが、走るとすぐに戻ってしまう」

なぜ、これほどご自身の身体に投資し、ケアをしているのに「いたちごっこ」から抜け出せないのでしょうか?

それは、不調のアプローチが「痛い場所=悪い場所」という局所的な視点にとどまっており、全身の連動性が引き起こす根本的な問題を見落としているからです。

病院で処方される湿布や鎮痛薬などの化学的なアプローチは、足底腱膜で起きている「炎症という火災報知器のベル」を一時的に止めている状態に過ぎません。また、足の裏だけをマッサージしたりストレッチしたりするケアも、その場の血流を促すだけであり、ランニングの着地時に足裏を強引に引き伸ばす「機械的負荷」そのものを減らすことには繋がりません。

第一部で解説した微小断裂という「結果」に対してどれだけ湿布を貼っても、走り出すたびに同じ過剰負荷がかかる「原因」を修正しなければ、何度でも足底の組織は引き裂かれてしまうのです。

バイオメカニクスが暴く「サボる関節」と「働きすぎる足裏」の過酷な運動連鎖

では、足の裏に引き裂かれるような牽引力を強いている「真の加害者」はどこに潜んでいるのでしょうか。生体力学の視点からランナーの全身構造を評価すると、多くの場合、足元から少し離れた「足関節(足首)の機能低下」や「骨盤周りの不安定性」に辿り着きます。

例えば、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)は、アキレス腱を介して足の裏の組織(足底腱膜)と構造的に一本の帯のように繋がっています。日々のデスクワークや、過去の捻挫の放置、あるいは疲労の蓄積によってふくらはぎの筋膜が癒着し、足首を上に反らす動き(背屈)が硬くなっているとします。

そのままの状態で前に進む推進力を生み出そうとすると、人間の身体は非常に優秀なため、足首が倒れない分を無意識に別の関節でカバーしようとします(代償動作)。その際、足裏のアーチ(土踏まず)を過剰に潰すことで地面を蹴る動きを補ってしまうのです。

さらに視点を上方へ移すと、身体の中心である「骨盤」の歪みも大きな原因となります。長時間座りっぱなしの生活などで臀部(お尻)の筋肉がうまく働かず、着地の瞬間に骨盤が横にグラグラとブレてしまうと、その衝撃は太ももから膝、そして足元へとドミノ倒しのように伝わります。骨盤で吸収しきれなかった着地衝撃のすべてのシワ寄せを、最終的に一番下にある足底腱膜が強烈な伸張ストレスとして一手に引き受けることになるのです。

つまり、「足の裏の痛み」は構造が崩れた中で必死に身体を支えようとした結果の名誉の負傷であり、根本原因は「サボっている骨盤」と「ガチガチに固まった足首」が引き起こす代償動作の連鎖に他なりません。

痛む足裏ばかりを慰める対症療法から卒業し、離れた場所にある関節の機能低下を見極める。このバイオメカニクスに基づいた全身の構造的な再構築こそが、終わりの見えない痛みのループを終わらせ、本質的な健康な身体作りを目指すための絶対条件なのです。

 

 

なぜ当院のアプローチは、毎朝の「足裏の激痛」という負のループを断ち切り、再び軽やかに走れる日々へと導けるのでしょうか?

骨格の崩れ・筋膜の癒着・過敏な神経という「3つのエラー」を同時に整え、足裏に負担をかけない運動連鎖にアプローチするからです。

これまでお伝えしてきたように、ベッドから降りた第一歩目で踵から土踏まずを襲う強烈な痛みは、足の裏だけの問題ではありません。「サボっている骨盤」や「硬く固まった足首」が引き起こす代償動作の連鎖が、足底腱膜というメインケーブルに限界を超える牽引ストレスを与え続けた結果です。

多くのランナーの身体と向き合ってきた臨床経験から明確に言えることがあります。それは、複雑に絡み合った足底のトラブルから抜け出すためには、局所的なマッサージやインソールといった単一の対症療法では不十分だということです。

当院では、医学的根拠に基づいた以下の「3つの要素」を掛け合わせることで、初めてランナーの早期競技復帰と、根本的な身体機能の改善をサポートできると考えています。

痛みの連鎖を断ち切る、当院独自の「3つの専門的アプローチ」

1. 【土台の調整】骨盤・骨格矯正で、着地時の衝撃を分散させる構造を作る

まずは、すべての動作の起点となる骨盤のアライメント(バランス)と、足首(足関節)の位置関係を適切な状態へと整えていきます。第二部で解説したように、足首の柔軟性が低下したまま走ると足裏のアーチへ過剰な負担がかかり、足底へのストレスを引き起こしやすくなります。足首のしなやかな可動性を引き出し、骨盤でしっかりと体重を支えられるバランスを再構築することで、足の裏に集中していた負荷を全身へ分散。特定の部位へ無理な負担がかかりにくい環境づくりを力学的な視点からサポートします。

2. 【柔軟性の回復】筋膜リリースで、ふくらはぎから足底への滑らかな連動を取り戻す

骨格のアライメントを整えた後は、長期間の酷使によって緊張が強まった筋膜や周囲の組織にアプローチします。ふくらはぎからアキレス腱、そして足底へと連なる組織の「滑走性」に着目し、丁寧な手技で柔軟性を引き出します。これにより、朝の起き抜けやランニングの着地時など、急激に負荷がかかる場面でも局所に負担が集中しにくくなり、柔軟に力を逃がせるしなやかな状態を目指します。

3. 【痛みの記憶のリセット】神経調整・鍼灸治療で、過敏なセンサーを落ち着かせる

ここが、セルフケアや局所的なケアだけでは変化を感じにくい最大のポイントです。毎朝の激痛を長く経験したランナーのお身体は、「体重をかけたらまた負担がかかるのではないか」という不安や恐怖心から、無意識にお身体全体を緊張させて警戒している状態に陥りやすくなっています。

当院では鍼灸施術を用いて、お身体や自律神経のバランスへアプローチし、過度なこわばりや緊張状態をやわらげていきます。「もう必要以上に身体を固めなくても大丈夫だ」という感覚を身体で掴んでいただくことで、防衛反応による無意識の力みをほどいていきます。

構造(骨格)、軟部組織(筋膜)、そして身体をコントロールする神経の調和。この3つの側面から多角的にアプローチする当院の複合的な施術は、「足の裏をもみほぐすだけでは、全体のバランスが崩れていて繰り返してしまう」といったお悩みに向き合い、効率的かつ着実に健やかな身体作りを目指すための、当院がたどり着いた一つの答えです。

「マイナスをゼロにする」その先にある、あなたらしい本来の日常へ

私たちが目指しているのは、ただ「朝の第一歩目の激痛がマシになった」というマイナスの解消だけではありません。

「朝スッキリと目覚め、足の裏の不安を一切感じることなく、思い切りベッドから立ち上がれる」

そんな、ご自身の身体への信頼を取り戻し、心から日常や趣味のスポーツを謳歌できる「未来」を手に入れていただくことこそが、私たちの真の目的です。

スポーツ障害の専門知識と豊富な臨床経験を持つ私たちが、中野区にお住まいの皆様の健康な生活を、二人三脚で全力でサポートいたします。まずはご自身の身体に隠された「不調の根本原因」を知るために、プロフェッショナルな評価を受けにいらしてください。

※足底腱膜炎の一般的な病態や診療基準については、[日本足の外科学会(日本整形外科学会 認定関連学会)][日本整形外科学会]も併せてご参照ください。

当院の臨床レポート【30代女性ランナー】

■ 患者様プロフィール

  • 患者様:30代女性

  • ご職業:会社勤務(1日8時間以上のデスクワーク)

  • スポーツ歴:市民ランナー(週2〜3回、四季の森公園周辺をジョギング。何度かフルマラソンにも出場経験あり)

  • お悩み:起床時および走行時の足裏の痛み(足底腱膜炎)

■ 問診内容

  • 朝起きてベッドから床に足をつく最初の一歩が激痛(割れたガラスの破片を踏んように痛い)。数歩歩くとマシになる。
  • 専門店でインソールを作り、青竹踏みによるストレッチも毎日している。
  • 走り出すと3kmくらいで踵の内側が痛み出す。

■ 動作確認と評価

触診にて足裏(足底腱膜)の強い緊張と圧痛は確認できましたが、実際の動作確認では、股関節の前側(腸腰筋)が強く短縮し、骨盤が強い「前傾(反り腰)」状態で動きが大きく制限されていました。

土台である骨盤の可動性が低下しているため、本来クッションの役割を果たすはずのお尻の大殿筋が十分に機能しにくい状態になっていました。その結果、着地の衝撃を吸収する負担が末端の足関節に過剰に集中し、足底腱膜が無理に引き伸ばされながら身体を支えようとする「代償動作」を引き起こしていたと考えられます。

痛みが現れているのは足の裏ですが、今回のケースにおいて負担をかけていた大きな要因は「長時間のデスクワークに伴う股関節の縮みと骨盤の機能的エラー」にあったと推測されます。

※お身体の状態や痛みの要因、動作のクセには個人差があるため、お一人おひとりの状態に合わせた段階的な評価が必要です。

■ 当院でのオーダーメイド施術

足裏の炎症部を強く揉みほぐすような局所的なアプローチは避け、全身の構造的エラーをリセットする施術を先に行いました。

  1. 骨盤・股関節の調整:縮んだ股関節前面の筋膜を丁寧にリリースし、前傾した骨盤をニュートラルな位置へ戻すことで、お尻の筋肉が着地の衝撃をしっかりと受け止めるよう、土台を再構築しました。

  2. 下腿の負担の軽減:ふくらはぎのヒラメ筋からアキレス腱にかけての癒着を剥がし、足首の背屈(上へ反らす動き)を正常化。足裏への直接的な牽引ストレスを解除しました。

■ 経過と施術後の変化

週2回のペースで、足底への負担を減らすための股関節・骨盤の調整を開始。3回目あたりから「毎朝のガラスを踏むような痛みが、ただの足裏の突っ張り感に変わってきた」とご報告を頂きました。当院でお伝えした自宅での股関節ストレッチも真面目に行っていただき、約1ヶ月(計6回)の施術を経て、目標とされていた10kmのペース走を違和感なくクリア。現在も月に1回のメンテナンスで状態を管理しながら、フルマラソンに挑戦される予定です。

※お身体の変化や経過には個人差があります。

【この記事の執筆者】スポルト鍼灸整骨院 中野店 院長

大石 泰範(おおいし やすのり)

保有資格:厚生労働大臣認可/柔道整復師(国家資格)

臨床経験:26年(延べ8万人以上の施術実績)

得意な施術:「スポーツ外傷・障害」、「ストレートネック」「首・肩の痛み」、またそれらに伴う頭痛への施術を得意としています。

ご挨拶:地域の皆様の痛みに寄り添い、根本改善を目指す施術を行っています。どこに行っても良くならなかったお身体の不調、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》

【卓球部員必見】ドライブの手首痛を練習しながら根本改善を目指す

2026年07月17日

【執筆者/スポルト鍼灸整骨院 中野店院長 大石泰範(柔道整復師:厚生労働大臣認可国家資格)】

【専門家による医学的見直し日/2026年7月30日

「絶対に練習を休みたくない!」大会を控えた卓球部員のための早期復帰Q&A

Q1. 病院で腱鞘炎と言われ、湿布をして休んでいますが治りません。どうしてですか?

A1. 湿布や安静は痛みという「結果」への一時的な処置であり、痛みを引き起こす全身の根本原因が改善されていないからです。

卓球の痛みは全身の運動連鎖が崩れ、局所に負担が集中した結果です。猫背や股関節の硬さといった根本的な問題を解決しないと、練習を再開すれば再発する「痛みのスパイラル」に陥ります。

Q2. 大会が近いので休みたくありません。練習しながら治すことは可能ですか?

A2. はい、当院では可能な限り練習を続けながら、根本原因(フォームのエラーなど)を修正し、症状の改善をサポートします。

痛む場所に負担をかけている体のクセ(猫背や巻き肩、手打ち動作)を特定し修正すれば、練習を続けながらでも局所への負荷を減らすことは可能です。痛みに怯えず白球を叩き込める身体へ導きます。

Q3. チキータを練習し始めてから手首の小指側が痛いです。これはTFCC損傷ですか?

A3. チキータ特有の手首を内側に強く巻き込む動作で、TFCC(三角線維軟骨複合体)を痛めている可能性があります。

チキータは手首を過度に変形させながら強打するため、TFCCに強い負担がかかります。この組織は血流が乏しく、侮ると長期化のリスクがあります。単なる腱鞘炎と侮らず、専門的な施術が必要です。

Q4. 手首や背中が痛いのに、なぜ骨盤や股関節の調整が必要なのですか?

A4. 手首や背中の痛みは、サボっている股関節や骨盤の代償として現れている「運動連鎖のバグ」だからです。

強打のエネルギーは下半身(股関節・骨盤)で生まれます。土台が歪んで機能しないと、体幹から腕、手首へのエネルギー伝達がスムーズに行われず、末端の手首だけで打つ「手打ち」になり、過剰な負担がかかるからです。

Q5. 痛くて強打するのが怖いです。鍼治療は怖いイメージがありますが、どのような効果がありますか?

A5. 鍼灸施術は、長引く違和感によって固まった筋肉の緊張をほぐし、お身体のバランスを整えるアプローチを行います。

違和感が長引くと、お身体が過剰に緊張して思い切り動かすことに不安を感じやすくなることがあります。当院では国家資格保持者が丁寧な施術を行い、本来のスムーズな動きを取り戻すことで、安心してプレーできるコンディション作りをサポートします。

 

 

中野区立体育館や哲学堂公園近くの卓球場で汗を流す学生アスリートの皆様

「大会前の大事な時期なのに、フォアドライブを打つと手首がズキッとする」 「チキータを練習し始めてから、前腕や肩甲骨の内側が常に張っていて、強打が怖くなった」

関東大会予選などの重要な試合を控え、レギュラー争いが激化する中、「練習を休む」という選択肢はないはずです。レントゲンを撮っても異常はなく、「腱鞘炎だから湿布をして安静に」と言われても、痛み止めを飲んで練習を続け、徐々にドライブの威力が落ちていくことに焦りを感じていませんか?

国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)として、卓球特有の障害を診てきた私たちからお伝えします。卓球の強打時の痛みは、単なる「使いすぎ(オーバーユース)」だけが原因ではありません。それは、あなたの身体が悲鳴を上げているSOSであり、そのSOSを無視して「対症療法」を続けることは、パフォーマンスを低下させるだけでなく、重篤な怪我にも繋がりかねません。

フォアドライブやチキータを打つと手首や肩が激しく痛むのに、なぜ休んでも、湿布を貼っても治らないのでしょうか?

それは、痛んでいる局所(結果)へのアプローチしかしておらず、卓球特有の激しい動作を支える全身の根本的な機能不全(原因)が放置されているからです。

当院に来院された卓球部の生徒さんから、このようなリアルな声をよく耳にします。

「湿布を貼るとその時は楽になるけど、ドライブを打つとまた激痛が走る」 「痛み止めを飲んで試合に出たが、後半になると力が抜けて、バックハンドが振れなくなった」

これらの声は、従来の対症療法(湿布、痛み止め、安静)だけでは、卓球のような高速でかつ繊細な動きを要求されるスポーツ障害には、対応しきれていない現実を物語っています。なぜ局所へのアプローチだけではダメなのか、そして卓球動作が身体にどのような負荷をかけているのか、国家資格保持者の視点から詳細に解説します。

国家資格保持者が医学的見地から解説する、卓球の強打と痛みのメカニズム

卓球は、高速で飛んでくるボールに対し、瞬間的に判断し、適切なフォームで、かつ強烈な回転とスピードを与える必要があります。この動作は、一見手首や腕だけで行っているように見えますが、実際には下半身で生み出したエネルギーを体幹・肩甲骨・腕、そして最後にラケット、ボールへと伝える「運動連鎖」です。痛みは、この運動連鎖がどこかで破綻し、特定の部位に過度な負担が集中した結果として現れます。

1. 手首の尺側(小指側)の痛み:TFCC損傷リスクとチキータの影響

強烈なフォアハンドドライブ、そしてチキータレシーブにおいて、手首の小指側(尺側)に痛みを訴える選手が増えています。この部位には、「TFCC(三角線維軟骨複合体)」と呼ばれる、軟骨や靭帯が複雑に組み合わさった組織が存在し、手首の安定とクッションの役割を果たしています。

  • 解剖学的視点TFCCは、尺骨(前腕の小指側の骨)と手根骨の間に位置します。卓球のドライブ動作では、前腕を急速に内側に回す(回内)と同時に、手首を小指側に曲げる(尺屈)動作が行われます。この際、TFCCには強い剪断力と牽引力がかかります。

  • 卓球動作の影響特にチキータは、手首を極限まで内側に巻き込み、そこから一気に外側に弾くように振ります。当院の臨床経験では、この「手首を内側に巻き込む」意識が強すぎて、TFCCを「絞る」ように痛めている学生が多いように思えます。この組織は血流が乏しく、一度損傷すると改善が長期化する傾向があるため、単なる腱鞘炎と侮ることは、当院としてお勧めできません。

2. 前腕の痛み:ラケットホールドとドライブのインパクト

前腕の筋肉は、ラケットを握る、手首の角度を調整する、そしてインパクト時にボールに回転を与える役割を担います。

  • 生理学的視点強烈なドライブを打つ際、ラケットを強く握り込みます。これは、前腕の屈筋群の強力な等尺性収縮(長さを変えずに力を発揮する)を必要とします。インパクトの瞬間には、さらに大きな収縮がかかり、筋肉内の内圧が上昇します。

  • 運動学的視点完璧な運動連鎖が行われていれば、下半身と体幹のパワーが伝えられるため、前腕の筋肉は補助的な役割で済みます。しかし、練習している生徒さんの姿勢を見ると、猫背や巻き肩が多く、そもそも肩甲骨や体幹が使えていない「手打ち」の選手が目立ちます。手打ちの状態では、インパクトの衝撃を全て前腕の筋肉だけで受け止めることになり、筋肉の微細な損傷や腱鞘炎を誘発します。患者様からは、「インパクト時に腕が痺れるような感覚がある」という声も聞かれますが、これは筋肉の過緊張が神経を圧迫しているサインです。

「練習を休みたくない」という皆様の想いは、当院も痛いほど理解しています。しかし、局所への湿布や安静だけでこの複雑な医学的メカニズムを無視し続ければ、パフォーマンスの低下や、怪我の慢性化を招くリスクが高まります。

 

 

卓球の強打で手首や背中を痛める「真の犯人」は、全身の運動連鎖のどこに潜んでいるのでしょうか?

それは、痛む局所ではなく、姿勢不良(猫背・巻き肩)や股関節の硬さが引き起こす、全身の「運動連鎖のエラー」です。

当院に来院された中野近隣の卓球部員の方々から、このようなリアルな声をよく耳にします。

「病院で痛み止めをもらったけど、薬が切れるとまた痛む」 「手首のマッサージをしてもらったその日はいいけど、翌日の練習でまた痛くなる」

これらの切実な声は、局所的な対症療法(湿布、薬、部分マッサージ、安静)が、卓球動作という複雑な運動連鎖において発生する構造的な問題を解決できていないことを証明しています。なぜ局所へのアプローチが再発を止められないのか、その論理的な理由を、医学的見地とバイオメカニクスの視点から解説します。

医学的見地:対症療法が卓球動作の「痛みのスパイラル」を止められない論理的理由

第一部で解説したように、卓球で強打する動作は、下半身で生み出したエネルギーを体幹、肩甲骨、前腕、そして手首、ラケットへと伝える「運動連鎖」です。痛みは、この運動連鎖がどこかで崩れ、特定の部位(手首や前腕、肩甲骨内側)が、そのエネルギーを吸収しきれなくなった結果として現れます。

湿布や痛み止め、局所的なマッサージ、安静といったアプローチは、傷ついた組織の炎症を鎮めたり、一時的に筋肉をほぐしたりすることには対症療法として有効です。しかし、これらは「痛み(結果)」に対する応急処置であり、卓球動作において特定の部位に過剰な負担を強いている「全身の構造的な問題(原因)」を改善するものではありません。

もし、骨格の歪みや股関節の硬さが残ったまま練習を再開すれば、崩れた運動連鎖はそのままです。再びドライブやチキータを打てば、局所には以前と同じように、あるいは安静期間による筋力低下で、以前よりも過酷な負担がかかります。

これが、対症療法を続けても練習再開後に再発を繰り返す、生理学的・運動学的な論理的理由です。痛みの原因を放置したままの練習再開は、さらなる重篤な損傷へと繋がる危険性があります。

バイオメカニクスに基づく根本原因の解明:痛む部位(結果)と、真の主犯である全身のアライメント(原因)の切り分け

では、卓球の強打時において、手首や前腕、肩甲骨内側にトドメを刺している全身の「不調の発生源」はどこにあるのでしょうか。当院が学生アスリートの施術で重要視している、バイオメカニクス的要因を解説します。

1. 痛む「手首・前腕(結果)」の真の主犯:胸椎・肩甲骨の「巻き肩・猫背」アライメント

前項でも触れましたが、中野駅北口周辺の学校に通う生徒の姿勢を見ると、スマホや長時間のデスクワークの影響もあり、胸椎が丸まり(猫背)、肩甲骨が外側に開いて固まった「巻き肩・猫背」が非常に多いです。このアライメント(姿勢)は、卓球のドライブ動作において、手首や前腕に大きな負荷を掛けます。

  • 生理学的視点フォアドライブのテイクバックでは、肩甲骨を内側に引き寄せ、胸を張る動作が必要です。しかし、巻き肩・猫背の状態では、これらの動作が物理的に制限されます。その結果、必要なエネルギーを生み出すために、脳は「手首をより内側に巻き込め」、あるいは「前腕をより強く振れ」と指令を出します(代償動作)。

  • 結論痛んでいるのは手首(結果)ですが、それを引き起こしているのは、胸椎・肩甲骨が動かないために生じた、手首への負担過多(根本原因)なのです。手首だけを固定しても、胸椎・肩甲骨の可動域が回復しなければ、負担は消えません。

2. 痛む「肩甲骨内側(結果)」の真の主犯:股関節の「硬さ」と「骨盤の歪み」

卓球の強打に必要な強大なエネルギーは、下半身(地面の蹴り出しと股関節の回旋)で生み出されます。股関節の機能低下は、肩甲骨周囲の筋肉に大きな負担を強います。

  • 生理学的視点フォアドライブのインパクトからフォロースルーにかけて、肩甲骨は外側に開き、上方に回旋します。この動作において、肩甲骨を体幹に繋ぎ止める筋肉(菱形筋など)には、大きな負荷がかかります。

  • 根本原因の連鎖骨盤の歪みや股関節の硬さによって、下半身からのエネルギーが生み出せなかったり、体幹への伝達がスムーズに行われなかったりすると、どうなるでしょうか。身体は足りないエネルギーを補うために、上半身だけでラケットを振ろうとします。

  • 注意すべき実情特に強豪校の生徒さんは、練習量が多く、特定の股関節の筋肉(腸腰筋など)が過緊張し、骨盤が前傾または後傾しているケースが目立ちます。骨盤が安定しない状態で強打を打てば、エネルギーが上半身で処理されず、肩甲骨の内側の筋肉が、常に最大まで引っ張られた状態で力を発揮し続けなければなりません。痛んでいるのは背中(結果)ですが、その主犯は、下半身のエネルギーをサボらせている「股関節の硬さと骨盤の歪み(根本原因)」なのです。

手首や背中の痛みは、全身の機能低下を知らせる「アラーム」

当院に来院される学生競技者の皆様から、「固定すれば痛みは減るが、スナップが効かず球速が落ちる」「外して全力で振ると即座に激痛が戻る」という声を頻繁に耳にします。これは、手首という小さな関節に、全身のエネルギーを無理やり処理させようとしている状態が、安静期間を経ても全く変わっていないことを示しています。

このように、卓球の強打時の痛みは、痛む局所単体の問題ではなく、全身の運動連鎖のエラーが、医学的・運動学的に弱い部位に襲いかかった結果です。

 

 

どうすれば、大会前に練習を休まず、痛みを再発させずに強烈なドライブを打てる身体を作れるのでしょうか?

それは、痛みの引き金となる骨格の歪み、筋膜の癒着、神経の過敏状態を同時に統合的にリセットすることです。

当院では、一時的な痛みの緩和に留まらず、その先にある「パフォーマンスアップ」を目指した施術を行っています。

早期復帰と根本改善、そしてパフォーマンスアップのために不可欠な、3つのアプローチを掛け合わせた当院独自の根本治療プログラムがこちらです。

早期復帰・根本改善を叶える「3つの統合アプローチ」

1. 骨盤・骨格矯正(土台の調整):エネルギー伝達効率を最大化するアライメント修正

第一部、第二部で解説したように、猫背や巻き肩、そして股関節の硬さは、卓球の運動連鎖を乱す原因となり、手首や背中に過度な負担をかけるきっかけになります。
当院の骨盤・骨格調整では、バイオメカニクス(生体力学)の考え方を取り入れ、お身体全体のバランス(骨盤や筋肉の相互関係)に着目してアプローチを行います。
土台となる骨盤をはじめ、運動連鎖のポイントである股関節や肩甲骨の動きをスムーズに整えることで、下半身で生み出した力を手首などの末端まで無駄なく伝えられるような、しなやかな体作りをサポートいたします。

2. 筋膜リリース(柔軟性の回復):筋肉の癒着を剥がし、滑らかな動きを取り戻す

前腕や肩甲骨の内側は、姿勢の乱れや繰り返しの動作によって負担がかかり、筋肉やその周囲の組織がこわばりやすい部位です。これがスムーズな身体の動きを妨げる原因となることがあります。
当院では丁寧な手技でアプローチし、硬くなった部位の緊張をしっかり和らげて滑らかな動きへ導きます。筋肉の柔軟性を整えることで、スイングやフォロースルー時の気になる突っ張り感や違和感を和らげ、しなやかな身体の動きを目指します。

3. 神経調整・鍼灸治療(痛みの記憶のリセット):過敏になった神経回路を鎮め、恐怖心を払拭する

長期間、痛みを我慢してプレーを続けていると、脳の神経回路が「痛みの記憶」を学習し、組織の炎症が治まった後も、動くことへの恐怖心や慢性的な痛みを引き起こすことがあります。当院では、国家資格保持者がスポーツ鍼灸や丁寧な手技を用いて、緊張したお身体や自律神経のバランスへアプローチ。過度なこわばりを和らげ、安心して身体を動かせる状態を目指すことで、スムーズなプレーへの復帰をサポートします。

骨格のバランス整復、筋膜へのアプローチ、そして運動パターンの再教育(キネティックチェーン等に基づいた動きの確認)。当院ではこれら多角的な視点を組み合わせることで、一つひとつのアプローチが相互に作用すると考えています。

筋肉や関節のケアだけでなく「本来のスムーズな動き」を取り戻す総合的なケアを行うことで、卓球特有の繊細で俊敏な動作にも対応できる、コンディションの良い身体作りをお手伝いします。

痛みに怯えず、フィールドで笑顔で白球を叩き込める未来へ

関東大会予選などの重要な大会を前に、痛みに怯えながらテーピングを巻き、湿布をしてごまかす日々に終止符を打ち、思い切り、笑顔で強打を打ち込む。チームへの貢献、そして勝利の喜びを仲間と分かち合う、その強い感情的ベネフィットを、私たちは皆様に手に入れていただきたいと願っています。

卓球の強打時の痛みにお悩みの方。 整形外科や一般的な整骨院で「安静に」と言われ、改善の兆しが見えずにもどかしい思いを抱えているなら、まずは当院へご相談ください。

「ここでなら、この痛みの連鎖を断ち切り、再び全力でプレーできるかもしれない」 と感じていただけたなら、WEB予約またはお電話にて、現在の身体の状態を詳しくお聞かせください。

皆様の早期復帰とパフォーマンスアップを、心よりお祈りしております。

※TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)の一般的な病態や診療基準については、[日本整形外科スポーツ医学会][一般社団法人 日本手外科学会]も併せてご参照ください。

当院の臨床レポート【10代男性・卓球部

■ 患者様プロフィール

  • 患者様:17歳男性(高校卓球部)

  • 主訴:右手首小指側の痛み(TFCC部)

  • 発症経緯:バックハンドで強いインパクトを受けた際に手首に鋭い痛みが走る。近隣の整形外科で「TFCC損傷」と診断され、約1ヶ月間の局所安静とサポーター固定を実施。

■ 問診内容

患者様の発言:「手首にサポーターをしてかばいながら打つと、球威が落ちる。痛みに対して恐怖感もあり、思い切ってラケットが振れない。」

実際のラケットの保持およびスイング動作を評価したところ、手首局所の問題にとどまらず、打球時の「全身の運動連鎖(キネマティックチェーン)」に構造的なエラーが生じていると推測されました。

  1. ・胸郭・肩甲骨の可動域低下: 日常的な猫背姿勢などの影響からか、右肩甲骨の内転および下方回旋の動きが制限されている状態でした。

  2. ・体幹の回旋不足と代償動作: インパクトの瞬間に体幹(骨盤・胸郭)の回旋が十分に引き出せず、その動きの乏しさをカバーする代償動作として、手首に過度な背屈・尺屈を強いるフォームになっていると考えられます。

■ 動作確認と評価

痛みが現れているのは手首(TFCC部)ですが、今回のケースにおいて負担を増強させていた大きな要因は「体幹および肩甲帯の可動性低下を、末端の手首で過剰に代償(カバー)し続けていたこと」にあると推測されます。

手首の局所的な安静だけでは、この全身の運動連鎖(キネティックチェーン)のエラーは解消されにくいため、ラケットを振り抜くたびにTFCC部へ負荷が集中し、痛みを繰り返しやすい状態になっていると考えられます。

※スポーツの競技特性やお身体の使い方のクセには個人差があるため、お一人おひとりの状態に合わせた段階的な評価が必要です。

■ 施術方針とアプローチ

手首周辺は炎症を起こしているため、直接的な刺激は避け、手首への負担を生み出している全身の構造的エラーの調整を先行して実施。

  • 胸郭・肩甲骨周囲のアプローチ:胸椎の伸展性を出し、肩甲骨のスムーズな滑走性を引き出す。

  • 骨盤・股関節の連動性調整:下半身からの力を体幹へ正しく伝えるため、アライメントの修正と股関節周囲の筋群のリリース。

  • 前腕・手関節のアプローチ:前腕(橈尺関節)のアライメントを整え、手首にかかる回旋ストレスを軽減。

■ 経過と変化の推移

  • 施術1回目:全身のアライメント調整後、本人が「手首だけで振っている感覚が薄れ、背中から振れる感じがする」と変化を体感。

  • 施術3回目:バックハンド打球時の「ズキンという痛み」は減少し、「奥の方に突っ張り感が残る程度」へと変化。

  • 施術5回目:手首の痛みを意識することなくフォア・バックの切り替え動作がスムーズに出来るようになってきた。打球時の恐怖感も薄まりはじめ、思い切ったスイングが出来るようになってきた。

■ 考察とまとめ

本症例は、手首の組織に痛みが生じていたものの、そこに過剰なストレスをかけていた構造的な要因は「姿勢の崩れ(猫背・円背)」と、それに伴う「体幹および肩甲帯の機能低下」にあると推測されました。

局所の安静や固定だけでは痛みの軽減が難しいスポーツ障害において、患部だけでなく「なぜ末端の手関節に負担が集中してしまうのか」という全身の運動連鎖(キネティックチェーン)やバイオメカニクスに着目し、身体全体のバランスを整えていくことの重要性をお伝えする一例です。

※お身体のクセや痛みの誘因には個人差があるため、すべての方に同じアプローチをするわけではなく、事前の詳細な全身評価が必要となります。

【この記事の執筆者】スポルト鍼灸整骨院 中野店 院長

大石 泰範(おおいし やすのり)

保有資格:厚生労働大臣認可/柔道整復師(国家資格)

臨床経験:26年(延べ8万人以上の施術実績)

得意な施術:「スポーツ外傷・障害」、「ストレートネック」「首・肩の痛み」、またそれらに伴う頭痛への施術を得意としています。

ご挨拶:地域の皆様の痛みに寄り添い、根本改善を目指す施術を行っています。どこに行っても良くならなかったお身体の不調、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》

中野の少年サッカー選手へ。踵が痛いシーバー病の改善と早期復帰

2026年07月9日

【執筆者/スポルト鍼灸整骨院 中野店院長 大石泰範(柔道整復師:厚生労働大臣認可国家資格)】

【専門家による医学的見直し日/2026年7月29日

湿布やマッサージでは治らない少年サッカーのかかと痛。シーバー病の痛みの連鎖を断ち切るQ&A

Q1. 「しばらく安静に」と言われ休みましたが、練習を再開したらまた踵が痛み出しました。なぜですか?

A1. 安静は炎症を一時的に鎮めるだけで、痛みの根本原因である「身体の不調和」を解決しないからです。

休んでいる間に踵への負担を強いていた「骨格の歪み」や「ふくらはぎの硬さ」は放置されたままです。以前と同じ身体の使い方でサッカーを再開すれば、踵は再び過剰な衝撃にさらされ、組織の修復が追いつかず痛みを繰り返してしまいます。

Q2. レントゲンで「骨に異常はない」と言われたのに、走るとかかとを痛がります。本当にシーバー病なのでしょうか?

A2. はい、シーバー病は骨そのものの骨折ではなく、まだ柔らかい成長軟骨が引っ張られたりぶつかったりして起きる炎症だからです。

アキレス腱や足裏の腱が、デリケートな踵の軟骨組織を猛烈な力で引っ張ることで痛みが起きます。レントゲンに写りにくい、骨が固まる前の成長期特有の不調であり、「骨に異常がない」=「痛くない・大丈夫」ではありません。

Q3. ふくらはぎが硬いと言われ、毎日マッサージやストレッチをしていますが、なかなか痛みが引きません。

A3. ふくらはぎの硬さは「結果」であり、硬くさせている「骨格の歪み」やサボっている他の関節があるからです。

シーバー病の真の犯人は、踵から遠い「股関節の機能低下」や「足首の可動域制限」にあることが多いです。股関節が衝撃吸収をサボったり、足首が脛側に曲がりにくかったりすることで、ふくらはぎの筋肉が過剰に働かざるを得ず、踵を強く牽引し続けています。

Q4. 当院が行う統合的なアプローチ(骨格・筋膜・鍼灸)には、どのような特徴があるのですか?

A4. 「骨格のバランス調整」「筋膜へのアプローチ」「鍼灸や手技によるケア」を組み合わせ、全身の「運動連鎖」を整えていく点です。

バイオメカニクス(生体力学)の視点に基づき、身体の土台となる骨格バランスを整え、スムーズな動きをサポートします。さらに、固まった筋膜や筋肉へアプローチして本来の柔軟性を引き出し、長引く違和感によって過剰に緊張したお身体を解放。局所的なケアだけでは届きにくい背景へ着目し、健やかな身体作りを多角的にサポートします。

Q5. レギュラー争いや大事な試合があり、一刻も早くピッチに戻りたいです。こちらの院では、どのような未来を目指せますか?

A5. ただ痛みが消えるだけでなく、以前よりも力強く、しなやかに中野のピッチを駆け巡れる身体作りを目指します。

痛みへの恐怖を払拭し、思い切りシュートやダッシュができる爽快感、レギュラーを奪還し、大事な試合で活躍するお子様の姿。仲間と共に笑顔でプレーする日々を取り戻せるよう、国家資格者が確かな医学的エビデンスに基づき全力でサポートします。

 

 

「中野JFCサッカークラブ」「鷺宮サッカークラブ」「F.C.東京 中野サッカースクール」などに所属し、中野のピッチで日々汗を流すサッカー少年たち。そして、彼らを支える保護者の皆様。

ダッシュで相手を抜き去る瞬間、ボールを踏み込んでシュートを放つ瞬間。踵(かかと)に走る鋭い痛みに、顔をしかめてはいませんか?「休めば治る」と言われ、練習を休んでみるものの、復帰すればまた痛みがぶり返す。大事な試合に出られない焦り。その痛みと不安、当院は痛いほどよく理解しています。

「成長痛だから仕方がない」「安静にするしかない」と言われ、湿布やインソールで誤魔化し続けてきた方へ。

長年ユースサッカー選手の施術に携わってきた国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)として、お伝えします。シーバー病の痛みは、ただ休むだけでは根本的な解決には至りません。最短期間で、かつ再発の恐怖に怯えることなくピッチに戻るためには、痛みという「結果」ではなく、その痛みを引き起こしている「身体の不調和」にアプローチする必要があります。

なぜ、病院で「異常なし」と言われ、安静にしていても踵の痛みが繰り返されるのですか?

それは、痛みのある踵は被害者に過ぎず、その踵に過剰な負担を強いている「下半身の骨格の歪み」と「筋肉の柔軟性低下」という加害者が放置されているからです。

「レントゲンでは骨に異常はありません。成長期特有のシーバー病(踵骨骨端症)ですので、しばらくサッカーを休んで安静にしてください」。このように言われた経験はありませんか?

しかし、安静期間を経て痛みが引いたとしても、以前と同じ身体の使い方でサッカーを再開すれば、踵は再び過剰な衝撃にさらされます。なぜなら、シーバー病を発生させる根本的な要因である、下半身の骨格のアライメント異常や、アキレス腱・ふくらはぎの筋肉の柔軟性低下が、何ら改善されていないからです。

安静は一時的な避難であって、根本改善のためのロードマップではありません。

国家資格者が医学的知見に基づき解説する、シーバー病(踵骨骨端症)真のメカニズム

では、なぜサッカーの動作で、踵の骨に炎症が起きるのでしょうか。解剖学、生理学、運動学の視点から、その仕組みを深く掘り下げていきます。

シーバー病、医学的には「踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)」と呼ばれるこの不調は、主に10歳前後の成長期のお子様に多く見られます。この時期の子供の骨は、大人と違って、骨の端の部分がまだ柔らかい「軟骨(骨端軟骨)」でできています。この軟骨部分が徐々に硬い骨に変わっていくことで、身長が伸びていくのです。踵の骨も同様で、アキレス腱や足底腱膜が付着する部分が、成長過程で非常にデリケートな状態になっています。

サッカー特有の動作がもたらす「過度な牽引力」

サッカーは、踵にとって非常に過酷なスポーツです。ダッシュ、ストップ、ターン、ボールを踏み込む動作。これらの動作を行う際、アキレス腱と足底腱膜には、想像を絶する強大な力が掛かります。

アキレス腱は、ふくらはぎの強力な筋肉(下腿三頭筋)と踵の骨をつないでいます。サッカーでのダッシュやジャンプの際、この筋肉が爆発的に収縮し、アキレス腱を介して、まだ柔らかい踵の骨端軟骨を猛烈な力で引っ張ります。

一方、足底腱膜は、踵の骨から足の指の付け根まで広がり、土踏まず(アーチ)を形成しています。ボールを踏み込む際、足の裏には体重の数倍の衝撃がかかります。この衝撃を吸収するために、土踏まずが潰れるように動き、足底腱膜が引き伸ばされます。この時、足底腱膜の付着部である踵の骨にも、強い牽引力がかかります。

「衝撃」と「牽引」の挟み撃ち

柔らかい踵の骨端軟骨は、アキレス腱からの引っ張る力と、地面からの衝撃、そして足底腱膜からの引っ張る力という、三方向からのストレスに常にさらされています。この「衝撃」と「牽引」の複合的な力により、成長途中のデリケートな軟骨組織に微細な損傷や炎症が起き、強い痛みを発生させるのです。これがシーバー病の病態です。

なぜ、「インソール」や「湿布」だけでは不十分なのですか?対症療法の限界と、現場で見る「効果が出にくいケース」

踵の痛みを抱えるお子様に対して、湿布で炎症を鎮め、インソールで踵への衝撃を緩和するというアプローチが一般的です。もちろん、これらは一時的な症状緩和には有効です。

しかし、これらはあくまで「痛みという結果」に対するケア(対症療法)に過ぎません。

当院に来院される中野のサッカー少年の保護者様からも、「インソールを入れた直後は良かったが、練習がハードになるとまた痛くなる」「湿布を貼っていても、根本的に良くなっている気がしない」というリアルな声を、頻繁にお聞きします。

現場の経験則:インソールやマッサージでは届かない「根本原因」

長年の施術経験から、シーバー病の痛みがなかなか改善しない、あるいは再発しやすいお子様には、共通する特徴があります。それは、ただふくらはぎの筋肉が硬い、踵が衝撃を受けている、という単純な問題ではないということです。

  • 骨格アライメントの崩れ「ニーイン・トゥーアウト(膝が内に入り、つま先が外を向く)」や「扁平足」といった、下半身の骨格の歪み。これにより、ふくらはぎの筋肉が効率よく働かず、アキレス腱への負担が増大します。扁平足は足底腱膜の過度な緊張を招きます。

  • 身体の使い方の不全踵を地面に強く打ち付けるような走り方。骨盤の傾きや体幹の弱さが原因で、下半身全体のクッション機能が低下しています。

  • 筋膜の癒着ふくらはぎや足の裏の筋肉だけでなく、太ももや腰、背中の筋膜が癒着を起こし、身体全体の連動性が失われている。

インソールは足裏のクッションにはなりますが、ニーインや体幹の弱さ、筋膜の癒着を直接的に修正するものではありません。湿布は炎症を鎮めますが、骨格が歪んだままであれば、炎症はまた必ず起きます。ふくらはぎのマッサージも、硬くなった原因(骨格の歪みなど)が放置されていれば、すぐに硬さは戻ります。

これが、対症療法の限界であり、当院で見る「効果が出にくいケース」です。踵の痛みを根本から改善し、最短でピッチに復帰するためには、インソールや湿布で誤魔化すのではなく、医学的、運動学的な知見に基づき、下半身全体の骨格アライメントを整え、身体の使い方そのものを変革する必要があります。

踵の痛みは、身体が発しているSOSシグナルです。それは、「練習を休め」というだけでなく、「身体の使い方が間違っている」「骨格が歪んでいる」というメッセージでもあります。このメッセージを正しく受け取り、痛み局所への対症療法を卒業し、身体の不調和を根本から整える。それこそが、あなたが再び中野のピッチで、以前のように駆け巡るための道筋です。

 

 

中野のピッチで走るサッカー少年の、踵の痛みを引き起こす「真の犯人」は全身のどこにいるのですか?

それは、硬化した「ふくらはぎ」だけでなく、衝撃吸収をサボっている「股関節」と「足首の可動域制限」にあります。

シーバー病の痛みの局所である踵骨骨端部は、いわば巨大なストレスの「吹き溜まり」です。第一部で解説したアキレス腱や足底腱膜の牽引力が、成長途中のデリケートな軟骨組織を襲います。このメカニズムを、医学的、バイオメカニクス的な視点から、さらに具体的に紐解いていきましょう。なぜ、湿布・安静・マッサージでは、このメカニズムを止めることができないのでしょうか。

医学的見地:対症療法がシーバー病の再発を止められない、論理的証明

整形外科で処方される湿布や、一般的な整骨院で行われる踵周囲のマッサージは、現れている炎症や痛みを一時的に鎮める効果はあります。しかし、これらはアキレス腱を牽引する筋肉の過緊張や、地面からの衝撃を増幅させている骨格の歪みには、1ミリもアプローチできません。

安静にすることは、組織を修復させるために一時的には必要です。しかし、安静期間が長引くと、筋肉は使われないことで豆腐から干し豆腐のようにさらに柔軟性を失い、筋力も低下します。この状態でサッカーに復帰すれば、以前よりもさらに硬く、脆弱になった身体に、以前と同じ巨大な衝撃がかかります。

国家資格保持者としての臨床経験から申し上げれば、これこそが対症療法の限界を示す、身体からの無言の SOS です。画像診断に写らない、身体の機能不全こそが真の発生源です。

バイオメカニクス:痛む踵(結果)と、犯人である上下関節(原因)の明確な切り分け

踵にトドメを刺す、2つの致命的なバイオメカニクス的エラーを、痛む部位(結果)と根本原因に切り分けて解説します。

「被害者」である踵骨骨端部で起きていること

踵の骨は、地面に接地する唯一の部位であり、サッカー動作においては、ダッシュ、踏み込み、ターンといった強烈な衝撃と牽引力の挟み撃ちに遭います。成長軟骨はデリケートであり、このストレスを逃がすことができないと、微細な損傷を繰り返し、痛みを発症します。踵は最終的な「結果」が現れている場所なのです。

「加害者」である上下関節のエラー

踵が悲鳴を上げる前にエネルギーを処理すべき、上下の関節がサボっていることが、真の「原因」です。

1. 原因1:サボる股関節。衝撃吸収不全

サッカーにおける接地衝撃は、本来股関節の強力な筋肉群(大殿筋など)が主体となって吸収すべきです。もし、デスクワークなどの日常生活で股関節が硬くなり、サボり癖がついていると、着地衝撃を処理しきれません。行き場を失った衝撃は、ダイレクトに膝を通り越して踵へと伝わり、骨端軟骨を襲います。

2. 原因2:足首(足関節)の背屈制限。ふくらはぎの過緊張と牽引

ダッシュの繰り返し時、足首は脛の方に曲がる動作を「背屈(はいくつ)」と呼びます。ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が硬く、足首の背屈可動域が制限されていると、着地衝撃をクッションのように和らげることができません。行き場を失った衝撃は、ダイレクトに膝へと伝わり、アライメントが崩れた状態で腸脛靭帯への負担をさらに増大させます。

あなたが意識しているフォームは、崩れた土台の上の砂上の楼閣

「膝を内に入れないように」「背筋を伸ばして」と、頭で意識してフォームを修正しようとすること自体は決して悪くありません。しかし、股関節が機能せず、足首の可動域が失われている「崩れた土台」の上で、理想的なフォームを実現することは、医学的に見て不可能です。

私たちは、バイオメカニクスの観点から精緻に分析し、どの関節がサボり、どの筋肉がサボった結果として踵が犠牲になっているのかを特定します。崩れた構造を元に戻し、サボっている関節・筋肉を目覚めさせ、健康な身体作りを目指す。それこそが、以前よりも力強く、しなやかに駆け巡るための道筋です。

 

 

どうすれば、踵の痛みに怯えず、中野のピッチで以前のように力強くボールを蹴り、ダッシュできるようになるのでしょうか?

踵への負担を分散させる「全身の構造調整」と、過敏になった「神経系の緩和」を同時に行う必要があります。

踵の痛み(シーバー病)は、身体が発しているSOSシグナルです。それは、「練習を休め」というだけでなく、「身体の使い方が間違っている」「骨格が歪んでいる」「神経が過敏になっている」というメッセージでもあります。踵局所へのアプローチ(湿布・マッサージ)は、このメッセージを一時的に遮断するに過ぎず、根本原因は放置されたままです。

当院では、インソールや湿布で誤魔化すのではなく、医学的、運動学的な知見に基づき、以下の3つの専門的アプローチを統合することで、踵に負担をかけない身体へと作り変え、健康な身体作りをサポートします。

当院独自の解決策:3つのアプローチによる全身運動連鎖の再構築

崩れた運動連鎖を構造から再構築し、痛みへの恐怖を軽減し、目標に向かって不安なくトレーニングに打ち込める身体作りを目指す。それこそが、私たちの目指す本当のゴールです。

1. 骨盤・骨格のアプローチ(土台の調整):股関節・足首が働く環境を作る

地面からの衝撃を受け止め、ダッシュの推進力を生み出すのは、本来股関節と足首の役割です。土台である骨盤や骨格のバランスが崩れていると、スムーズな動きが妨げられ、踵にストレスが集中しやすくなります。当院では、国家資格者が生体力学(バイオメカニクス)の考え方に基づき、骨盤・骨格のアライメント(整列)を丁寧に整えていきます。土台を整えることで、股関節や足首が本来持っている動き(衝撃吸収・推進力)を発揮しやすい環境を作り、踵への負担軽減を目指します。

2. 筋膜へのアプローチ(柔軟性の回復):全身の連動性を引き出し、負担を分散させる

ふくらはぎや足の裏の筋肉だけでなく、太ももや腰、背中の「筋膜」の滑走性が低下すると、身体全体の連動性が失われがちになります。当院では、筋膜の滑らかさを取り戻す手技を行うことで、関節の可動域を広げていきます。全身がしなやかに連動する身体を取り戻すことで、特定の部位(踵)に過度な負荷が集中するのを防ぎます。

3. 鍼灸施術・全身調整(コンディションの最適化):長引く違和感と過度な緊張をやわらげる

違和感が長引くと、お身体や神経系が過剰に緊張し、組織の状態にかかわらず「動かすのが怖い」と感じたり、少しの負荷で過剰な防衛反応が起きたりする悪循環に陥ることがあります。当院では、国家資格者による鍼灸施術や丁寧な全身調整で、過剰になった緊張をやわらげ、お身体が抱える負の連鎖へアプローチします。過度な緊張を解きほぐすことで、自然でスムーズな動きの回復を力強くサポートします。

これら3つのアプローチを組み合わせることで、ただ「痛みが消える」というマイナスの解消にとどまらず、身体のポテンシャルを最大限に引き出し、パフォーマンス向上というプラスの未来を手に入れていただくこと。それこそが、私たちの目指す本当のゴールです。

再び中野のピッチで、以前よりも力強く、しなやかに駆け巡る日々。踵を気にせず思い切りシュートを打てる爽快感。レギュラーを奪還し、大事な試合で活躍するお子様の姿。仲間と共に白球を追い、笑顔でプレーする日々。

中野駅北口周辺でシーバー病の踵の痛みでお悩みの皆様へ。テーピングや痛み止めでごごまかす日々に終止符を打ち、私たちと一緒に「怪我に強い、しなやかで力強い身体」を作りませんか? 国家資格者の確かな知識と技術で全力サポートいたします。

まずは当院のWEB予約、またはお電話にて、現在の膝の状態を詳しくお聞かせください。

※シーバー病(踵骨骨端症)の一般的な病態や診療基準については、[日本整形外科学会]も併せてご参照ください。

臨床レポート【10代男子・少年サッカークラブ所属】

■ 来院時の状態と主訴

  • 患者:11歳男子(小学生サッカークラブ所属)

  • 主訴:左踵後方と底部の痛み

  • 状態:ダッシュやジャンプ着地時に踵に痛みがある。整形外科にて「シーバー病(踵骨骨端症)」と診断され、約2ヶ月間の安静を実施。歩行時の痛みが落ち着いたため練習へ復帰したが、全力ダッシュをすると「針で刺されたような痛み」が走る状態。

■ 初診時の問診と動作観察

スパイク着用時の走歩行アライメント、および静的・動的評価を実施。主訴である左踵の局所的な問題にとどまらず、全身の運動連鎖(キネティックチェーン)において特有の動作エラーが確認されました。

  1. 足関節の背屈可動域制限(足首の硬さ)アキレス腱およびふくらはぎ(下腿三頭筋)の強い緊張により、足首を上へ曲げる(背屈)可動域が狭くなっています。これにより、着地時に足関節本来の衝撃吸収機能が十分に発揮されにくい状態でした。

  2. 股関節の屈曲・内旋制限 衝撃吸収の要となる股関節の可動性が低下しており、ダッシュの蹴り出しや着地時の負荷を、踵周辺で過剰に受け止めてしまう代償運動が生じていました。

  3. バイオメカニクス的考察 痛みが現れているのは、成長期特有の脆弱な踵骨骨端部(かかとの軟骨)ですが、今回負担をかけていた大きな要因は「股関節と足関節がクッションとして十分に機能せず、そのしわ寄せが末端の踵に集中的にかかり続けていたこと」にあると推測されます。局所の安静やインソール等のアプローチのみでは、全身の動作パターンそのものの変化には至りにくいため、スポーツ復帰時の着地衝撃に耐えきれず、痛みを繰り返しやすい状態になっていたと考えられます。

※動作のクセや痛みの誘発要因、および必要なアプローチには個人差があるため、詳細な全身評価に基づいた段階的な介入が必要です。

■ 施術方針とアプローチ

成長期の骨・軟膏組織への過度な負荷を避け、踵にかかる物理的ストレスを全身に分散させるオーダーメイド施術を実施。

  • 股関節・骨盤周囲のアプローチ:骨盤のアライメントを整え、股関節がスムーズに屈曲・旋回して衝撃を吸収できる環境を形成。

  • 足関節および下腿・足底筋膜のリリース:ふくらはぎから足裏にかけての筋膜の滑走性を向上させ(筋膜リリース)、足首本来の背屈可動域を確保。

  • 動作パターンの再教育: 地面からの衝撃を全身で分散する動的フォームへのアライメント調整。

■ 経過と変化の推移

今回のケースでは、かかと(アキレス腱)への牽引ストレスを段階的に和らげることで、3回目の施術以降に「つま先立ちで痛みをかばう動作(代償動作)」が減少し、踵をしっかり接地してスムーズに走れる状態へと変化が見られました。

患部の状態を確認しながら徐々に負荷を上げ、5回目の施術段階でチーム練習へ復帰。全力ダッシュや急なカットイン動作といった負担のかかる動きを繰り返しても、踵の痛みを意識せずプレーできる場面が増えていきました。

■ 考察とまとめ

本症例は、踵の成長軟骨という末端部に痛みが現れていたものの、そこに過度な負荷をかけていた構造的な要因として「股関節の機能低下」と「足関節の可動域(背屈)制限」が見受けられました。

局所の安静や固定だけでは競技復帰後に再発リスクを伴いやすい成長期のスポーツ障害において、痛む患部だけでなく「なぜそこへ牽引力や着地の衝撃が集中してしまうのか」という全身の運動連鎖(キネティックチェーン)に着目し、身体全体のバランスを整えていくアプローチの重要性を示す一例です。

※成長期のお身体の状態や痛みの誘因には個人差があるため、お子様お一人おひとりに合わせた事前の詳細な全身評価が必要となります。

【この記事の執筆者】スポルト鍼灸整骨院 中野店院長

大石 泰範(おおいし やすのり)

保有資格:厚生労働大臣認可/柔道整復師(国家資格)

臨床経験:26年(延べ8万人以上の施術実績)

得意な施術:「スポーツ外傷・障害」、「ストレートネック」「首・肩の痛み」、またそれらに伴う頭痛への施術を得意としています。

ご挨拶:地域の皆様の痛みに寄り添い、根本改善を目指す施術を行っています。どこに行っても良くならなかったお身体の不調、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》

ボルダリングの指の痛み、カチ持ちパキリを中野・新井で根本改善

2026年06月17日

【執筆者/スポルト鍼灸整骨院 中野店院長 大石泰範(柔道整復師:厚生労働大臣認可国家資格)】

【専門家による医学的見直し日/2026年7月30日

テーピングぐるぐる巻きの限界を感じている方へ。クライマーの『指の痛み』改善Q&A

Q1. カチ持ちをした時に指からパキッと音がして痛いのですが、これは何が起きているのでしょうか?

A1. 指の腱を押さえている「滑車(プーリー)」というトンネル状の組織が、限界を超えた力で傷ついた状態です。

カチ持ちのような特殊な指の曲げ方をすると、腱が滑車を無理やり押し上げようとする強い力が働きます。その張力に耐えきれずに組織が裂けたり切れたりした時の音が、あの「パキッ」という破裂音の正体です。

Q2. 病院で「しばらく登るのを休んで」と言われ痛みが引いたのに、壁に戻るとまた痛むのはなぜですか?

A2. 痛みが消えても、指に負担をかける「身体の使い方のエラー(代償動作)」が直っていないからです。

日頃の疲労等で肩甲骨や背中が硬いと、腕や指先の力だけで体を無理に引き上げようとしてしまいます。この根本原因を放置したまま壁に復帰しても、再び指という極小のパーツに限界を超える負荷が集中してしまうのです。

Q3. 再発が怖くてテーピングでぐるぐる巻きにしていますが、カチを持つと嫌な違和感があります。

A3. 長期間休んだり固定したりしたことで、指や腕の組織がガチガチに癒着してしまっているサインです。

組織が修復される過程でできる硬い「かさぶた」のような組織や、前腕の筋膜の癒着があると、腱がスムーズに滑りません。テーピングで外側から固めても、この内部の癒着による摩擦やツッパリ感は消えないのです。

Q4. 指が痛くて悩んでいるのに、どうして背中や肩甲骨の施術をする必要があるのでしょうか?

A4. 指先の負担を減らすためには、背中や肩甲骨の大きな筋肉を使って体を「引き付ける力」を取り戻す必要があるからです。

本来、指は壁に引っ掛ける「フック」にすぎません。サボって固まった背中や肩甲骨の動きを正常化し、全身を連動させて登れる土台を作り直すことで、初めて指先への異常なストレスを断ち切れます。

Q5. この専門ケアを受けることで、以前のようにカチをフルパワーで保持して登れるようになりますか?

A5. はい、指の柔軟性を取り戻し、全身の連動性を高めることで、以前よりも力強い登攀力(とうはんりょく)の獲得を目指せます。

当院では国家資格保持者が鍼灸施術で過度な緊張をやわらげ、筋膜へのアプローチで動きの滑らかさを引き出し、肩甲骨周りのバランスを整えていきます。「痛みをかばう」状態からの脱却を目指し、自己最高グレードの更新を全力でサポートします。

なぜ、カチを保持した瞬間に指から「パキッ」と嫌な音が鳴り、安静にしても以前のグレードに戻れないのでしょうか?

指先の組織損傷という「結果」だけでなく、肩甲骨から前腕までの運動連鎖が崩れ、指に限界を超える負荷が集中し続けているからです。

中野エリアのジムで自己最高グレードの更新に向けて壁と向き合っているクライマーの皆様。核心の一手、極小のクリンプをフルパワーで保持し、体を持ち上げようとしたその瞬間、指の付け根から「パキッ」という破裂音(ポップ音)と共に、力が入らなくなった経験はないでしょうか。

通称「パキリ」と呼ばれるこの痛みは、中級者以上のクライマーにとって最も恐れられ、そして心を折られる怪我の一つです。指の痛みに悩み、整形外科でレントゲンを撮っても、「骨に異常はありませんね。指の腱鞘炎、あるいは靭帯の損傷でしょう。しばらくクライミングは休んで、テーピングで固定して様子を見てください」と診断されることがほとんどです。

当院にご相談に来られるクライマーの方々からは、「1ヶ月休んで痛みが引いたので壁に復帰したら、スローパーは持てるのに、少しでもカチを持つとまた痛みが走る」「テーピングでぐるぐる巻きにしないと怖くて力が入らず、パフォーマンスがガタ落ちしている」という切実な声をお聞きします。

国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)として、また数多くのスポーツ障害のメカニズムを紐解いてきた専門家の視点から申し上げます。

パキリは単なる「指の使いすぎ」や「運の悪さ」ではありません。あなたの身体の連動性が失われ、指先という末端のパーツに、解剖学的な限界を超える負担を強いてしまった「結果」なのです。

クライマーを絶望させる「パキリ」の解剖学的メカニズム

なぜ、カチ持ちという特定の持ち方で、指の組織が破壊されるのか。まずは、痛みの発生源で何が起きているのかを生理学・解剖学的に解説します。

人間の指を曲げる強力な筋肉群(浅指屈筋と深指屈筋)は前腕に存在し、そこからワイヤーのような長い「腱」となって指先まで伸びています。この腱が骨から浮き上がらないように、トンネルのように押さえつけているバンド状の組織が「靭帯性腱鞘(滑車:プーリー)」です。特に指の根元にある「A2滑車」と、第2関節付近の「A4滑車」は、クライミングにおいて極めて重要な役割を担います。

カチ持ちをする際、指の第1関節(DIP関節)を反らせ、第2関節(PIP関節)を鋭角に曲げた状態で、全身の体重と引き付ける力を支えます。この特殊な関節角度では、曲がった腱が滑車を外側へと猛烈な力で押し上げようとする「弓弦(ゆみづる)現象」が発生します。限界を超えた張力に滑車が耐えきれず、部分断裂あるいは完全断裂を起こした瞬間に鳴るのが、あの「パキッ」という音の正体なのです。

指先の限界は「肩甲骨」と「前腕」の機能低下から始まる

しかし、ここで視点を広げて深く考えていただきたいのは、「なぜ滑車が破壊されるほどの強大な力が、指先だけに集中してしまったのか」ということです。

優れたクライマーは、指先の保持力だけで登っているわけではありません。足の踏み込みから骨盤、背中の広背筋、そして肩甲骨周りの筋肉へと力を連動させ、最終的にその無駄のない出力を指先へと伝達しています。これを運動学では「キネティックチェーン(運動連鎖)」と呼びます。

日々のトレーニングによる疲労の蓄積や、デスクワーク等による日常的な姿勢の崩れにより、肩甲骨の可動域が低下し、背中の筋肉がうまく使えなくなるとどうなるでしょうか。身体を壁に引き付けるための出力が体幹部で足りず、無意識のうちに前腕の筋肉を過剰に収縮させ、指の力だけで無理やりホールドを保持しようとする「代償動作」が発生します。

さらに、前腕の筋膜が疲労により癒着してガチガチに硬くなっていると、腱の滑りが極端に悪くなり、滑車にかかる摩擦と引き剥がす圧力は倍増します。つまり「パキリ」は、指先だけの問題ではなく、肩甲骨から前腕に至る運動連鎖の欠如が引き起こした、構造的な機能不全の結果と言えます。

ただ「休む」という対症療法では、登攀力は取り戻せない

このバイオメカニクスの理屈をご理解いただければ、なぜ「痛みが引くまで安静にするだけ」「テーピングを巻くだけ」では、再発の恐怖から逃れられず、元のグレードを登れるようにならないのかがお分かりいただけると思います。

確かに、クライミングを休めば損傷した滑車は修復過程に入り、炎症による痛みは徐々に引いていきます。しかし、組織が修復される過程で「瘢痕(はんこん)」と呼ばれる硬く柔軟性のない組織が形成され、周囲の腱や筋膜と癒着を引き起こすケースが多々あります。癒着したままでは指の滑らかな動きは失われ、カチを持った瞬間に再びツッパリ感や痛みを引き起こす原因となります。

何より、痛みの根本原因である「肩甲骨の可動域制限」や「前腕の過緊張」といった運動連鎖のエラーを放置したままでは、壁に戻った途端、再び指先の滑車にすべての負荷を押し付ける悪いフォームを繰り返すことになります。

指の損傷という局所的な状態をただ見守るのではなく、全身のバイオメカニクスを見直し、連動性を回復させなければ、症状の根本的な改善と自己グレードの更新は目指せません。

カチ持ちの恐怖を払拭し、再び自己最高グレードへ挑むために必要な「根本的なアプローチ」とは何でしょうか?

損傷した指先の組織修復を促す局所ケアと、肩甲骨・前腕の筋膜を解放して「全身の運動連鎖」を再構築することです。

指の痛みを庇いながら恐る恐る壁に取り付き、核心の一手で力を出し切れないもどかしさは、自己グレード更新を目指すクライマーにとって最も辛い時間です。しかし、指先の限界を知らせるそのサインは、身体の使い方を根本から見直し、さらに強いクライマーへと進化するための重要なターニングポイントでもあります。

国家資格保持者が提供する当院のケアは、単なる患部のアイシングや電気療法ではありません。解剖学と運動学(バイオメカニクス)に基づき、パキリ(滑車損傷)からの早期復帰と、怪我に強い身体作りをサポートする「独自の根本アプローチ」を提供しています。

クライマーのための「局所×全身」三位一体アプローチ

強傾斜の極小ホールドを無駄なく保持し、身体をスムーズに引き上げるためには、以下の3つの要素を同時に改善していく必要があります。

1.鍼灸施術による「組織の回復サポートと柔軟性の維持」

まずは、負担のかかった指の滑車周辺や、過緊張を起こしている前腕の深層筋に対し、鍼灸を用いて的確にアプローチします。患部周辺の血流を促すことで、人間が本来持つ回復する力をサポートします。同時に、長期安静によって硬くなりがちな組織を柔軟な状態へと導き、カチを持った際の嫌なツッパリ感や違和感を内側から和らげていきます。

2.筋膜リリースによる「滑らかな動きのサポート」

前腕の筋肉(屈筋群)の硬くこわばった筋膜を、手技を用いて丁寧にリリースします。筋肉と腱がスムーズにスライドできる環境を整えることで、指の関節を鋭角に曲げた際に生じる「弓弦現象(滑車への過剰な負荷)」を物理的に緩和させることを目指します。

3.肩甲骨・胸椎の機能改善による「運動連鎖の最適化」

そして重要なのが、指先への依存度を下げるための土台作りです。固まった胸椎(背骨)と肩甲骨の可動域を広げ、広背筋などの背中の筋肉でしっかりと「ロックオフ」ができるバランスへと身体を整えます。これにより、指先はフックの役割に集中しやすくなり、過剰な負荷が末端に集中する悪循環を防ぐことにつながります。

痛みの先にある、かつてない「登攀力」の向上へ

当院では、中野エリアのクライマーの方々へ向けた専門的なコンディショニングを提供しております。カチを保持する際の指への負担を軽減する身体の使い方や、背中を連動させたダイナミックなムーブを引き出すためのケアを通じて、皆様が目標とするグレードへ挑戦できるようサポートしております。

ただ「不調が和らぐのを待つ」という対処にとどまらず、身体のポテンシャルを引き出し、パフォーマンス向上というプラスの未来を目指していただくこと。それこそが、私たちの目指す本当のゴールです。

ボルダリングジムで汗を流し、指の違和感などに悩む中野駅周辺の皆様。テーピングでしのいだり、不調をかばいながら登る日々に区切りをつけ、私たちと一緒に「怪我を予防できる、しなやかで力強い身体」を作りませんか?

まずは当院のWEB予約、またはお電話にて、現在の指やお身体の状態を詳しくお聞かせください。

「指の曲げ伸ばしを支える滑車(プーリー=靱帯性腱鞘)に無理な牽引力がかかり続けることで、組織に微小な炎症が起きてしまいます。 ※指の靱帯性腱鞘の解剖学的な構造や、摩擦によって起こる炎症のメカニズムについては、日本整形外科学会「ばね指(弾発指)」の解説ページも併せてご参照ください。」

当院の臨床レポート【30代男性クライマー】

■ 患者様プロフィール

  • 患者様:30代男性

  • スポーツ歴:クライマー歴3年(週2回程度、ボルダリングジムに通う)

  • 主訴歴:右薬指の付け根の痛み(指の靭帯性腱鞘炎)

■ 問診内容 

2週間前、ボルダリングで細かいホールドを保持した際、右薬指の付け根(屈筋腱・腱鞘周辺)から『パキッ』と音が鳴り発症。現在は、ペットボトルのキャップをひねる動作でも、腱の緊張と牽引に伴う鋭い痛みが走る状態。

■ 動作確認と評価

触診にて、右薬指の腱鞘(A2プーリー付近)に強い圧痛と熱感を確認。さらに当院独自の動作分析で背面の運動連鎖(キネティックチェーン)を評価したところ、肩甲骨が外側に開いたまま動きが制限されている状態と、前腕屈筋群の過緊張がみられた。

本来、壁の中で身体を引き上げる際は、背中の大きな筋肉と肩甲骨の滑らかな動きを使う必要があります。しかし今回のケースでは、低下した肩甲骨の可動性を「前腕から指先にかかる力」に過剰に依存して代償動作のクセがついていたと考えられます。

※スポーツ時の身体の使い方や、患部へ負担がかかる要因には個人差があるため、お一人おひとりの特性に合わせた段階的な評価が必要です。

■ 当院でのオーダーメイド施術

患部の炎症を落ち着かせるための処置と並行し、指に負担を強いている全身の構造的エラーを再構築する施術を行いました。

  1. 前腕の施術:パンパンに張って癒着を起こしていた前腕の筋膜をリリース。指の腱を引っ張っていた原因を解除しました。

  2. 肩甲骨・胸椎の骨格調整:ロックされていた肩甲骨と胸椎の連動性を正常化。「指先ではなく、背中全体を使って引く」ための土台となるアライメントを再構築しました。

■ 経過および施術後の変化

週2回のペースで施術を開始。4回目の状態評価を行う頃には、日常生活での「ペットボトルを開ける時の痛み」が徐々に和らいでいきました。段階的にジムでの低負荷なリハビリを再開していただきながら、約1ヶ月半(計8回)のアプローチを経て、大きめのホールドを違和感なく保持できる状態へと改善。
「以前よりも登りの感覚自体が良くなりました」と、単なる局所の負担軽減だけでなく、全身の連動性が整ったことによる動作の変化も実感していただきました。
※改善までの施術回数や期間、スポーツ復帰のペースには個人差があります。状態に合わせた段階的な評価が大切です。

【この記事の執筆者】スポルト鍼灸整骨院 中野店 院長

大石 泰範(おおいし やすのり)

保有資格:厚生労働大臣認可/柔道整復師(国家資格)

臨床経験:26年(延べ8万人以上の施術実績)

得意な施術:「スポーツ外傷・障害」、「ストレートネック」「首・肩の痛み」、またそれらに伴う頭痛への施術を得意としています。

ご挨拶:地域の皆様の痛みに寄り添い、根本改善を目指す施術を行っています。どこに行っても良くならなかったお身体の不調、ぜひ一度ご相談ください。

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》

哲学堂公園でテニス!サーブ時に肘が痛い原因と解決策

2026年05月25日

【執筆者/スポルト鍼灸整骨院 中野店院長 大石泰範(柔道整復師:厚生労働大臣認可国家資格)】

【専門家による医学的見直し日/2026年7月30日

サポーターを手放せないテニスプレイヤーへ。長引く「肘の痛み」を改善へと導く5つのQ&A

Q1. サーブや強いスピンを打つ時だけ、なぜ肘の外側に激痛が走るのですか?

A1. 肘の使いすぎではなく、背中や骨盤の硬さによる「手打ち」が原因で、肘に過剰な負担が集中しているからです。

体幹がうまく使えないと、腕の力だけで無理やりラケットを振ることになります。その結果、インパクトのたびに肘の筋肉の付着部に凄まじい牽引力がかかり、微小な断裂と炎症(テニス肘)を引き起こしてしまうのです。

Q2. レントゲンでは「異常なし」と言われました。なぜ痛みが続くのでしょうか?

A2. レントゲンは骨の形しか写らず、痛みの本当の引き金である「筋肉の癒着や身体の歪み」は写らないからです。

病院の検査でわかるのは骨折などの構造の破壊だけです。サポーターや注射は一時的に痛みを隠す防水テープのようなもので、根本的なスイング動作の崩れを直さない限り、ラケットを振ればまた再発してしまいます。

Q3. 根本改善のために、こちらの整骨院では具体的にどんな施術をするのですか?

A3. 「骨盤矯正」「筋膜リリース」「神経調整(鍼灸)」の3つを組み合わせ、全身の連動性を正常化します。

骨盤で力強いスイングの土台を作り、筋膜リリースで肩甲骨から腕にかけての動きを滑らかにします。さらに鍼灸で過敏になった神経を鎮めることで、肘だけに負担が集中しない、痛みにくい身体構造へと根本から作り変えるアプローチをします。

Q4. 週末の試合に復帰したいのですが、どのくらいの期間や回数通えば良くなりますか?

A4. 通常、約2〜3ヶ月で再発しない安定した状態を目指すのが一般的な目安です。

比較的早い段階で「インパクトの瞬間の痛みが減った」と実感される方が多いです。ただし、身体に正しい連動性を完全に定着させるには一定の期間が必要です。

Q5. 肘の痛みの治療に、整骨院での健康保険は使えないのでしょうか?

A5. はい、長年のスイングの癖などが原因となる慢性的なテニス肘は、法律上、健康保険の適用外(自費診療)となります。

保険が使えるのは骨折や捻挫などの「急激なケガ」に対する局所的な処置のみと定められています。当院では、肘だけでなく原因となっている骨盤や背中など全身に制限なくアプローチし、確実な競技復帰をサポートするために自費診療をご提案しています。

サポーターを巻き、長期間休養しても、なぜサーブやスピンを打つ瞬間の肘の激痛は再発するのでしょうか?

それは、肘の炎症という「結果」だけを薬で抑え込み、手打ちスイングを強制している「体幹や肩甲骨の機能低下」を放置しているからです。

インパクトの瞬間に肘の外側から前腕にかけて、まるで電流が走ったかのような「ズキッ」という鋭い痛みが突き抜け、思わずラケットを落としそうになる。フォアハンドで強烈なトップスピンをかけようと手首を巻き込んだ際にも、同様の激痛が走り、ボールはネットを越えずに失速してしまう……。

このような症状で中野駅北口周辺の整形外科を受診された方も多いはずです。

そこで「上腕骨外側上顆炎(テニス肘)」と診断され、ステロイド注射を打ち、専用のポーターを巻き、数週間の安静を命じられる。しかし、痛みが引いたと安堵してコートに戻り、ラケットを全力で振った途端、再びあの痛みが蘇る。

「注射を打っても1ヶ月で痛みが戻ってしまった」

「サポーターを外すのが怖くて、思い切り振り抜けない」

という切実な声は、決してあなただけのものではありません。

なぜなら、湿布や痛み止めの処置は、悲鳴を上げている肘の「火消し」に過ぎないからです。

日々、多くの競技プレイヤーと向き合う国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)としての臨床経験から申し上げます。そもそもなぜ肘だけが悲鳴を上げなければならなかったのかという「根本的なエラー」には、一切アプローチできていないからです。

運動連鎖の崩壊が招く悲劇。テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の専門的メカニズム

なぜ、サーブやトップスピンという特定の動作で、肘の外側に激痛が走るのか。単なる「使いすぎ(オーバーユース)」という曖昧な言葉では片付けられない、解剖学・生理学・運動学に基づく真のメカニズムを紐解いていきましょう。

テニス肘の正式名称である「上腕骨外側上顆炎」は、手首を反らしたり、指を伸ばしたりする筋肉群(短橈側手根伸筋や総指伸筋など)が、肘の外側の骨の出っ張り(外側上顆)に付着する部分で、過剰な牽引力によって微小な断裂と炎症を起こしている状態を指します。

しかし、医学的な視点で全身の動作を分析すると、痛みの発生源は「肘そのもの」には存在しません。テニスの強烈なショットは、足底から得た床反力を、下半身、骨盤の回旋、胸椎(背骨)のしなり、そして肩甲骨から腕へと伝達していく「キネティックチェーン(運動連鎖)」によって生み出されます。この連鎖が完璧であれば、末端にある肘や手首には最小限の負担しかかかりません。

問題は、日々のデスクワークや長時間のスマホ操作、あるいは過去のケガなどによって、身体の土台である「骨盤の歪み」や、上半身の要である「胸椎の伸展制限(猫背)」が生じている場合に起こります。

背骨がロックされ、体幹の回旋エネルギーが作れなくなると、身体は本能的にそのパワーロスを補おうとします。その結果引き起こされるのが、末端の関節を過剰に働かせる「手打ち」という代償動作です。体幹が使えないまま、肩甲骨周辺の筋膜も癒着して固まっていると、腕の振りだけで強烈なサーブのプロネーション(回内動作)を行ったり、フォアハンドで無理やりラケットヘッドを走らせるワイパースイングを行ったりすることになります。

このとき、肘の外側に付着する細い筋肉(短橈側手根伸筋など)には、本来想定されている何倍もの凄まじい牽引ストレストレスが、インパクトのたびにかかり続けます。結果として、筋肉の付着部が限界を迎えて引き裂かれ、強烈な痛みを放つ炎症状態に陥るのです。

対症療法の限界。なぜサポーターや注射では「根本解決」にならないのか

この運動力学の連鎖を理解すれば、湿布や注射、サポーターといった局所的なアプローチが、いかに根本的な解決から遠いかがお分かりいただけるはずです。

痛む肘にステロイド注射を打つ行為は、傾いた軟弱な地盤の上に建つ家で、壁に入ったヒビ割れをパテで綺麗に埋めているようなものです。一時的にヒビは見えなくなりますが、家の傾きは一切直っていません。サポーターを強く巻くのも、ヒビが広がらないように外からテープで固定しているだけであり、手打ちスイングという根源的な負荷はかかり続けています。

そのままコートに立ち、以前と同じ歪んだ身体でサーブを打ち続ければ、パテで埋めた壁は再び、いや、以前よりもさらに酷く割れてしまうのは、物理的な必然なのです。これが、対症療法を繰り返してもテニス肘が治らず、慢性化・重症化していく医学的な理由です。

傾いた地盤を直し、再び思い切り振り抜ける身体を取り戻すために

あなたの肘を破壊し続けているのは、腕の使いすぎではなく、「全身の構造的なエラー」です。薬で痛みを誤魔化しながら騙し騙しプレーを続ける生活から抜け出すためには、ヒビ割れを塞ぐだけでなく、傾いた地盤から確実に立て直す必要があります。

当院では、慢性的な肘の痛みに対し、根本原因に直接アプローチする施術を行っています。

「骨盤矯正」によって力強い運動連鎖を生み出す強固な地盤(土台)を作り直し、「筋膜リリース」によって肩甲骨から前腕にかけての滑らかな連動性を回復させ、「神経調整(鍼灸治療)」で過敏になりすぎた肘の痛覚ネットワークを正常に鎮静化させる。この3つの要素を緻密に組み合わせた独自のアプローチこそが、肘への異常な牽引力をゼロに近づけ、安全に競技へ復帰するための鍵となります。

バイオメカニクスが証明する根本改善。なぜ肘が痛いのに「骨盤や背中」を整えるのか

なぜ当院の根本治療において「骨盤矯正」「筋膜リリース」「神経調整(鍼灸)」という3つの要素が必要なのか、解剖学・運動学のエビデンスに基づき、そのメカニズムを紐解きます。

テニスのサーブやトップスピンは、下半身の踏み込みから骨盤が回り、胸椎(背骨)がしなり、その回転力が肩甲骨から腕へと伝わっていくダイナミックな「運動連鎖」です。 もし、日々のデスクワークなどで胸椎の動きがロックされ、背中が丸まっているとどうなるでしょうか。体幹で本来生み出すべきパワーが不足するため、身体は無意識のうちに末端の「肘や手首の力だけ」でラケットを強く振ろうとします。これが代償動作と呼ばれるものです。

だからこそ、肘が痛くても、まずは「骨盤矯正」によって力の発信源となる土台を安定させ、「筋膜リリース」によって胸椎や肩甲骨周りを縛り付けている組織の滑らかな連動性を取り戻す必要があるのです。さらに「神経調整(鍼灸)」を施すことで、長期間の痛みによって過敏になりすぎた肘の痛覚ネットワークを鎮静化させます。

肘局所(結果)にアプローチしつつ、体幹(根本原因)の機能を正常化させる。この論理的なステップを踏むことで初めて、一点に集中していた牽引ストレスが全身に分散され、症状の確実な改善をサポートすることが可能になります。

制限なく根本原因にアプローチするための「自費診療」という価値

最後に、あなたが最善の選択を迷わずに行えるよう、医療制度上の違いについて明確にお伝えします。

整骨院において「健康保険」が適用されるのは、法律により「急激な外力による明確なケガ(骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷)」のみに限られています。したがって、長年のスイングの癖や姿勢の崩れから生じた慢性的なテニス肘に対しては、健康保険の適用外となります。 また、保険診療の枠組みでは「痛い肘に数分間電気を当てて軽く揉む」といった局所的な対症療法しか法的に許されていません。

私たちは、テニス肘を本気で改善へと導くために、制限のない「自費診療」という形をとっています。自費診療だからこそ、国家資格保持者が時間をかけて全身の動作分析をおこない、骨盤や筋膜といった遠隔にある根本原因へ直接アプローチすることができるのです。 

サポーターなしで強烈なスピンをかけられる腕は、一体どうやって取り戻すのでしょうか?

全身の軸を立て直す「骨盤矯正」、組織の癒着を解く「筋膜リリース」、痛みのループを断つ「神経調整」を統合した専門施術です。

長引く肘の激痛に耐え、ラケットを振るたびに顔をしかめる日々から抜け出したい。そんな切実な思いを抱えるあなたへ、私たち国家資格保持者が提供する「根本からの解決策」の全貌を、医学的根拠をもってお伝えします。

当院がおこなうのは、悲鳴を上げる肘をただ冷やしたり、揉んだりする対症療法ではありません。「骨盤矯正 × 筋膜リリース × 神経調整(鍼灸治療)」という3つの専門的なアプローチをシームレスに組み合わせることで、強靭なスイングに不可欠な「構造・動き・伝達」を根底から正常化する独自メソッドです。

1つでも欠ければ手打ちは直らない。「三位一体」が必須である医学的理由

なぜ、この3つの組み合わせがテニス肘の再発予防と早期復帰に向けた重要な鍵となるのでしょうか。それは、ダイナミックなスイングが全身の精緻な連動によってのみ成り立つからです。

1. 骨盤・骨格調整で「構造」の土台を創る まずは強力なサーブやストロークの起点となる骨盤と、体幹のしなりを生み出す胸椎(背骨)のバランスを整えます。下半身からのパワーを上半身へスムーズに伝える「構造」の土台が再構築されなければ、腕の力に頼る手打ちの癖はなかなか抜けません。

2. 筋膜リリースで「動き」の連動性を引き出す 土台が整っても、肩甲骨から前腕にかけての組織がこわばっていては、インパクトの瞬間に肘への負担が集中しやすくなります。手技によって筋膜の緊張を丁寧に緩め、筋肉が摩擦なくスムーズに伸縮できる「動き」の環境を作ります。これにより、肘への過剰な牽引ストレスの軽減を目指します。

3. 鍼灸施術で身体の緊張を和らげる 長期間の不調を我慢しながらプレーしていると、身体は「ラケットを振ると痛い」と過剰に警戒し、無意識に筋肉をこわばらせてしまいます。鍼灸の力でこの過敏になった状態を優しく鎮め、無意識の力みを解いて筋肉が本来の働きを発揮できるようサポートします。

構造、動き、伝達。この3つのバランスが整うことで、スイングの運動連鎖が繋がり、肘にかかる負担を根本から減らすことが可能になります。三位一体で全身をチューニングするからこそ、長引く慢性的な肘の違和感に対しても、着実な症状の改善をサポートできるのです。

臨床現場が語る「回復の目安」と、プロとしての誠実なお願い

「週末の試合に間に合わせたいが、どのくらい通えば思い切りプレーできるようになるのか?」 この切実な疑問に対し、これまで数多くのスポーツの不調と向き合ってきた国家資格保持者として、当院における一般的な施術の「目安」を誠実にお伝えします。

筋肉の完全断裂等の大きな損傷がなく、サーブ時などの動作に伴う肘の違和感である場合、お身体の状態によって個人差はございますが、まずは3〜5回程度の施術を重ねる中で、局所への負担が減り、動作時の変化を感じていただくことを最初のステップとしております。

そこから、特定の部位に無理な負荷をかけない「正しい身体の連動性」を定着させ、ご不安なくコートに立ってプレーできる身体づくりをサポートする期間として、約2〜3ヶ月間ほど並走させていただくケースが標準的な目安となっております。

中野駅北口周辺で肘の痛みに悩み、ラケットを置こうか迷っているあなたへ

「もう、以前のような重いボールは打てないのかもしれない」 度重なる痛みの再発と、終わりの見えない対症療法のループの中で、大好きなテニスを諦めかけてはいませんか。

どうか、ラケットをバッグの奥深くに仕舞い込む前に、私たちにご相談ください。 中野駅北口周辺でサーブ時の肘の痛みに悩み、どこに行けばいいか分からないと迷っている方にとって、当院が頼れるパートナーでありたいと願っています。私たちは、中野駅北口の皆様の健康な生活と充実したスポーツライフをサポートする専門家として存在しています。

全力で、あなたのコートへの完全復帰をサポートします。

※「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」は、スポーツ以外の家事やデスクワークでも多く発症します。手首を反らす筋肉(短橈側手根伸筋)の付着部の炎症メカニズムについて、詳しくは「日本整形外科学会「テニス肘」の解説ページ」も併せてご参照ください。

当院の臨床レポート【40代女性】 

■ 患者様プロフィール

  • 患者様:40代女性

  • スポーツ歴:週末テニスプレイヤー(歴5年)

  • 主訴:バックハンドでボールを打つ瞬間に右肘の外側に痛みがある。フライパンを持ち上げるときも痛むようになった。

■ 動作確認と評価

触診にて、右肘外側(短橈側手根伸筋の起始部付近)の強い緊張と圧痛を確認。さらに全身の動作分析を行ったところ、股関節の柔軟性低下と胸椎(背骨)の回旋制限がみられた。下半身からの力を体幹を通してスムーズに伝えきれず、腕の力に頼ってボールを打ちにいく「手打ち」の代償動作が、肘への過剰な負担に繋がっていたと考えられる。

■ 当院でのオーダーメイド施術

炎症により過敏になっている肘局所への強い刺激は避け、力の伝達ロス(運動連鎖の機能不全)を整えるための全身構造へのアプローチを優先的に行いました。

  1. 胸椎と股関節の可動域改善:制限のあった胸椎の動きと股関節の柔軟性を、骨盤周辺のバランス調整と手技によってサポート。下半身からの力を上半身へ無理なく伝える土台を構築しました。

  2. 肩甲骨の滑走性向上と前腕の緊張緩和:スイングの起点となる肩甲骨の動きを促し、肘の付着部を直接引っ張る前腕筋群の過緊張を緩和。肘局所にかかる物理的な牽引ストレスを軽減するよう働きかけました。

■ 経過および施術後の変化

お仕事の都合上、週1回のペースにて施術をスタート。3〜4回目の状態評価を行う頃には、まずは日常生活の中での痛みの軽減を実感していただきました。その後、段階的にショートラリーでの負荷テストを取り入れながら、約1ヶ月半(計7回)のアプローチを経て、バックハンドでのフルスイングでも肘への違和感が出にくい状態へと改善がみられました。

※スポーツ復帰までの期間や施術回数、状態の変化には個人差があります。お一人おひとりの競技特性や身体のクセに合わせた丁寧な評価が必要です。

【この記事の執筆者】スポルト鍼灸整骨院 中野店 院長

大石 泰範(おおいし やすのり)

保有資格:厚生労働大臣認可/柔道整復師(国家資格)

臨床経験:26年(延べ8万人以上の施術実績)

得意な施術:「スポーツ外傷・障害」、「ストレートネック」「首・肩の痛み」、またそれらに伴う頭痛への施術を得意としています。

ご挨拶:地域の皆様の痛みに寄り添い、根本改善を目指す施術を行っています。どこに行っても良くならなかったお身体の不調、ぜひ一度ご相談ください。

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》

中野でダウンスイング腰痛根改善!インドアゴルフ飛距離アップ

2026年05月20日

【執筆者/スポルト鍼灸整骨院 中野店院長 大石泰範(柔道整復師:厚生労働大臣認可国家資格)】

【専門家による医学的見直し日/2026年7月29日

痛みの恐怖でフルスイングできない…。飛距離を取り戻し、自己ベスト更新を叶えるQ&A

Q1. SMART GOLFなどでスイング改造中ですが、切り返しで腰が痛くなります。なぜですか?

A1. 腰の骨は本来ひねる動きが苦手で、背中や股関節の硬さをかばって無理に動いているからです。

補足:ゴルフスイングでひねる動作を担うべきは胸椎(背中)と股関節です。デスクワークなどでここが硬いと、可動域の少ない腰椎(腰の骨)が過剰にひねられ、衝突や摩擦を起こして痛みが生じます。

Q2. レントゲンを撮りましたが「異常なし」と言われました。でも痛いのはなぜですか?

A2. レントゲンは「骨の異常」を診るものですが、ゴルフ腰痛の多くは画像に映らない「動き(機能)」の問題だからです。

補足:画像診断では骨折や変形は分かりますが、スイング中の筋肉の連動性や関節の硬さは分かりません。当院では国家資格保持者が徒手検査で、画像には映らない骨格の歪みや筋膜の癒着を特定します。

Q3. 湿布と痛み止め、安静で様子を見ていますが、練習を再開するとまた痛くなります。一生治らないのでしょうか?

A3. それらは痛みを抑える「対症療法」であり、腰に負担を強いる根本原因が解決されていないからです。

補足:薬で一時的に炎症が治まっても、腰が過剰に働く身体の構造(胸椎・股関節の硬さ)がそのままであれば、動けば再発します。諦める必要はありません。負担をかけない身体の構造を作る「原因療法」が必要です。

Q4. こちらの整骨院では、具体的にどのような施術を行うのでしょうか?

A4. 「骨盤・胸椎矯正」「筋膜リリース」「神経調整(鍼灸)」を組み合わせ、全身から構造・動き・伝達を整えるアプローチをします。

補足:まず骨盤・胸椎矯正で身体の軸(構造)を整え、筋膜リリースで筋肉の滑走(動き)をスムーズにします。さらに神経調整で痛みの伝達を鎮め、お尻の筋肉などが適切に働くように生理学的な連動性を正常化するアプローチをします。

Q5. 保険は使えますか?また、どのくらいで飛距離を取り戻せますか?

A5. 慢性的な不調に対するケアは自費でのご案内となりますが、お身体の状態に合わせて段階的にサポートし、2〜3ヶ月を目安に不安なくフルスイングできるお身体づくりを目指します。

補足:急性のお怪我ではないため健康保険の適用外となりますが、自費の施術だからこそ、局所だけでなく全身のバランスを総合的に評価し、不調の引き金となっている部分へ丁寧にアプローチすることが可能です。当院での施術とご自宅でのセルフケアを二人三脚で進めることで、お身体の違和感を気にすることなくドライバーを振り抜き、自己ベスト更新に挑戦できる状態を一緒に目指していきましょう。

 

 

ダウンスイングで腰が痛い!中野のゴルファーを救う、痛みを消して飛距離を伸ばす「ゴルフ特化型」骨盤・胸椎矯正

ダウンスイングの切り返しからインパクトにかけて、右打ちの方であれば右腰の深部に「ピキッ」とした鋭い痛みが走る。その恐怖心から、体が無意識にスイングをセーブしてしまい、かつてのフルスイングができない。結果として、飛距離は著しく落ち、スコアも崩れていく…。安静にしてマッサージを試したが改善せず、焦りと絶望感を感じている40代〜50代の男性層が、当院には多く来院されます。

「整骨院でこの不調が根本改善できるの?」と半信半疑の方もいらっしゃると思います。結論から申し上げます。その腰痛は、適切なアプローチを行えば、症状の改善をサポートし、再び不安なくドライバーを振り抜き、自己ベスト更新を目指す健康な身体作りを目指すことが十分に可能です。そのためには、まず痛みの発生源である腰部の状態と、そこに過剰な負担を強いている全身の構造的問題を、解剖学・生理学・運動学の医学的見地から深く理解することが不可欠です。

当院では、国が認めた身体のプロフェッショナルである「国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)」が、痛みのある局所だけでなく、ゴルフスイングにおいて腰へ過剰な負担を強いている根本原因にアプローチします。

なぜダウンスイングの切り返しで、腰の特定部位に鋭い痛みが走るのでしょうか?

ゴルフスイングにおける腰部の過度な回旋ストレスと、それを代償する全身の可動域不足、アライメントの崩れが原因です。

中野で練習に励むゴルファーを診てきた経験則から、一つの傾向が見えてきます。ダウンスイング時の腰痛に悩む方の多くが、局所的なマッサージやストレッチだけでは症状の改善が停滞し、スイングを再開するとすぐに痛みが再発してしまうという事実です。

なぜ、休んでも、一般的なケアをしても良くならないのでしょうか。それは、痛みの発生源である「腰部」に負荷が集中してしまう、根本的な「原因」が全身の構造に隠されているからです。

生理学・解剖学から紐解く、ダウンスイング時の腰痛メカニズム

ゴルフスイングは、人体にとって極めて回旋負荷の強い運動です。特に、ダウンスイングの切り返しからインパクトにかけては、上半身と下半身の捻転差が最大になり、腰部には強大な回旋モーメントが加わります。この複雑な動作における生理学的な変化と、解剖学的な構造を理解する必要があります。

1. 腰椎の解剖学的構造と回旋の可動域

驚かれるかもしれませんが、一般的に「腰」と呼ばれる腰椎は、構造的に回旋運動が苦手な関節です。腰椎の関節面(椎間関節)は垂直に近い角度で噛み合っており、生理学的な回旋可動域は、5つの腰椎すべてを合わせても合計で約5度しかありません。

本来、ゴルフスイングにおける回旋運動は、腰椎ではなく、上下に隣接する「胸椎」と「股関節」が担うべきなのです。解剖学・運動学的に、胸椎は約35度、股関節(内旋・外旋)は合計で約90度の回旋可動域を持っており、これらが全身の連動性(キネティックチェーン)の中でスムーズに動くことで、腰椎へのストレスは軽減されます。

2. ダウンスイングで生じる医学的メカニズムとインピンジメント

しかし、熱心にスイング改造に取り組む中で、特定の可動域が不足したり、動作の破綻が起きたりすると、腰椎には生理的な許容範囲を超えた回旋ストレスが集中します。

  • 胸椎の伸展・回旋制限による代償動作:慢性的な猫背で、胸椎が丸まって硬くなっている(伸展制限)と、スイング中の胸椎の回旋可動域は著しく低下します。すると、不足した回旋量を補うために、腰椎が過剰に回旋させられ、椎間関節の衝突や椎間板への負荷が倍増します。これが、切り返しで「ピキッ」と痛む医学的な原因の一つです。

  • 股関節の機能不全と骨盤の歪み:ダウンスイングでは、下半身のリードで骨盤が急速に回旋します。この時、右打ちであれば右股関節は内旋運動を行います。しかし、お尻の筋肉の硬さや機能低下、骨盤の歪みによって右股関節の内旋可動域が不足していると、骨盤の回旋が止まり、その上の腰椎が過剰にひねられることになります。また、筋膜の癒着によって、下半身から腰部、上半身へと繋がる力の伝達が寸断されることも、腰椎局所への負担を集中させます。

このように、ダウンスイングでの腰痛は、単なる筋肉の「使いすぎ」ではなく、全身の骨格(胸椎、骨盤)、関節(股関節)、筋膜の可動域不足とアライメントの崩れが複雑に絡み合った結果として生じているのです。

なぜ休んでも、様々な処置をしても改善しないのか?

薬や湿布は痛みという結果しか見ておらず、腰に負担を強いる全身の原因(胸椎・骨盤・股関節の機能不全)が放置されているからです。

痛み止めを飲んで安静にしていれば、一時的に炎症は治まり、痛みが良くなった気がするでしょう。しかし、これは「火事が起きているのに火災報知器のスイッチを切っただけ」の状態です。なぜ腰に負担がかかるのかという原因(胸椎・股関節の機能不全、骨盤の歪み、筋膜の癒着)が放置されているため、再びクラブを握り、インドアゴルフで走り出せば、火元は燃え上がり、腰への過剰な負担は再開されます。これが、終わりの見えない腰痛ループの真実です。

本気で飛距離を取り戻し、自己ベストを更新したいのであれば、この「腰に負担が集中しやすい身体の構造」そのものを根本から変える、専門的なアプローチが必要不可欠なのです。

当院では、痛みのある局所だけを見るその場しのぎの対症療法は行いません。腰に負担をかけている遠隔原因を特定し、全身の構造からアプローチします。あなたの身体の連動性を再構築し、痛み止めや湿布を手放せる未来への解決策が、ここにあります。

 

 

当院のゴルフ特化型整体で根本改善へと向かうのでしょうか?

整形外科は炎症を抑える対症療法ですが、当院は腰痛の原因となる胸椎や股関節の可動域不足を動作から変える原因療法です。

「レントゲンでは異常がない」と言われ続けてきたあなたの腰痛が、なぜ当院の施術で改善へと向かうのか。その理由は、画像診断には映らない「身体の連動性(キネティックチェーン)」の問題に、私たち国家資格保持者がアプローチするからです。第一部では局所への負担に触れましたが、ここでは、なぜその負担が生まれるのかという「遠隔原因」と、当院での根本的なアプローチの違いについて解説します。

画像診断vs動作分析。画像には映らない「身体の動き」の問題を特定する

レントゲンやMRIは骨の変形を診ますが、当院の徒手検査・動作分析は「ゴルフスイング中の可動域と連動性」を評価します。

病院では、レントゲンやMRIを用いて骨の形や椎間板の突出などを診ます。つまり、「構造的な破壊」があるかどうかを判断する検査です。そこで「骨には異常がない」と診断された場合、医学的には、あなたの腰痛は「腰の骨が潰れたり折れたりしているわけではない」という意味になります。

しかし、ゴルファーを苦しめる腰痛の多くは、骨の形ではなく「動き(機能)」の問題によって生じます。画像には映らない、胸椎(背中)の伸展制限や、股関節の内旋・外旋可動域の不足が、ゴルフスイングのような回旋運動において腰椎へ過剰な負担を強いているのです。私たちは、独自の徒手検査とスイング動作の分析によって、画像診断では見つけることのできない「不調の発生源」を正確に特定します。

あなたの目標を支えるための「自費診療」という選択。制限のない、質の高い根本アプローチ

健康保険は急性のケガに対する処置に限られますが、慢性的なお悩みに対する自費での施術だからこそ、全身のバランスを総合的にみて、不調の引き金となっている部分に直接アプローチできるのです。

ここで、当院の施術方針を安心してご理解いただくために、健康保険と自費での施術の違いについてご説明します。読者の皆様の迷いを解消するための、誠実な提示です。

整骨院における健康保険の適用範囲は、法律上、急性のケガ(打撲、捻挫、挫傷(肉離れ)、骨折・脱臼の応急処置)に限られています。そのため、日常的なインドアゴルフでの練習による慢性的な膝の違和感や、長引く腰のお悩みなどは、健康保険の適用外となります。

保険が適用される範囲では、どうしても不調のある局所へのアプローチが中心となります。しかし、痛む箇所だけのケアでは、これまで解説してきた「足首や股関節の機能低下」「骨盤のバランスの崩れ」「全身の筋膜の繋がり」といった複合的な課題を特定し、お身体全体の連動性を整えることは難しくなります。

当院では、自己ベスト更新という高い目標を持つゴルファーの方に対し、枠組みにとらわれない「自費での施術」によるトータルケアをご提案しています。国家資格保持者が解剖学・運動学の観点から全身のバランスを詳細に評価し、原因へ直接アプローチすることで、不安なくドライバーを振り抜き、スポーツを心から楽しめる健康的な身体づくりを全力でサポートいたします。

局所的なケアを繰り返しながら飛距離ダウンに悩み続けるか。専門的な視点で全身の構造から見直し、競技を長く楽しむための強固な土台を作るか。あなたのゴルフライフにとって、どちらが真に価値のある選択か、ぜひ一度ご一考ください。

 

 

具体的にどのような施術で、ダウンスイングでの腰痛の改善を目指すのですか?

骨盤矯正・胸椎矯正、筋膜リリース、神経調整の3つを掛け合わせ、ゴルフスイングにおける身体の構造・動き・伝達を整える当院独自の施術です。

第一部ではダウンスイング時の腰の違和感のメカニズムを、第二部では一時的なケアと、当院が考える根本的なアプローチの違いを解説しました。「レントゲン等では異常がない」と言われたあなたの腰の不調が、なぜ胸椎や股関節の機能低下、骨盤の歪みによって引き起こされているのか、ご理解いただけたことと思います。

ここからは、解剖学・生理学・運動学を修めた国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)としての知見に基づき、当院独自の根本的なお身体づくりプログラム「ゴルフ特化型骨盤・胸椎矯正 × 筋膜リリース × 神経調整(鍼灸治療)」の具体性と、その先で手に入れていただけるポジティブな未来についてお伝えします。

三位一体のアプローチだからこそできる、ゴルフスイングの「構造・動き・伝達」への根本解決

腰にかかる負担の原因となる「全身の連動性の崩れ」と「可動域の低下」に着目し、解剖学・運動学の視点からお身体のバランスを整えていきます。

局所的なケアや安静を続けるだけでは、なかなかゴルフスイングの強大なねじれ負荷に耐えうる身体づくりは難しいと感じていらっしゃるかもしれません。当院では、以下の3つのアプローチを組み合わせた独自の施術によって、お身体を構造的な枠組みから見つめ直し、症状の改善を全力でサポートします。

1. 骨盤・胸椎へのアプローチ(構造的な土台と回旋軸の調整) 第一部で解説した通り、腰椎は構造的に回旋(ねじる動き)が苦手な関節です。本来動くべき胸椎(背中)と股関節の機能低下が、腰への過剰な負担を生んでいます。 当院の骨格調整は、人体の土台である骨盤と、上半身の回旋軸である胸椎のバランスを丁寧に整えます。猫背や骨盤の歪みにアプローチし、ダウンスイングの切り返しにおいて胸椎と股関節が本来の可動域を発揮しやすい「構造」へと導きます。土台と軸が整うことで、腰にかかる局所的な負担の軽減を目指します。

2. 筋膜リリース(動きの滑らかさと連動性のサポート) 筋肉をウェットスーツのように包んでいる筋膜は、疲労の蓄積や不良姿勢によって硬くなり、滑走性が低下することがあります。この状態は、下半身から腰、上半身へと繋がる力の伝達を滞らせ、腰への負担を集中させる要因となります。 手技によって筋膜の緊張を優しく解きほぐし、組織の柔軟性をサポートします。筋肉や靭帯の滑らかな動きを促すことで、切り返しからインパクトにかけて全身がスムーズに連動する状態を目指します。手技による確認で見えてくる「動きの滞り」に丁寧に向き合います。

3. 鍼灸治療による調整(身体の緊張緩和とコンディショニング) 長引く腰の不調は、身体が「ひねると痛い」という警戒状態を覚え、過敏に反応しやすくなっている状態です。この無意識の緊張は、身体の柔軟性を奪い、本来のコンディション回復を妨げてしまいます。 当院の鍼灸治療は、過敏になった身体の緊張に直接アプローチし、自律神経のバランスを整えることで、強ばった状態からの深いリラックスを促します。さらに、スイング中に適切なタイミングでお尻の筋肉(中殿筋など)が働き、骨盤をしっかり支えられるような身体づくりをサポートします。

なかなか状態が変わらなかったダウンスイング時の腰の違和感に対し、当院ではこの「構造・動き・緊張の緩和」の3要素に総合的にアプローチします。お身体全体のバランスを整えることで、ご自身のポテンシャルを引き出し、不安なく振り抜けるスイングを取り戻すためのお手伝いをいたします。

施術家としての経験則に基づく「改善の目安」と「注意点」

「具体的にどのくらいの期間、何回通えばいいのか?」という疑問は、スイングの向上に熱心なゴルファーの皆様なら当然お持ちになる疑問かと思います。お身体の状態には個人差がありますが、国家資格保持者としてのこれまでの経験に基づき、当院における一般的な施術計画の目安を誠実にお伝えいたします。

■ お身体づくりの目安 組織の負担の度合いにもよりますが、当院の複合的な施術アプローチにより、最初の3〜5回程度でダウンスイング時の腰への違和感の軽減など、身体の変化の兆しを感じていただくことを最初の目標としています。 その後、全身のバランスや正しい動作を定着させ、不調を繰り返しにくい身体へと導くため、週1〜2回のペースで2〜3ヶ月ほどかけてじっくりとケアを行います。不安なくインドアゴルフやコースでドライバーを振り抜き、自己ベスト更新を目指せるお身体づくりをサポートするのが、当院の標準的な方針です。

■ 重要:誠実にお伝えしたい注意点 一方で、以下のようなケースにおいては、お身体の変化を感じていただくまでに通常よりもお時間をいただく傾向がございます。

  • 生活習慣の改善が難しい場合:施術で整えても、デスクワークでの負担のかかる座り方(猫背)が長時間続いたり、ご提案したセルフケア(胸椎・股関節ストレッチ)に取り組むお時間がとれない場合。

  • 休息が必要な時期に無理をしてしまう場合:日常生活の動作でも腰に負担を感じる時期に、焦りからインドアゴルフ等で練習を強行されてしまう場合。

  • 長年にわたる構造的な負担の蓄積がある場合:お身体の変性が進んでいたり、胸椎や股関節などに長年の負担による変形等の所見がみられる場合。

正直に申し上げますと、私たちが行うのは魔法のような施術ではありませんので、長年の蓄積によるお悩みを一瞬で取り除くことは困難です。しかし、解剖学的・生理学的な根拠に基づき、誠実にお身体と向き合い、あなたが再びフルスイングの喜びを味わえる未来のために全力を尽くします。 回復に向けて時間が必要な要素が見受けられる場合は、初回のカウンセリングや状態確認の際に、その理由と共にお包み隠さずお伝えいたします。

中野駅北口周辺でダウンスイングでの腰痛に悩み、どこに行けばいいか分からない方、スイング改造を諦める前にご相談ください

理想のスイングの追求や自己ベスト更新を諦める前に、まずは中野駅北口にある当院にご相談ください。国家資格を持つ身体のプロフェッショナルとして、あなたの身体の課題を解剖学的な視点から丁寧に見極め、再び思い切りドライバーを振り抜く喜びを取り戻すための「健康な身体作り」を全力でサポートいたします。

中野駅北口周辺でダウンスイング時の腰の違和感に悩み、どこに相談すればいいか迷っている方、そして熱心に練習に励むゴルファーの皆様へ。当院は、皆様の健康的なスポーツライフを支える頼れるパートナーとして、あなたの「ここでなら変わるかもしれない」という前向きな希望に、誠実な施術とサポートでお応えするために存在しています。

繰り返す腰の不調というループから、私たちと一緒に抜け出しましょう。

 

※ゴルフスイングなど、身体を捻るスポーツによって腰に過度な負担がかかるメカニズムや、姿勢不良が引き起こす腰痛の一般的な病態については、「日本整形外科学会「腰痛」の解説ページ」も併せてご参照ください。

 

 

臨床レポート【50代男性】

■ 来院時の状態と主訴

  • 患者:50代・男性(会社員:デスクワーク中心)ゴルフ歴15年。

  • 主訴:ゴルフスイング時での右腰の鋭い痛み

■ 初診時の問診と動作観察

右腰部(腰方形筋・脊柱起立筋)に強い緊張と圧痛を確認。実際にスイング動作を模倣していただいたところ、猫背の傾向が強く、右股関節周囲の組織の滑走性低下(硬さ)により、内旋可動域が大きく制限されていた。

本来、回旋運動を担うべき胸椎(背中)と股関節が十分に機能していないため、安定しているべき「腰椎」を無理にねじることでスイングを補う「代償動作」が起きていたと推測される。

■ 施術方針とアプローチ

痛む腰を強く揉むような局所的なアプローチのみに頼るのではなく、スイング時の運動連鎖(キネティックチェーン)を整えるための全身的な介入を実施しました。

  1. 胸椎と骨盤のバランス調整:固まっていた胸椎の伸展・回旋の動きを骨盤周りの調整とともに促し、スイングの軸となる背骨のしなやかな動きをサポート。

  2. 股関節周囲の柔軟性改善:骨盤の回旋にブレーキをかけていた殿筋群および股関節前面の緊張を丁寧にリリースし、右足でのスムーズな体重移動が行えるようアプローチ。

■ 経過と変化の推移

週2回のペースで施術を開始。6回目の状態評価を行う頃(約1ヶ月後)には、練習場でフルショットを行っても腰への違和感が大きく軽減。「腰を無理にねじるのではなく、背中と股関節で回す感覚がわかってきました」と、単なる痛みの緩和だけでなく、身体の負担の少ない使い方(動作の変化)も実感していただきました。現在は月1回のコンディショニングへと移行しています。

※改善までの期間や回数、スポーツ時の感覚の変化には個人差があります。お一人おひとりの状態に合わせた段階的な評価とアプローチが必要です。

【この記事の執筆者】スポルト鍼灸整骨院 中野店 院長

大石 泰範(おおいし やすのり)

保有資格:厚生労働大臣認可/柔道整復師(国家資格)

臨床経験:26年(延べ8万人以上の施術実績)

得意な施術:「スポーツ外傷・障害」、「ストレートネック」「首・肩の痛み」、またそれらに伴う頭痛への施術を得意としています。

ご挨拶:地域の皆様の痛みに寄り添い、根本改善を目指す施術を行っています。どこに行っても良くならなかったお身体の不調、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》

新井で解決!膝の外側が痛いランナーズニー改善法

2026年05月13日

【執筆者/スポルト鍼灸整骨院 中野店院長 大石泰範(柔道整復師:厚生労働大臣認可国家資格)】

【専門家による医学的見直し日/2026年7月30日

サポーターや薬を手放して走りたいランナー必見!長引く「膝の痛み」のメカニズムがわかる5つの疑問Q&A

Q1. なぜ走っている時、着地の瞬間に膝の外側だけが痛むのでしょうか?

A1. 骨盤の横ブレと足首の過剰な倒れ込みにより、膝の靭帯と骨が激しい摩擦を起こしているからです。

痛む「膝」は無理な動きの被害者であり、真の原因は股関節を支える中殿筋の機能不全や足首の硬さにあります。着地の強大な衝撃を関節全体でうまく逃がせず、膝の外側に強烈なねじれストレスが集中することが根本的な要因です。

Q2. 病院で痛み止めをもらい、ストレッチもしていますが、長距離を走るとまた再発するのはなぜですか?

A2. それらは表面的な「痛み」を一時的に抑え込むだけの対症療法に過ぎないからです。

注射や薬で感覚を麻痺させても、着地時に膝へ負担をかける足首や股関節の歪み、フォームの構造的なエラーは手付かずのまま残っています。痛みの根本原因が放置された状態で激しい練習を再開するため、組織へのダメージが蓄積して再発を繰り返します。

Q3. 整骨院で慢性的なスポーツの痛みが本当に改善するのでしょうか?一般的なマッサージとは何が違いますか?

A3. 痛む部位を揉むような慰安目的ではなく、国家資格保持者がバイオメカニクスに基づく「不調の原因に対する根本アプローチ」を行う点が、当院の大きな特徴です。

お身体への負担を抑えた丁寧な『骨盤・骨格調整』で身体の軸を整え、『筋膜リリース』で関節の柔軟性をサポート、さらに『鍼灸治療』で過敏になった神経の働きを整えることで、痛む部位を揉む慰安目的ではなく、国家資格保持者がバイオメカニクスに基づく「原因療法」を行う点が最大の決定的違いです。

Q4. 膝の治療には健康保険が使えますか?

A4. 慢性的なランナーズニーの根本的な改善や全身のバランス調整には「自費診療」でのご案内となります。

日本の医療制度上、健康保険が適用されるのは明らかな転倒による捻挫や骨折といった「急性の外傷」のみに限られています。局所の処置にとどまらず、長年の歪みやフォームの崩れを根本からリセットするためには自費での治療が必要です。

Q5. 痛みを気にせず、また前のペースで走れるようになりますか?

A5. バイオメカニクスに基づく専門的なアプローチを重ねることで、再び不安なくトラックを駆け抜けるための「健康な身体作り」を目指すことは可能です。

私たちの目的は、現在抱えている不調をしっかりとケアするだけでなく、目標とするペース走や月間走行距離をこなせる「再発しにくい身体のバランス」へと整え、あなたのランナーとしての挑戦を全力で支えることです。

なぜペース走中、着地の瞬間に「膝の外側」へ鋭い激痛が走るのでしょうか?

着地時に起こる膝外側の痛みの根源は、単なる脚の使いすぎではなく、「骨盤の横ブレ」と「足首の過剰な倒れ込み」による靭帯と骨の異常な摩擦です。

「平和の森公園」の440mトラック。100mごとの距離表示を頼りに、サブ3達成や自己ベスト更新へ向けて、キロ5分を切るような高強度なインターバル走やペース走に日々打ち込んでいるシリアスランナーの皆様。 気持ちよくスピードに乗ってきた矢先、足の接地から蹴り出しにかけて、膝の外側に「ズキッ」と刺さるような激痛が走り、思わず立ち止まってしまった経験はありませんか?

「このペースならいけると思ったのに、また痛みが再発した…」 「今月の目標走行距離に全く届かず、焦りだけが募っていく…」 「痛み止めを飲んで誤魔化しているが、いつまで薬に頼るのだろうか…」

ランニングに対する高い情熱と目標があるからこそ、思うように走れない現状に対するフラストレーションは計り知れないはずです。

しかし、どうかご安心ください。解剖学と運動学を熟知した国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)としての知見から申し上げますと、その慢性的な膝周辺の不調(いわゆるランナーズニー・腸脛靭帯炎)には、バイオメカニクス(生体力学)的に明確な発生メカニズムが存在します。

適切なアプローチによって身体のバランスを整えることで、痛み止めを手放し、再び風を切ってトラックを駆け抜けるための、症状の根本的な改善をサポートすることは十分に可能なのです。

なぜ太ももをストレッチしても、長引く膝のトラブルが繰り返されるのか?

痛みの震源地である太ももの緊張は「結果」に過ぎず、真の原因は股関節の筋力低下や足底の接地異常(フォーム崩れ)に隠れているからです。

病院の膝外来などで「ランナーズニー(腸脛靭帯炎)」と診断されると、多くの方が大腿筋膜張筋(太ももの外側の筋肉)のストレッチや、患部のアイシングを指導されます。しかし、ランナーの皆様と日々現場で向き合っていると、このような切実な声を頻繁に耳にします。

「毎日欠かさずストレッチポールで外側をほぐしているのに、5km地点を過ぎるとまた痛くなる」 「サポーターで固定しても、トラックのカーブを曲がる時の痛みが消えない」

これはなぜでしょうか。当院での数多くの臨床経験から言える明確な事実は、「痛んでいる場所と、痛みを引き起こしている根本原因は全く別の場所にある」ということです。

ランニング中の着地時、私たちの片脚には体重の約3倍から4倍もの衝撃がかかります。この強大な負荷を横から支え、フォームを安定させるのが、股関節の側部にある「中殿筋(ちゅうでんきん)」などの外転筋群です。しかし、中野駅周辺のデスクワーク層に非常に多い傾向として、長時間の座り姿勢によってこの中殿筋がうまく機能していないケースが多発しています。この状態で片足立ちの着地を迎えた瞬間、骨盤が支えきれずに横へ大きく沈み込んでしまいます(これをトレンデレンブルグ徴候と呼びます)。

さらに、着地時に土踏まずのアーチが過剰に潰れてしまう「過回内」が起きると、すねの骨(脛骨)が内側へ強く捻じれます。

上からは骨盤のブレによる外側への強い牽引力、下からは足首の倒れ込みによる内側への捻れ力。この「上下からの雑巾絞り」のような強烈なねじれストレスが膝関節周辺に集中し、太ももから脛に伸びる腸脛靭帯が、大腿骨の出っ張り(外側上顆)に何度も何度も激しく擦れ付けることになります。

これが、キロ5分を切るスピードでストライドを伸ばし、着地と蹴り出しを繰り返した際、特定のタイミングで膝の外側にナイフで刺されたような激痛を生む真実です。

痛みを根本から断ち切り、自己記録更新を目指すためのアプローチとは?

局所の炎症を抑える対症療法から脱却し、「骨格の歪み」「筋膜の癒着」「神経の興奮」を三位一体で整える構造的な原因療法が必要不可欠です。

処方される痛み止めは、脳への痛覚信号を一時的に遮断しているだけであり、先述した「骨盤の横ブレ」や「足首の倒れ込み」といった、ランニングフォームを崩す根本的な骨格・筋肉の機能不全をリセットするわけではありません。薬で感覚を麻痺させたまま高強度のトラック練習を続ければ、組織の微細断裂はさらに進行し、長期的な離脱を余儀なくされる危険性すらあります。

「整骨院でスポーツの慢性的な痛みが本当に良くなるの?」と半信半疑に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、新井2丁目という、皆様の練習拠点である平和の森公園から目と鼻の先にある当院では、その場しのぎの慰安的なマッサージは一切行いません。

私たちが提供するのは、「骨盤矯正 × 筋膜リリース × 神経調整(鍼灸治療)」という3つの専門技術を掛け合わせた独自メソッドによる根本改善プログラムです。 癒着し硬直した筋膜を的確にリリースして股関節や足関節の正しい可動域を取り戻し、骨盤矯正で着地衝撃を真っ直ぐ受け止められる強靭な身体の土台を再構築します。さらに、長期間の痛みによって極限まで高ぶった神経の異常興奮を、東洋医学の鍼灸治療で深く鎮静化させます。

このアプローチこそが、長年あなたを苦しめてきた不調の連鎖を断ち切り、目標達成へ向けて再び力強く前進するための確かな第一歩となるのです。

本気で目標に向き合うための「自費診療」という選択

ここで、お身体を安全かつ安心して当院にお任せいただくために、制度上の重要な違いをご説明いたします。

日本の制度における「健康保険適用」は、ランニング中の転倒による明らかな捻挫や、急な肉離れ、打撲といった「原因と発生日時が明確な急性のケガ」のみに限定されています。一方で、今回のような「毎回のペース走で徐々に違和感が増してくる」といった反復運動による慢性的なお悩みや、フォーム崩れに起因する全身のバランス調整には、健康保険の適用が法律上認められていません。

局所的な電気を用いたケアや短時間の処置といった保険の枠組みの中だけでは、全身の連動性を根本から見直すことは困難です。だからこそ当院では、健康な身体作りを目指す本気のランナーに対し、制限のない「自費施術」による、お身体の根本的な見直しを目的としたプログラムをご提案しています。

当院のメソッドは、「骨格・骨盤矯正 × 筋膜へのアプローチ × 鍼灸施術」の3要素を組み合わせた総合的なアプローチです。まず、硬くなった筋膜を的確にケアして足関節や股関節の本来の滑らかな動きをサポートします。次に、土台となる骨盤のバランスを整えることで、着地衝撃を骨格全体で受け止められるニュートラルな軸を再構築します。そして、不調の長期化によって過敏になった神経の緊張を、鍼灸施術によって深部から和らげ、本来の健やかなコンディションへと導きます。

このバイオメカニクスに基づく徹底した全身へのアプローチこそが、不調をごまかしながら走る日々から抜け出し、再び不安なくトラックで自己記録更新を目指すための力強いサポートとなるのです。

なぜ当院の「3つのアプローチ」は、繰り返すランナーの膝の不調から抜け出す鍵となるのでしょうか?

これまで解説してきたように、膝の外側に生じる違和感は「局所の負担」だけでなく、足首や股関節の機能低下から連鎖した結果として起こることが多くあります。そのため、当院では痛む場所だけの局所的なケアにとどまらず、以下の「3つの要素」を緻密に掛け合わせ、不調の原因にアプローチする独自のプログラムを提供しています。

1. 骨盤・骨格調整(バイオメカニクスに基づく土台のケア) 着地時に骨盤が横へ逃げてしまうような不安定なフォームや、足元の過剰な倒れ込みを、繊細な手技でニュートラルな状態へと誘導します。身体の最も大きな土台である骨格から重心軸を整えることで、膝関節に集中していた「ねじれストレス」を構造的に緩和し、ランニングの衝撃を全身で分散できるバランスへと導きます。

2. 筋膜へのアプローチ(こわばりの緩和と柔軟性のサポート) 長年の過酷なトレーニングやデスクワークによって柔軟性を失い、硬くこわばってしまった筋膜(大腿筋膜張筋や下腿の筋群)を的確にケアします。筋肉の滑らかな動きを促し、関節本来のしなやかな可動域をサポートすることで、無理なフォーム(代償動作)に頼らないスムーズな脚の振り出しを目指します。

3. 鍼灸施術(過敏になった身体の緊張を和らげる) 不調を長期間抱えていた身体は、「ここを動かすと辛い」という感覚から常に力みが生じ、過敏な警戒状態に陥りやすくなります。そこで東洋医学に基づく鍼灸施術を用い、手技では届きにくい深層の筋肉やツボへアプローチ。極度に高まった身体の緊張を優しく鎮め、人間が本来持つ自然治癒力が働きやすい状態をサポートします。

これら3つのアプローチを組み合わせ、構造(骨格)、動き(筋膜)、そして身体のめぐりを同時に整えるからこそ、自己記録更新を目指すシリアスランナーが求める、スムーズな競技復帰と怪我をしにくい身体づくりをサポートできると考えています。

ペースを上げても怖くない。再び風を切って走れる歓びを

「不調が和らぐ」というのは、あくまでマイナスの状態がゼロに向かう通過点に過ぎません。私たちが本当に目指しているのは、その先にあるあなたの豊かな未来です。

不安を抱えながら走る日々から抜け出し、キロ5分を切るハイペースでトラックを駆け抜けても、翌朝の膝に違和感を引きずらない身体作り。目標としていた月間走行距離を前向きにこなし、週末のロングランを心から楽しめる。そして、趣味のスポーツに全力を注げるからこそ、月曜からの仕事にも圧倒的な集中力でパフォーマンスを発揮できる。

私たち国家資格保持者は、そんな「妥協なきアクティブな日常」を取り戻すための、頼れる伴走者でありたいと願っています。

中野駅北口周辺で膝の違和感にお悩みの方、そして、どうしても達成したいランニングの目標がある方は、ぜひ当院にご相談ください。当院は、平和の森公園で汗を流すランナーの皆様や、中野駅北口周辺の皆様の健康な生活をサポートする身近な専門家として、お一人おひとりの身体と真剣に向き合います。

まずは一度、お気軽にWEB予約またはお電話にてご来院ください。

 

※腸脛靭帯炎(ランナー膝)は、膝の屈伸による摩擦(局所の炎症)だけでなく、股関節の機能低下など全身の運動連鎖が深く関与しています。一般的な病態やスポーツ環境の要因については、「日本整形外科スポーツ医学会の解説ページ」等の専門機関の情報も併せてご参照ください。

臨床レポート【30代男性・腸脛靭帯炎】

■ 来院時の状態と主訴

  • 患者:35歳男性(会社員)

  • 主訴:右膝外側(大腿骨外側上顆付近)の痛み

  • 発症経緯:走り始めて10分位経過すると右膝外側に刺すような痛みが発生。アイシング・湿布と約2週間のランニング休止を実施。歩行時の痛みはない。

■ 初診時の問診と動作観察

走行フォームおよび動的アライメント評価を実施。痛む右膝外側の問題だけでなく、下肢から骨盤にかけての連動性(キネティックチェーン)に構造的エラーを確認。

  1. 足関節の過倒れ込み:右足の接地時に足部が内側へ過度に倒れ込み、それに伴って脛が内側へ捻じれる傾向がある。

  2. 骨盤の横揺れ:右足荷重時に中殿筋の機能不全から右骨盤が外側へ逃げ、腸脛靭帯が過緊張状態にある。

  3. バイオメカニクス的考察:痛みの発生部位は大腿骨と腸脛靭帯が擦れ合う右膝外側であるが、その本質的な原因は「下腿の内旋」と「骨盤の横ブレ」による靭帯の過緊張が同時に重なり、大腿骨外側と靭帯に過剰な摩擦が繰り返し生じていたことが主因と考えられる。

■ 施術方針とアプローチ

  • 足部・足関節のアプローチ:過度な内倒れを抑え、接地時の衝撃を正しく受け止めるアライメントへ調整。

  • 骨盤・臀部のアプローチ:荷重時に骨盤が横ブレしないよう周囲筋群の可動性と安定性を向上。中殿筋への筋膜リリースの実施。

■ 経過と変化の推移

  • 1回目:全身調整後、院内での片足踏み込みを実施。「膝外側の突っ張るような絞り込み感がやわらぎ、足裏全体で地面を踏める感覚」へ変化。

  • 3回目:ジョギングを再開。以前、痛みが出ていた5km地点で「軽度の違和感程度」はあった。

  • 5回目:10kmのペース走を実施。膝外側の痛みは意識することなくクリア。軽度の違和感は残存するものの、走り終えた後の痛みは解消された。

■ 考察とまとめ

本症例は、膝外側という局所に痛みが現れていたものの、構造的な問題には「足首の倒れ込み」と「骨盤の横ブレ」による過剰な摩擦が存在していました。

「休むと和らぐが走ると再発する」を繰り返しがちなランニング障害において、痛む部位への施術だけでなく「なぜそこに摩擦が集中しているのか」という全身のアライメントと動きのバランスに着目し、コンディションを整えていくことが重要です。

■ 初診時の問診と動作観察

走行フォームおよび動的アライメント(動作時の姿勢)の評価を実施。お悩みの右膝外側だけでなく、下肢から骨盤にかけての運動連鎖(キネティックチェーン)に構造的なエラーを確認。

  1. 足部の過回内:右足の接地時に足部が内側へ過度に倒れ込み、それに伴って脛(すね)が内側へ捻じれる傾向が見られる。

  2. 骨盤の側方動揺:右足荷重時に中殿筋などの機能低下から右骨盤が外側へ逃げ、腸脛靭帯が強く引っ張られる(過緊張)状態にある。

  3. バイオメカニクス的考察:痛みが生じているのは大腿骨と腸脛靭帯が擦れ合う右膝外側、そこに負担をかけていた大きな要因は「脛の内旋」と「骨盤の横ブレ」が同時に起こり、膝外側の組織に過剰な摩擦ストレスが反復して加わったことにあると推測される。

■ 施術方針とアプローチ

  • 足部・足関節へのアプローチ:過度な内倒れを抑え、接地時の衝撃を適切に分散できるようアライメントのバランスを整える。

  • 骨盤・殿部へのアプローチ:荷重時に骨盤が横ブレしないよう、股関節周囲筋群の機能向上を図る。緊張して硬くなっていた中殿筋等の組織の滑走性を促進。

■ 経過と変化の推移

  • 1回目:全身のバランス調整後、院内での片足踏み込み動作を実施。「膝外側の突っ張るような絞り込まれる感覚がやわらぎ、足裏全体でしっかりと地面を踏める感覚」へと変化が見られた。

  • 3回目:ジョギングを再開。以前は痛みが出ていた5km地点でも「軽度の違和感がある程度」で走り切れた。

  • 5回目:10kmのペース走を実施。膝外側のストレスを意識することなくクリア。走った後の強い痛みも大きく軽減し、日常的なケアで対応できる状態まで落ち着いた。

■ 考察とまとめ

本症例は、膝外側という局所に痛みが現れていたものの、そこに過度な負荷をかけていた要因には「足首の倒れ込み」と「骨盤の横ブレ」による摩擦ストレスが存在していました。 「休むと和らぐが、走ると痛みを繰り返す」というランニング特有の悩みにおいて、痛む部位への施術だけでなく「なぜそこに摩擦が集中してしまうのか」という全身のアライメントと動作のバランスに着目し、コンディションを整えていくことが大切です。

※改善までの期間や回数、走行時の感覚の変化には個人差があります。お一人おひとりのフォームや状態に合わせた段階的な評価が必要です。

【この記事の執筆者】スポルト鍼灸整骨院 中野店院長

大石 泰範(おおいし やすのり)

保有資格:厚生労働大臣認可/柔道整復師(国家資格)

臨床経験:26年(延べ8万人以上の施術実績)

得意な施術:「スポーツ外傷・障害」、「ストレートネック」「首・肩の痛み」、またそれらに伴う頭痛への施術を得意としています。

ご挨拶:地域の皆様の痛みに寄り添い、根本改善を目指す施術を行っています。どこに行っても良くならなかったお身体の不調、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》

マラソンで膝の外側に走る痛みの根本原因と解決策

2026年04月21日

【執筆者/スポルト鍼灸整骨院 中野店院長 大石泰範(柔道整復師:厚生労働大臣認可国家資格)】

【専門家による医学的見直し日/2026年7月29日

着地でズキッ!膝の外側の痛み(腸脛靭帯炎)よくある質問Q&A

Q1. ランニング中、足が着地するたびに膝の外側が痛くなるのはなぜですか?

A1. それは「腸脛靭帯炎(ランナー膝)」の可能性が高いです。

膝の関節自体が悪いのではなく、骨盤の歪みや太もも・お尻の筋肉の異常な緊張が主な原因です。着地のたびに太ももの外側の筋膜(腸脛靭帯)が膝の骨と過剰に擦れ合うことで炎症が起き、刺さるような痛みが生じています。

Q2. 病院で湿布や痛み止めをもらっていますが、走るとまた痛くなります。なぜですか?

A2. 薬や湿布は「痛み」のサインを一時的にブロックしているだけの対症療法だからです。

安静にすれば炎症は引きますが、着地時に膝へ過剰な負担をかける「骨格のねじれやフォームの崩れ」という根本原因は手付かずのまま残っているため、ランニングを再開するとすぐに痛みが再発してしまいます。

Q3. 整骨院では、膝の外側の痛みに対して具体的にどのような治療をするのですか?

A3. 当院では「骨盤・骨格矯正」で痛みの原因となる身体の土台を整え、「筋膜リリース」で硬直した筋肉の柔軟性を取り戻し、「神経調整(鍼灸治療)」で過敏になった神経の疲労をリセットします

これら3要素を組み合わせたオーダーメイドの施術で、症状の根本改善をサポートします

Q4. ランニングによる慢性的な痛みですが、健康保険は使えますか?

A4. 整骨院で健康保険が適用されるのは、打撲や捻挫などの「明確な負傷原因のある急性のケガ」のみとなります。

日々の姿勢不良の蓄積や骨格の歪みからくる腸脛靭帯炎のような慢性的な不調には、保険適用の枠にとらわれない自費診療による「根本治療」で、痛みの発生源にしっかりとアプローチします。

Q5. 施術を受ければ、また以前のように不安なくランニングができるようになりますか?

A5. 当院では、全身の構造的なエラーにアプローチする施術を通じて、多くのランナーの皆様の競技復帰をサポートしております。

単に今ある不調を和らげるだけでなく、「違和感を繰り返さない身体づくり」を目指して関節の柔軟性や正しい筋肉の連動性を引き出していきます。その結果として、ケガの予防はもちろん、自己ベスト更新といったパフォーマンス向上に向けたプラスの変化も十分に期待できます。

 

 

ランニングの着地で膝の外側が痛い!

中野のランナーを救う「腸脛靭帯炎」の真実と、薬を手放すための根本アプローチ

爽やかな風が吹き抜ける中野セントラルパーク周辺。今日も多くの市民ランナーやマラソン愛好家の方々が健康維持のために汗を流しています。しかし、あなたは今、思い切りランニングを楽しむことができず、暗い顔をしてはいないでしょうか。

「ランニング中、足が着地するたびに膝の外側がズキッ、ピキッと刺さるように痛い…」「病院に行っても湿布と痛み止めを出されるだけで、走るとまたすぐに痛い」

もしあなたが、このような辛い悩みを抱えながら、「本当に整骨院でこの痛みが根本改善できるのだろうか?」と半信半疑に感じているなら、是非この記事を読んでください。

ランニングをしている時に、着地の衝撃に合わせて膝の外側が痛いと感じる症状。それは医学的・解剖学的に「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」、通称ランナー膝と呼ばれる状態である可能性が極めて高いと言えます。

腸脛靭帯炎は、真面目にランニングの練習に打ち込むストイックなランナーほど陥りやすく、痛みをごまかしながら走り続けると、日常生活の階段の上り下りすら痛いと感じるような事態を招きかねません。

痛み止めという「その場しのぎの薬」を手放し、本気でランニングへの復帰を目指すために。解剖学・生理学・運動学のプロフェッショナルである柔道整復師・鍼灸師(国家資格保持者)が、腸脛靭帯炎によって膝の外側が痛いと感じる本当のメカニズムと、当院が提供する「不調の原因に対する根本からのアプローチ」について詳しく解説します。

膝の外側が痛い「腸脛靭帯炎」の真のメカニズムとは?

そもそも、なぜランニング中に膝の外側が痛い状態になるのでしょうか。

腸脛靭帯炎という名前の通り、太ももの外側を骨盤からすねの骨まで走る「腸脛靭帯」という強靭な筋膜組織が、膝の外側の骨(大腿骨外側上顆)と過剰に擦れ合うことで炎症を起こすのが直接的な原因です。

しかし、「なぜあなただけが、そこまで強く擦れ合って炎症を起こしてしまうのか?」という根本的な疑問に向き合わなければ、一生クスリや湿布に頼る生活からは抜け出せません。

私たちが考える痛みのメカニズムをお話しします。

痛みは、主に神経終末という神経の先端部分が刺激を受けることで発生します。この神経終末は多くの場合、筋肉内に存在しており、筋肉が緊張し固くなることでその神経が圧迫され、痛みを感じるようになります。反対に言えば、筋肉が柔軟で弾力を持つ状態であれば、この痛みは軽減されるか、消失するのです

つまり、ランニングで膝の外側が痛い「腸脛靭帯炎」の根本的な原因は、膝の関節そのものの寿命や使いすぎだけではなく、「骨盤周辺や太ももの筋肉の異常な緊張」に隠されています。

では、なぜ筋肉がそこまで固くなってしまうのでしょうか。筋肉が固くなる主な原因は、日常生活における無意識の動作や姿勢にあります。例えば、片方の肩にカバンをかける習慣や、座る時に足を組む癖、長時間の座位などの不良姿勢が特定の筋肉に負担をかけ、筋肉が硬直していくのです

筋肉が収縮して固くなると、付着している骨を強く引き寄せてしまい、結果として骨格や骨盤が歪む原因となります。骨盤が歪むと、全身のバランスが崩れてしまいます。土台である骨盤が歪み、バランスを崩したままランニングを続けるとどうなるでしょうか。着地の衝撃を上手く体全体で逃がすことができず、足の外側に極端な体重がかかる「不良フォーム」が定着してしまいます。

その結果、太もも外側の筋肉や筋膜がパンパンに張り詰め、神経を圧迫し 、腸脛靭帯炎を引き起こして「膝の外側が痛い」という悲鳴を上げるのです。さらに、筋肉が固くなることで血管を圧迫し、血流が悪化します。血流が阻害されると、炎症を起こした腸脛靭帯に酸素や栄養が届かず、組織の修復が遅れるという悪循環に陥ります。

痛み止め(対症療法)からの卒業と、健康保険・自費診療の違い

病院で処方される痛み止めなどの薬は、この「圧迫されて出た痛みのサイン」を脳に伝えないよう一時的にブロックする対症療法です。薬の効き目が切れれば、歪んだ骨盤と硬直した筋肉によって、再びランニングで膝の外側が痛い状態に戻るのは当然のことと言えます。

私たちは、このようなランニング時の慢性的な痛みを根本から見つめ直し、症状の改善に向けた健康な身体作りを徹底的にサポートします。

ここで皆様に正しくご理解いただきたいのが、整骨院における「健康保険適用」と「自費診療」の違いです。健康保険が適用されるのは、明確な負傷原因のある「打撲、捻挫、骨折」などの急性外傷に限られます。したがって、日々の不良姿勢の蓄積や骨格の歪みから生じる腸脛靭帯炎のような慢性的な不調に対しては、保険適用の枠を超えた自費診療による「根本治療」こそが、痛みの発生源にアプローチする解決策となります。

当院が目指す「本当に健康な状態」とは、神経、筋肉、血流が正常に機能し、それらが相互に良い影響を及ぼし合う「良循環な状態」です。この状態では、筋肉は柔軟性と弾力を持ち、骨格をしっかり支えています。また、弾力のある筋肉は、ポンプ機能が正常に働くため、血流がスムーズに行われ、全身に酸素と栄養が行き渡ります

この「良循環な状態」を作り出し、ランニングによる腸脛靭帯炎などのお悩みを和らげるためには、痛む局所を表面的にもみほぐすだけのアプローチでは十分とは言えません。

当院では、「骨盤・骨格調整」「筋膜リリース」「神経へのアプローチ(鍼灸施術)」などを、お一人おひとりの状態に合わせて最適に組み合わせる、根本的な「身体づくり(コンディショニング)」が非常に重要だと考えております。

 

 

「休めば元通り」はランナー最大の罠。

痛み止めでは変えられない、「腸脛靭帯炎」を打ち砕く根本アプローチ

「ランニング中に膝の外側が痛い」と訴え、腸脛靭帯炎と診断された方の多くは、「しばらくランニングを休んで安静にしてください」と指導されます。確かに、強烈に痛い炎症期には局所の安静が必要です。しかし、数週間休んで痛みが引いたからといって、意気揚々と中野セントラルパークでランニングを再開した途端、またすぐに膝の外側がピキッと痛い状態に逆戻りしてしまった…、という悔しい経験はありませんか?

この「休んで痛みが引けば良くなるはず」という思い込みこそが、腸脛靭帯炎を長引かせ、ランナーを苦しめる最大の罠なのです。

痛み止めや湿布は、痛いという感覚を脳に伝えないためのものであり、ランニングのフォームや関節の動きそのものを変えてくれるわけではありません。休んでいる間は膝の外側が痛い症状が隠れているだけで、ランニングの着地で膝の外側が痛い状況を引き起こす「身体の構造的なエラー」は手付かずのまま残っているのです。

私たち国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)が現場で数多くのランナーを診てきて確信しているのは、腸脛靭帯炎で膝の外側が痛い根本原因は「膝の関節そのもの」には無いということです。

ランニングで足が着地する瞬間、本来であればお尻にある中殿筋という筋肉が骨盤を水平に保ちます。しかし、日々の姿勢不良等で骨盤が歪み、この筋肉がうまく働かないと、着地のたびに大腿骨が内側にねじれて倒れ込んでしまいます。この「ねじれ」こそが、太ももの外側を走る腸脛靭帯を異常に引っ張り、膝の外側の骨と激しく摩擦を起こして「痛い!」という悲鳴を上げさせる真犯人なのです。

つまり、腸脛靭帯炎の本当の解決策は、「痛いからひたすら休む」ことではありません。骨格と筋肉のバランスを整え、摩擦が起きない正しい動きを再構築し、「再び快適にランニングができる状態へとコンディションを引き上げる」というポジティブなアプローチが必要なのです。

3つの要素を組み合わせたアプローチを提供しています

そこで当院では、ただ目の前の不調を和らげるだけでなく、身体のバランス崩れなどの要因にアプローチし、「不調を繰り返さない体作り」を目指すという施術方針のもとでお客様と向き合っています。お一人おひとりの身体の状態に合わせた「オーダーメイドの施術」として、以下の3つの要素を組み合わせたアプローチを提供しています。

① 骨盤・骨格調整(土台の安定によるフォームのサポート)

骨盤は身体の土台、背骨は大黒柱です。骨盤のバランスを整え、土台を本来のポジションへ導くことで、背骨の自然なS字カーブをサポートし、不調の引き金となる構造的な負担にアプローチします。この土台の安定こそが、ランニング中の横ブレを抑え、膝の外側にかかる過剰なストレスを軽減するための重要な鍵となります。

② 筋膜リリース(柔軟性の回復とコンディションの構築)

筋肉を包み込む「筋膜」をリリースすることで、こわばった筋肉の柔軟性を引き出し、全身の巡りを促していきます。筋肉が緊張したままでは、せっかく整えた骨盤・骨格のバランスも崩れやすくなってしまいます。良い状態を維持するためにも、周囲の組織を柔らかく保つことは大切です。太ももやお尻の筋膜が解放されることで、よりスムーズな足の運びを実感していただけるはずです。

③ 鍼灸を取り入れたコンディショニング(過敏になった緊張の緩和)

不調が長く続くと、身体は無意識のうちに緊張し、感覚が過敏になるなど、自律神経のバランスも乱れやすくなります。こうした慢性的なお悩みには、鍼灸施術を取り入れたアプローチを行います。鍼灸の刺激によって身体の過度な緊張を和らげ、こわばった身体を本来のリラックスした状態へと導きます。

私たちが中野で提供しているのは、単なるリラクゼーション目的の施術ではありません。解剖学やバイオメカニクス(生体力学)を学んだ国家資格保持者として、「膝の外側の違和感」という切実なお悩みを、骨格・筋膜・神経の3方向から紐解いていきます。不安を抱えながら走り続ける日々から抜け出し、身体の機能を本来の状態へ高めることで、自己ベスト更新を目指せるような「強くしなやかなランニングライフ」を取り戻すサポートを全力で行います。

 

 

膝の外側が痛い恐怖からの卒業!

中野のランナーを救う「腸脛靭帯炎」専用アプローチと、自己ベスト更新への道

中野周辺でランニングを愛する皆様。着地のたびに膝の外側が痛むというお悩みは、決して「走り込みの勲章」でもなければ、「年齢や体質のせい」でもありません。腸脛靭帯周りのその辛いサインは、あなたの身体が発している「骨格と筋肉のバランスを変えてほしい」という切実なSOSなのです。

私たち「スポルト鍼灸整骨院 中野店」が定義する本当の健康とは、「不安なく快適な日常生活が送れて、自分のやりたい事(=大好きなランニング)が存分にできること」です。一時的なケアでその場をしのいでも、根本的な原因にアプローチして「繰り返さない体作り」をしなければ、ランニングを再開した途端に何度も同じような膝のトラブルを招いてしまいます。

そこで当院では、ただ膝の外側の負担を減らすだけでなく、「改善・予防を目指す独自のプログラム」をご提供しています。初回の丁寧なカウンセリングと姿勢・動作の確認によって、あなたのランニングフォームの崩れや骨盤の歪みを見極め、お1人お1人の状態にしっかりと合わせた個別の施術計画を作成します。

この計画に沿って、毎回の身体の変化を細かく確認しながら、「骨盤・骨格調整」「筋膜リリース」「神経調整(鍼灸施術)」を最適に組み合わせていきます。身体の土台である骨組み、柔軟性を担う筋肉、そして伝達を司る神経という3要素全てに対して、国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)が専門的な知見から総合的にアプローチ出来るのが、当院の大きな強みです。

さらに、不調が和らいだ後も、膝の違和感を再び繰り返さないために、ご自宅でできる体操やランニングに特化したストレッチの指導も徹底して行います。ただ「膝の外側の不調」というマイナスをゼロに近づけるだけではありません。関節の可動域が広がり、正しい筋肉の連動性が身につくことで、「以前よりもストライドが伸びた感覚がある」「ランニング中の足運びが軽やかに感じる」といった、パフォーマンス向上(プラス)という新たなゴールを一緒に目指すことができるのです。

サポーターや湿布でしのぎながら走っている方、これまで色々なケアを試しても変化を感じられなかった方。長い間同じような違和感で悩まれている方や、もう辛い思いを繰り返したくないという方は、是非一度、中野エリアの当院へご相談下さい。「根本原因へのアプローチ」そして「不調を繰り返さない体作り」。これが、私たちがアスリートの皆様にご提案する揺るぎない方針です。ご予約・ご相談を心よりお待ちしております。

 

※腸脛靭帯炎(ランナー膝)は、膝の屈伸による摩擦(局所の炎症)だけでなく、股関節の機能低下など全身の運動連鎖が深く関与しています。一般的な病態やスポーツ環境の要因については、「日本整形外科スポーツ医学会の解説ページ」等の専門機関の情報も併せてご参照ください。

 

 

臨床レポート【30代女性:腸脛靭帯炎】

■ 来院時の状態と主訴

  • 患者:30代女性(デスクワーク)ランニング歴半年

  • 主訴:左膝外側の痛み

  • 状態:走ると膝の外側が熱を持って痛む

■ 初診時の問診と動作観察

患部である膝外側の腸脛靭帯に圧痛と熱感を確認。片脚立ち(ランニングの着地期を想定したテスト)をしていただくと、中殿筋が全く機能しておらず、骨盤が外側へ大きく崩れ落ちる傾向が顕著に見られた。

■ 施術方針とアプローチ

対症療法的なアイシングや局所のマッサージでは、日々の荷重ストレスに負けてしまうと判断。

  1. 股関節のロック解除と機能再学習:縮みきった股関節前面の筋膜をリリースし、骨盤をニュートラルに戻す。その上で、着地衝撃を吸収する役割を果たす「中殿筋」の正しい使い方を身体に覚え込ませるアプローチを徹底。

  2. 負荷のコントロール:組織の修復が追いつくまではランニングを一時休止し、ウォーキング等の低負荷な有酸素運動と、当院での施術に専念していただいた。

通常の腸脛靭帯炎であれば、骨盤の調整と筋膜リリースで比較的早期に変化が出る。しかし本症例では、患者様自身の体重負荷が大きいため、初期の数回は施術で骨格を整え筋膜の滑走性を出しても、日々の通勤の歩行や階段昇降の負荷だけで再び組織が硬くなるという停滞期が長く続いた。

■ 経過と変化の推移

施術開始から1ヶ月半は痛みの戻りに苦戦したが、中殿筋が役割を果たし始め、着地時に骨盤の横ブレを制御できるようになってから変化しはじめた。約3ヶ月後(計12回)の施術を経て、ランニング時に出ていた痛みが消え、目標としていた10kmのランニングを違和感なくクリア。月1回のメンテナンスとフォームチェックを継続されている。

■ 初診時の問診と動作観察

患部である膝外側(腸脛靭帯周辺)に圧痛と熱感を確認。ランニングの着地期を想定した片脚立ちの動作テストを行っていただいたところ、股関節を支える中殿筋の機能低下が見られ、荷重時に骨盤が外側へ大きく崩れる傾向を顕著に確認。

■ 施術方針とアプローチ

局所へのアイシングや揉みほぐしといった対症療法のみでは、日々の荷重ストレスをカバーしきれないと推測し、以下の全身的なアプローチを実施。

  • 股関節の可動性改善と機能の再学習:強く緊張していた股関節前面の組織の滑走性を丁寧に促し、骨盤のバランスを整える。その上で、着地衝撃を吸収する要となる「中殿筋」が適切に働くよう、身体の正しい使い方を促すアプローチを徹底。

  • 負荷のコントロール:組織への過剰な負担を軽減するため、一時的にランニングをお休みいただき、ウォーキング等の低負荷な運動と当院での施術に専念していただいた。

一般的な腸脛靭帯の炎症であれば、骨盤周りのバランス調整と組織の柔軟性改善で比較的早期に変化が見られることもある。しかし本症例では、患者様ご自身の日常的な荷重ストレスの影響もあり、初期の数回は施術でアライメントを整えても、通勤時の歩行や階段昇降の負荷によって再び組織が緊張してしまうという、痛みの戻り(停滞期)が長く続いた。

■ 経過と変化の推移

施術開始から1ヶ月半ほどは一進一退の状況にありましたが、徐々に中殿筋が本来の役割を果たし始め、着地時の骨盤の横ブレをご自身で制御できるようになってから、明らかな状態の変化が見られ始めました。約3ヶ月(計12回)の継続的なアプローチを経て、ランニング時に生じていた強い痛みは大きく軽減。目標とされていた10kmのランニングを違和感なく走り切れる状態へと改善しました。現在は、月1回のコンディショニングとフォームチェックを継続していただいています。

※改善までの期間や回数、痛みの戻りの有無には個人差があります。お一人おひとりの日常的な負荷や状態に合わせた段階的な評価と計画が必要です。

【この記事の執筆者】スポルト鍼灸整骨院 中野店院長

大石 泰範(おおいし やすのり)

保有資格:厚生労働大臣認可/柔道整復師(国家資格)

臨床経験:26年(延べ8万人以上の施術実績)

得意な施術:「スポーツ外傷・障害」、「ストレートネック」「首・肩の痛み」、またそれらに伴う頭痛への施術を得意としています。

ご挨拶:地域の皆様の痛みに寄り添い、根本改善を目指す施術を行っています。どこに行っても良くならなかったお身体の不調、ぜひ一度ご相談ください

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》

産後骨盤矯正はいつから?中野の整骨院で痛みの原因を根本ケア

2026年03月31日

【執筆者/スポルト鍼灸整骨院 中野店院長 大石泰範(柔道整復師:厚生労働大臣認可国家資格)】

【専門家による医学的見直し日/2026年7月29日

「いつから?」「痛くない?」産後ママが抱える骨盤ケアのQ&A

Q1. 産後の骨盤矯正は、出産後いつから始めるのが一番良いのでしょうか?

A1. 産後1〜2ヶ月からスタートし、6ヶ月頃までに受けるのが最もおすすめです。

妊娠・出産で分泌されたホルモンの影響で、産後の骨盤周りの靭帯や関節はとても柔らかくなっています。この時期は骨盤を正しい位置へ戻しやすいため、身体の土台を整える絶好のチャンス(黄金期)と言えます。

Q2. 特に腰痛などの痛みは感じていないのですが、それでも骨盤矯正は受けた方がいいですか?

A2. はい、痛みがない場合でも、今後の不調予防や体型戻しのために受けることを強くおすすめします。

出産によって開いたり歪んだりした骨盤をそのままにしておくと、数年後に慢性的な腰痛や肩こり、ぽっこりお腹などの原因になりやすいため、早めに土台をリセットすることが大切です。

Q3. 整体は初めてでバキバキと痛いことをされないか怖いです。施術は痛いですか?

A3. 当院の産後骨盤矯正は、バキバキと音を鳴らすような痛みを伴う危険な施術は行いませんのでご安心ください。

産後のデリケートなお身体に負担をかけないよう、呼吸に合わせて関節や筋肉を優しく誘導するソフトな手技で行いますので、初めての方でもリラックスして受けていただけます。

Q4. 骨盤を整えることで、私のこれからの生活や身体は具体的にどう変わりますか?

A4. 抱っこや授乳による身体への負担が軽減され、心身ともに余裕を持って育児を楽しめるようになります。

骨格の土台が整うことで姿勢が改善し、筋肉が正しく使えるようになるため、妊娠前のズボンが履きやすくなるなど、体型の崩れを防ぐポジティブな変化も期待できます。

 

 

「産後」の止まらない不調、「いつから」向き合うべきか?

「骨盤矯正」が導く不調の原因にアプローチする未来

「産後」、ようやく赤ちゃんに会えた喜びも束の間、鏡に映る自分の姿や、言葉にできない全身の重だるさに戸惑いを感じていませんか?

「産後」のママたちを悩ませるのは、単なる寝不足だけではありません。朝起きた瞬間に感じる腰のピリッとした痛み、抱っこ紐を外した後のズーンと重い肩、そして、時折視界にキラキラした光が走る「閃輝暗点」を伴うような激しい頭痛。

病院へ行けば「産後」だから仕方がない、まずは安静にと言われ、痛み止めを処方される。しかし、薬を飲んで一時的に痛みを忘れても、数時間後にはまたあの不快感が戻ってくる。そんな「出口の見えないトンネル」の中にいるような感覚を抱えている方は少なくありません。

もしあなたが、「この痛みは一生付き合っていくものなのだろうか」と半ば諦めているとしたら、少しだけ耳を傾けてください。

その不調は、決してあなたの「産後」の努力不足や気のせいではありません。身体の土台である骨盤が、出産という人生最大のイベントを経て、劇的に変化したことによる「医学的なサイン」なのです。

「中野」の地域に根ざし、日々多くのママたちの身体と向き合っている当整骨院では、湿布などの一時的なケアだけに頼りたくないというお気持ちに寄り添い、お身体に負担をかけている「状態」をしっかりと見極めることに情熱を注いでいます。国家資格を持つ専門家として私たちが日々実感しているのは、お一人おひとりの状態に正しくアプローチすることで、再び軽やかな毎日を目指すサポートができるということです。

「産後」の身体を支配する「リラキシン」の光と影

なぜ、「産後」の身体はこれほどまでにボロボロになってしまうのでしょうか。その背景には、妊娠中から分泌される「リラキシン」というホルモンが深く関わっています。リラキシンは、赤ちゃんがスムーズに産道を通れるよう、本来は強固に結合している骨盤周りの靭帯や関節を緩める役割を果たします。

しかし、このリラキシンの作用は骨盤だけに留まりません。全身の関節を緩めてしまうため、身体の軸がグラグラの状態になってしまうのです。この不安定な骨盤を支えようとして、周囲の筋肉や「筋膜」が過剰に緊張し、硬直します。これが、多くの「産後」ママが経験する慢性的な腰痛や股関節痛の引き金となります。

さらに、このホルモンの影響は「産後」約6ヶ月まで続くとされています。この期間こそが、私たちが「ゴールデンタイム」と呼ぶ、最も効率的に「不調の原因にアプローチできる時期」なのです。

「産後」の「骨盤矯正」は「いつから」始めるべきかという問いに対し、私たちは「産後1ヶ月健診で医師の許可が出た後、2ヶ月目から」と推奨しています。靭帯がまだ柔軟なこの時期に「骨盤矯正」を行うことで、歪んだ状態で固まってしまうのを防ぎ、健康な身体作りを目指すことができるからです。

三叉神経とセロトニン:頭痛の裏側に隠れた生理学的メカニズム

「産後」の不調の中でも、特に深刻なのが頭痛です。中には視界の一部が欠けたり、ギザギザした光が見えたりする「閃輝暗点」を経験し、強い不安に駆られる方もいらっしゃいます。これは、単なる疲れではなく、脳内の化学物質である「セロトニン」と「三叉神経」の複雑な相互作用によるものです。

出産直後、エストロゲンという女性ホルモンが急激に減少するのに伴い、脳内の「セロトニン」分泌量も一時的に低下します。セロトニンには血管を適度に収縮させる働きがありますが、これが不足すると脳の血管が急激に「血管拡張」を起こします。この血管の広がりが、周囲を取り巻く「三叉神経」を直接刺激し、炎症物質を放出させることで、あの脈打つようなズキズキとした痛みが発生するのです。

この「血管拡張」をさらに悪化させるのが、実は「骨盤の歪み」による「自律神経」の乱れです。骨盤が不安定だと、身体はそれを補うために「頸椎のゆがみ」を引き起こします。

首の骨が歪めば、そこを通る自律神経や血管が圧迫され、脳への血流が不安定になります。その結果、神経が過敏になり、普段なら気にならない程度のストレスや気圧の変化でも、三叉神経が過剰に反応してしまうのです。

「産後」の「骨盤ケア」を「いつから」始めるかを検討する際、単に姿勢を整えることだけを考えてはいけません。大切なのは、身体のバランスを整えることで日々の緊張を和らげ、心身ともにリラックスした健やかな状態へ導くこと。これこそが、当「整骨院」が提供する、身体の専門知識に基づいたアプローチの真髄です。

「筋膜」のねじれが引き起こす、全身の負の連鎖

「産後」のママが抱える痛みは、一箇所に留まりません。腰が痛いと思えば、次は背中、さらには腱鞘炎や膝の痛み。この「痛みの移動」の正体は、身体を包み込むボディスーツのような組織「筋膜」の癒着とねじれにあります。

「産後」、不安定な骨盤をカバーしようとして特定の筋肉(例えば、授乳姿勢で酷使する大胸筋や、赤ちゃんを支える腸腰筋)が硬くなると、その上を覆う「筋膜」が引っ張られ、全身のバランスを崩します。中野駅近くのオフィスワークから「産後」の育児にライフスタイルが変わった方などは、特にこの「筋膜」の硬さが顕著です。

骨盤という土台のバランスが崩れたままでは、どれだけ揉みほぐしを行っても、この「筋膜」の緊張はなかなか和らぎません。土台が傾いた家で、壁紙だけを張り替えてもすぐに負担がかかるのと同じです。だからこそ、当院では「骨盤のバランス調整 × 筋膜へのアプローチ × リラックスケア」の3要素を組み合わせた独自の施術を用いています。

  1. 「骨盤矯正」で身体の基礎となる土台を本来のバランスへ導く。

  2. 「筋膜リリース」で全身を覆う組織の緊張をほぐし、巡りを促す。

  3. 「神経調整」で過敏になった心身を休め、バランスを整える。

この3方向からの同時アプローチによって、「産後」の複雑な不調の連鎖を和らげ、健やかな状態へと導くサポートが可能になります。

国家資格者が守る、あなたの身体の「権威性」と「信頼性」

ここで一つ、大切なお話をさせてください。あなたがお身体のケアを任せる場所をお選びになる際、どのような資格を持ったスタッフが対応しているかをご検討されたことはありますでしょうか?

私たち「整骨院」のスタッフは、柔道整復師や鍼灸師(はり師・きゅう師)といった国家資格を有しております。解剖学、生理学、運動学といった専門的な知識を基礎から学び、国家試験を経て身につけた経験を活かして、皆さまのお身体に真摯に向き合います。

「産後」というデリケートな時期のお身体は、わずかな刺激の強弱やバランスの変化から大きな影響を受けやすい状態にあります。そのため、無理な負荷をかけることなく、ご自身の状態に合わせた適切なケアを選択することが非常に重要です。

だからこそ私たちは、お身体への負担に配慮した丁寧なサポートを心がけております。いつ頃からケアを始めるのが適しているか、どの程度の強さでアプローチすればご負担になりにくいかを見極めながら対応いたします。

なお、当院での施術につきましては、原因が明確な外傷(打撲、捻挫、挫傷など ※骨折・脱臼は応急手当を除き医師の同意が必要です)に対しては各種「健康保険」が適用となります。一方で、「産後」の定期的なメンテナンスや、お身体のバランスを整えるためのプログラムなどは、保険適用外(自費施術)となります。これは、保険の適用範囲にとらわれず、お一人おひとりのお身体の状況に合わせたきめ細やかなサポートを提供するためです。

「産後」のお悩みは、お身体があなたに送っている「助けて」というサインかもしれません。そのサインを見逃さず、適切な時期にケアを始めること。それが、あなたが再び笑顔で赤ちゃんを抱き上げ、ご自分らしい毎日を取り戻すための第一歩となります。

 

 

「湿布と痛み止め」で誤魔化していませんか?

病院の検査では映らない、産後の不調の“真犯人”とは

「産後」の身体を襲う耐え難い痛みや不調。意を決して整形外科を受診し、長い待ち時間を経てレントゲンを撮った結果、「骨には異常ありませんね」という一言と、数日分の痛み止めや湿布だけを渡された経験はありませんか?

「産後」のママたちにとって、これほど無力感に苛まれる瞬間はありません。自分の身体はこんなにも悲鳴を上げているのに、現代医学のレンズにはその「原因」が映し出されない。それは決してレントゲンの性能が低いわけでも、医師が不親切なわけでもありません。単に、病院が得意とする「骨の変形や骨折」という領域と、私たちが「整骨院」として向き合っている「骨盤の歪み、筋膜の癒着、神経の伝達異常」という領域が、全く別次元のものだからです。

「産後」の不調の多くは、骨そのものの異常というよりも、骨を支える軟部組織、つまり筋肉や「筋膜」への過度な負担や、全身のバランスの崩れによって引き起こされると考えられます。つらい痛みを一時的に和らげるケアももちろん大切ですが、それだけでは同じ不調を繰り返してしまうことがあります。

それに対し、私たちが行うのは、なぜお身体にその負担がかかってしまったのかという日常の癖や姿勢を見極め、筋肉や骨格のバランスを整えることで、不調を繰り返さないための身体づくりをサポートするアプローチです。

「産後」の「骨盤矯正」は、早めのアプローチが「産後」の人生を変える

ここで多くのママが直面するのが、「産後」の「骨盤矯正」などのボディケアを「いつから」始めるべきかという悩みです。

前項でも触れた通り、一般的に「産後」の「骨盤矯正」の開始時期は、「産後」2ヶ月目頃からが一つの目安とされています。しかし、現実はどうでしょうか。「産後」すぐは育児に追われ、自分のメンテナンスどころではないという方が大半でしょう。気づけば「産後」半年、あるいは1年が経過してしまい、「もう『産後』の『骨盤矯正』を『いつから』やるべきか悩む時期は過ぎてしまった」と諦めてしまう方も少なくありません。

しかし、身体の構造を熟知した国家資格者の視点から言えば、「産後」の「骨盤矯正」は「いつから」始めても、決して遅すぎるということはありません。「産後」半年を過ぎてリラキシンの分泌が落ち着いた後でも、ご自身の状態に合わせた適切な「骨盤矯正」を行うことで、負担のかかった姿勢を整え、身体のバランスを本来の健やかな状態へ導くサポートをすることは十分に可能です。

もちろん、「産後」の「骨盤矯正」を「いつから」始めるかにおいて、早めにケアをスタートするに越したことはありません。「産後」の早期であれば、まだ筋肉や「筋膜」に負担のかかる「クセ」が定着しきっていないため、よりスムーズに「産後」のお悩みにアプローチすることが期待できます。しかし、当院には「産後」数年が経過してからの日々の不調や、姿勢の崩れによる違和感で来院される方も非常に多く、その方々もまた、「骨盤矯正」を通じて、より快適な日常生活を取り戻すためのケアを前向きに継続されています。

筋肉が「骨」を引っ張る?「産後」の歪みを生み出す「筋膜」の正体

なぜ、「産後」の「骨盤矯正」が必要不可欠なのか。それは、骨が勝手に動くのではなく、骨に付着している筋肉や「筋膜」が、骨を引き寄せてしまうからです。

「産後」の生活を想像してみてください。長時間の授乳、中腰でのオムツ替え、そして赤ちゃんの成長と共に重くなる抱っこ。これらの動作は、身体の前面にある筋肉を常に緊張させ、逆に背面にある筋肉を弱化させます。すると、身体をボディスーツのように覆っている「筋膜」が特定の方向に強く引っ張られ、その結果として「骨盤矯正」が必要なほどの歪みが生じます。

病院の痛み止めは、この「筋膜」の引きつれや、それによって圧迫された「神経終末」の興奮を一時的に抑えるだけです。薬の効果が切れれば、歪んだ骨格が再び神経を圧迫し、痛みは再燃します。私たち「中野」の「整骨院」が提供する「骨盤矯正 × 筋膜リリース」の組み合わせは、この物理的な「引きつれ」そのものを解放します。

まず「筋膜リリース」によって、ガチガチに固まった筋肉の柔軟性を取り戻します。筋肉が柔らかくなれば、骨を不自然な方向に引っ張る力が弱まります。その上で「骨盤矯正」を行い、身体の土台である骨盤をミリ単位で本来の位置へ戻していく。このプロセスを経て初めて、筋肉と骨格が「お互いに足を引っ張り合わない」という良循環な状態、つまり「本当に健康な状態」へと導かれるのです。

「産後」の「骨盤矯正」を「いつから」本気で考えるか。

「産後」の不調をそのままにしておくことの気がかりな点は、その違和感が「当たり前」になってしまうことです。私たちの身体は、たとえバランスが崩れた状態であっても、その状態が長く続くと「これが自分の基本姿勢だ」と認識しやすくなってしまいます。

「産後」の「骨盤矯正」を「いつから」受けるべきか迷っている間にも、身体はその崩れたバランスに慣れていってしまいます。だからこそ、「中野」の当「整骨院」では、その場しのぎのケアだけでなく、「身体に負担の少ない姿勢を覚え込ませる」というステップを重視しています。

「産後」の「骨盤矯正」を通じて身体の土台が整うと、心身のリラックスにもつながります。前項でお話ししたような日々の不調も、骨盤や姿勢の歪みが整い、身体のめぐりがスムーズに行き渡るようになれば、自然と穏やかになっていくことが期待できます。

「産後」の「骨盤矯正」は、単なる美容やスタイルアップのためだけのものではありません。それは、これから何十年と続くあなたの人生を支える「身体の土台」を整えるための、極めて大切なメンテナンスなのです。「産後」の「骨盤矯正」を「いつから」始めようかと考えている今この瞬間が、あなたにとってケアを始めるおすすめのタイミングです。

私たちは、原因がはっきりせず一人で抱え込んでいたあなたの心と身体の辛さにしっかりと寄り添い、身体の構造に関する知識に基づいた丁寧なケアでサポートします。中野で多くの「産後」ママたちの笑顔をサポートしてきた経験があるからこそ、私たちはあなたのお悩みに対しても、前向きなご提案ができると考えています。

 

 

中野で叶える「元に戻らない身体」へのロードマップ

骨盤矯正 × 筋膜リリース × 神経調整:三位一体のアプローチが変える「産後」の未来

「産後」の「骨盤周りのケア」を検討する際、「ボキボキされて痛そう」「ただ腰を押すだけではないか」という不安をお持ちの方もいるかもしれません。しかし、当院の施術は、身体の構造に配慮した非常にソフトで丁寧な手技です。

まず、身体の土台となる骨盤周りのバランスを整え、無理のない姿勢へ。出産によって負担のかかった骨盤周辺の筋肉を優しく調整し、背中が自然なラインを描けるようにサポートします。これにより、美しい姿勢が保たれやすくなり、産後のすこやかな毎日が期待できます。

次に、全身のこわばりへアプローチします。第一項でも触れた通り、「産後」のお身体は特定の部位に負担が集中し、全身が緊張しがちです。この筋肉のねじれや張りを丁寧に解きほぐすことで、本来の柔軟性を取り戻すお手伝いをします。筋肉が柔らかくほぐれれば、身体の重さも和らぎ、全身のリフレッシュに繋がります。

そして最後が「心身のバランス調整」です。長引く「産後」の疲れで張り詰めた気分や、乱れがちな全身のバランスを優しく整えます。特に、日々のストレスからくる頭の重さや不快感を和らげ、深いリラックスへ導くための心地よい微細な刺激を与えます。この「骨盤周りの調整」「筋肉のほぐし」「心身のリラクゼーション」の3要素を同時に行うからこそ、当院では、お一人おひとりのお身体に寄り添い、健やかな毎日へのお手伝いができるのです。

「中野」のママに寄り添う、ライフスタイルに合わせた個別プログラム

一口に「産後」の不調と言っても、抱えている悩みは人それぞれです。「産後」の「骨盤矯正」を「いつから」始めるのがベストかは、お一人おひとりの回復力や育児環境によって異なります。

例えば、中野通りをベビーカーで毎日歩く方と、抱っこ紐で階段の上り下りが多い方では、筋肉の使い方も「骨盤矯正」のポイントも変わります。当院では初めてご来院いただいた際のカウンセリングに十分な時間を割き、あなたの「日常の動き」の中に潜む「産後」の身体への負担の原因を丁寧に探ります。

「産後」の「骨盤矯正」を「いつから」受けるべきか悩まれる方は多くいらっしゃいます。当院では、抱っこ紐での長いお散歩での疲労感や、掃除機をかける時の腰への負担を和らげ、家事や育児が少しでも楽になるようサポートしています。これは、単に「骨盤矯正」として身体のバランスを整えるだけでなく、日常生活での動作改善まで含めた、あなただけのオーダーメイドのプログラムを提案しているからです。

ここで改めてお伝えしたいのは、当院の施術はすべて、国が認めた国家資格である「柔道整復師」や「鍼灸師」が担当するということです。人間の身体の構造に関する専門的な知識に基づいて施術を行っております。

「産後」という一生に何度もない大切な時期の身体には、お一人おひとりに合った適切なケアが必要です。身体に合わない無理な刺激での「骨盤矯正」は、デリケートな関節や筋肉への負担になる恐れがあります。私たちは、解剖学や生理学の知識に基づき、その日のあなたの体調や「産後」特有の筋肉の緊張状態に合わせて、最適な力加減で施術を調整します。

最後に、あなたへのメッセージ

「産後」の「骨盤矯正」は、未来のあなたへの投資です。「いつから」始めるかという決断は、自分の人生の主導権を再び握るという宣言でもあります。

もし、このブログを読みながら「私のことだ」と感じたなら、それは身体が変化を求めているサインです。まずは、LINEやWEB予約から、お気軽にご相談ください。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

臨床レポート【20代女性・産後骨盤矯正】

■ 来院時の状態と主訴

  • 患者:20代女性(産後4ヶ月・第一子)

  • 主訴:前かがみ姿勢や抱き上げ動作時に腰が痛む。腰が砕けそうな不安定感がある。

■ 初診時の問診と動作観察

実際の「抱き上げ動作」を院内で再現していただくと、妊娠・出産を経た影響から、腹圧を保つインナーマッスル(腹横筋や骨盤底筋群)の働きが低下しやすく、下半身の土台となる股関節周囲(大殿筋・ハムストリングス)を十分に活かせていない状態でした。 その結果、赤ちゃんを持ち上げる際の動作の支点が「股関節」ではなく「腰椎(腰の骨)」に過度に集中し、腰の力だけで無理に持ち上げようとする「代償動作」が起きていたと考えられます。

■ 施術方針とアプローチ

痛む腰をただ揉むだけでなく、産後特有の身体の変化に合わせた全身のアプローチを実施。

  1. 緊張の緩和:過剰な負荷がかかっていた背部から殿部にかけての組織の滑走性を丁寧に促し、骨盤周りのバランスを調整することで、関節がスムーズに動ける状態をサポート。

  2. 動作の再学習:腰椎を過剰に反らせて持ち上げるのではなく、股関節から上体をしなやかに倒す動作パターンを一緒に確認。

  3. 機能のサポート:呼吸と連動させながら、働きが低下していた腹圧を自然に高めるための身体の使い方をご案内。

■ 経過と変化の推移

全8回を目安とした産後のバランス調整と動作の修正を重ねることで、抱き上げ時の全身の連動性が少しずつ向上していきました。「息を止めずに、スッと抱き上げられるようになりました。腰が抜けるような不安感も大きく軽減しています」と、局所の負担軽減だけでなく、日々の育児動作そのものが楽になったというご報告をいただきました。

※改善までの期間や回数、動作時の感覚の変化には個人差があります。産後のデリケートなお身体の状態に合わせた、段階的な評価とアプローチが必要です。

【この記事の執筆者】スポルト鍼灸整骨院 中野店院長

大石 泰範(おおいし やすのり)

保有資格:厚生労働大臣認可/柔道整復師(国家資格)

臨床経験:26年(延べ8万人以上の施術実績)

得意な施術:「スポーツ外傷・障害」、「ストレートネック」「首・肩の痛み」、またそれらに伴う頭痛への施術を得意としています。

ご挨拶:地域の皆様の痛みに寄り添い、根本改善を目指す施術を行っています。どこに行っても良くならなかったお身体の不調、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》

ベンチプレスで肩が痛い?中野の整骨院が警告する危険なサイン

2026年02月16日

【執筆者/スポルト鍼灸整骨院 中野店院長 大石泰範(柔道整復師:厚生労働大臣認可国家資格)】

【専門家による医学的見直し日/2026年7月30日

中野のジム民に告ぐ。そのベンチプレス、肩を壊す動作になっていませんか?

痛みの裏にある「構造的欠陥」とインピンジメントの正体

中野エリアのゴールドジム、TAC、エニタイムフィットネスなどで、日夜ハードなトレーニングに励む筋肉を愛する皆様、こんにちは。 あなたが目指す理想の肉体、あるいは次の大会での自己ベスト更新に向けて、今日もバーベルと向き合っていることでしょう。 特に、厚い大胸筋を作り上げるための王様種目、「ベンチプレス」。 男のロマンとも言えるこの種目で、少しでも重いウェイトを挙げたいと願うのは当然の心理です。

しかし、その挑戦の最中で、こんな悩みを抱えてはいませんか?

「ラックからバーベルを外した瞬間、肩の奥がズキッと痛い」 「バーを胸まで下ろしていくと、肩の前側が引き攣れるように痛い」 「プレス動作で腕を伸ばし切るとき、関節の中で何かが挟まるような不快な感覚があり、痛い」

もし、これらの症状に一つでも当てはまるなら、この記事はあなたのためのものです。 そして、もしあなたが「このくらいの痛みはトレーニングにつきものだ」「筋肉痛の一種だろう」と、その痛い感覚を無視してベンチプレスを続けているのなら、今すぐバーベルを置いて、この先を読んでください。

中野駅北口にある当整骨院には、あなたのようにストイックなトレーニーが、限界を迎えた肩を抱えて数多く来院されます。

体の専門家である私が断言します。 その痛い感覚は、筋肉が成長するための「良い痛み」ではありません。あなたの選手生命、あるいは楽しい筋トレライフを脅かす「危険信号」なのです。

なぜ、あなたの肩だけがベンチプレスで痛くなるのか?

同じジムで、同じようなメニューをこなしているのに、平気な顔で高重量のベンチプレスを挙げている人がいる一方で、なぜあなたの肩だけが悲鳴を上げるのでしょうか?

「フォームが悪いから?」 もちろん、それも一理あります。脇が開きすぎたり、肩甲骨の寄せが甘かったりすれば、肩への負担は増大し、痛いと感じるでしょう。 しかし、YouTubeやトレーナーの指導で正しいフォームを学んでいるはずの中級者以上のトレーニーでさえ、肩を痛めるケースは後を絶ちません。

その根本的な原因は、フォーム以前の「身体の構造的な機能不全」にあります。 具体的には、ベンチプレスの動作中に、上腕骨(腕の骨)と肩甲骨の間で組織が挟み込まれる「肩峰下(けんぽうか)インピンジメント症候群」を引き起こしている可能性が極めて高いのです。

医学的見地から紐解く「インピンジメント」のメカニズム

ここで少し専門的な話をしましょう。YMYL(医療・健康)の観点から、あなたの肩の中で起きている物理的な衝突事故について解説します。

肩関節には、肩甲骨の屋根にあたる「肩峰(けんぽう)」と、腕の骨の頭である「上腕骨頭(じょうわんこっとう)」の間に、「肩峰下腔(けんぽうかくう)」と呼ばれるわずかな隙間が存在します。 この狭いトンネルの中には、インナーマッスルである「棘上筋(きょくじょうきん)」の腱や、動きを滑らかにするクッション材である「肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう)」が通っています。

正常なベンチプレスの動作であれば、肩甲骨と上腕骨が連動して動くことで(肩甲上腕リズム)、このスペースは確保されます。 しかし、胸椎(背骨の胸の部分)の動きが悪かったり、巻き肩の状態でベンチプレスを行うとどうなるでしょうか?

バーベルを下ろして胸を張ろうとした瞬間、上腕骨頭が正常な位置からズレてしまい、本来あるはずの隙間が消失します。 その結果、屋根である肩峰と、床である上腕骨頭の間に、棘上筋腱や滑液包がガチャンと挟み込まれてしまうのです。

これが「インピンジメント(衝突)」の正体です。 あなたがベンチプレスでバーを下ろすたびに、肩の奥で組織がすり潰され、炎症を起こし、「痛い!」という悲鳴を上げているのです。

「安静」や「湿布」では、ベンチプレスの痛みは治らない

整形外科に行くと、レントゲンを撮って「骨には異常ありませんね、インピンジメント症候群でしょう」と診断され、湿布と痛み止めを処方され、「しばらくベンチプレスは休んでください」と言われることが多いでしょう。 確かに、炎症が強い時期には安静が必要です。しかし、中野で真剣に鍛えているあなたが知りたいのは、「休めば治る」という当たり前のことではなく、「どうすれば痛い思いをせずにベンチプレスを再開できるか」ではないでしょうか?

残念ながら、単に休んで炎症が引いたとしても、再開すればまたすぐに肩は痛い状態に戻ります。 なぜなら、「挟み込まれる原因(構造的なエラー)」自体は、湿布でも薬でも治らないからです。

ベンチプレスで重量を伸ばしたいなら、痛みをごまかすのではなく、肩の中で起きている「衝突事故」を物理的に回避する身体を手に入れなければなりません。

次の第二部では、なぜ中野のトレーニーたちが、一般的なマッサージやストレッチでは改善しないのか、その理由を深掘りします。 そして、私たち整骨院が提供する「スポーツ整体」が、どのようにしてインピンジメントの根本原因である「関節のズレ」と「連動性の欠如」にアプローチするのか。 整形外科や一般的なリラクゼーションとの決定的な違いについて、具体的にお話しします。

ベンチプレスの軌道を狂わせる「胸椎」と「鎖骨」の不協和音

その「ストレッチ」、逆に肩を壊していませんか?

ジムでハードに追い込んだ後、あるいはベンチプレスで肩が痛いと感じた翌日、あなたはどのようなケアをしていますか? 「とりあえず湿布を貼って様子を見る」「痛い場所をテニスボールでグリグリほぐす」「入念にストレッチをして伸ばす」。 これらはトレーニーの間で常識とされていますが、実はインピンジメントを起こして痛い状態にある肩にとっては、逆効果になることがあるのです。

特に危険なのが、痛いにもかかわらず無理に行うストレッチです。 第一部でお話しした通り、ベンチプレスで痛い原因は、肩の内部で骨と腱が「挟み込まれている」ことにあります。 すでに炎症を起こして腫れあがっている腱を、ストレッチでさらに強く引っ張ったり、押し込んだりすればどうなるでしょうか? 挟み込み(インピンジメント)が強まり、痛い症状が悪化するのは火を見るよりも明らかです。

また、リラクゼーション目的のマッサージで肩周りの筋肉を柔らかくしたとしても、それは一時的な血流改善に過ぎません。 いくら筋肉がほぐれても、ベンチプレスの動作中に骨がぶつかる「軌道のエラー」が修正されていなければ、バーベルを持った瞬間にまた肩は痛い悲鳴を上げるのです。

ベンチプレスは「腕」ではなく「背骨」で挙げる

では、私たちスポルト鍼灸整骨院 中野店が提供する「スポーツ整体」は、何が違うのでしょうか? 最大の特徴は、痛い患部である肩そのものよりも、ベンチプレスの土台となる「胸椎(きょうつい)」と「鎖骨(さこつ)」の動きに着目する点にあります。

ベンチプレスで高重量を扱い、かつ肩が痛い状態を回避するために最も重要なのは、「胸を張る(アーチを作る)」動作です。 しかし、デスクワークやスマホの見過ぎで猫背になった現代人の多くは、この「胸を張る」ために必要な背骨(胸椎)の伸展可動域が失われています。

胸椎が硬いまま無理やりブリッジを組もうとすると、代償動作として腰を過剰に反らせたり、肩甲骨を無理に寄せすぎたりします。 この歪んだフォームが、上腕骨頭のポジションを狂わせ、ベンチプレスを下ろした際のインピンジメント(痛い衝突)を誘発するのです。

当整骨院の施術では、まずガチガチに固まった胸椎の関節を、手技によって一つひとつ丁寧に動かしていきます。 背骨がしなやかに動くようになれば、自然と高いアーチが組めるようになり、肩への負担が激減します。 その結果、今まで痛いと感じていたベンチプレスのボトムポジションが、驚くほどスムーズに安定するようになるのです。

「鎖骨」が動かなければ、肩は必ず詰まる

もう一つ、トレーニーが見落としがちなのが「鎖骨」の役割です。 解剖学的に見ると、腕の骨は肩甲骨を介して、最終的には鎖骨だけで体幹と繋がっています(胸鎖関節)。 つまり、ベンチプレスで腕を動かすとき、鎖骨もまたダイナミックに動いていなければならないのです。

しかし、大胸筋や三角筋前部を鍛えすぎているトレーニーは、筋肉の緊張によって鎖骨が埋もれ、動きがロックされているケースが多々あります。 鎖骨が動かない状態で無理にベンチプレスを行うことは、錆びついた蝶番(ちょうつがい)を力任せに動かすようなものです。 これでは、関節内部の圧力が逃げ場を失い、最も弱いインナーマッスルが損傷して痛い状態に陥るのは必然と言えます。

私たちのスポーツ整体では、このロックされた鎖骨の動きを解放し、肩甲骨との連動性(リズム)を取り戻す調整を行います。 「肩が痛いから肩を揉む」のではなく、「肩が痛い原因を作っている鎖骨と背骨を治す」。 これが、医療機関(整形外科)での湿布療法や、一般的なマッサージとは決定的に異なる、パフォーマンスアップのためのアプローチです。

「痛い」を消すだけではない。重量を伸ばすための整体

中野のジムに通うあなたが求めているのは、単に「日常生活で肩が痛いのが治る」レベルではないはずです。 「全力でベンチプレスをしても痛いと感じない強靭な肩」であり、「以前よりも重いバーベルを挙げられるパフォーマンス」でしょう。

整形外科は「マイナスをゼロにする(炎症を抑える)」のが得意ですが、整骨院のスポーツ整体は「ゼロをプラスにする(機能性を高める)」ことを得意としています。 インピンジメントの原因となる骨格の歪みを取り除き、関節が本来持っている滑らかな軌道を取り戻せば、筋出力は劇的に向上します。 「痛いのが消えただけでなく、ベンチプレスの挙上が軽くなった」という声が多く寄せられるのは、構造的なブレーキが外れた証拠なのです。

次の第三部(最終回)では、実際に中野駅北口の当整骨院で施術を受け、ベンチプレスの痛い悩みから解放されたトレーニーの事例を紹介しつつ、再発を防ぐための具体的なセルフケアや、通院の目安についてお話しします。 痛い思いをせずに最短で復帰するためのロードマップを、あなたにお渡しします。

【中野駅北口】ベンチプレスのMAX重量更新へ。肩の痛い「ブレーキ」を外し、生涯現役のトレーニーになるための最終結論

「休めば治る」は幻想。再発を防ぐ「インナーマッスル」の再教育

「しばらくベンチプレスを休んで、痛いのが引いたら再開しよう」 そう考えて、数週間トレーニングを中断した経験はありませんか? そして、いざジムに戻り、バーベルを握った初日に、また同じ場所がズキッと痛い感覚に襲われ、絶望したことはないでしょうか。

中野のトレーニーが陥りやすいこの「負のループ」を断ち切り、本当の意味でベンチプレスを再開するためのロードマップをお話しします。 整形外科で「安静」を指示されても、あるいは湿布で一時的に炎症が収まっても、根本的な解決にならない理由は、第一部・第二部で解説した通り「構造的なエラー(インピンジメント)」が残っているからです。

しかし、骨格の歪みを整骨院で治すだけでは、まだ片手落ちです。 ベンチプレスで高重量を扱い続けても、二度と肩が痛いと言わない強靭な関節を作るためには、サビついた動きを修正した後に、「正しい軌道を筋肉に覚え込ませる」作業が不可欠だからです。

特に重要なのが、「回旋筋腱板(ローテーターカフ)」と呼ばれる深層の筋肉群です。 大胸筋や三角筋といったアウターマッスルばかりを肥大させていると、関節を安定させるインナーマッスルとの筋力差(アンバランス)が生じます。 これが、ベンチプレスのボトムポジションで上腕骨頭が暴れる原因となり、再びインピンジメントを引き起こして痛い結果を招くのです。

中野の「整骨院」だからできる、トレーニー特化型のメンテナンス

「病院のリハビリは、おじいちゃんおばあちゃんと一緒で物足りない」 「一般的なマッサージ店では、筋肉の名前すら通じない」

中野エリアで真剣にトレーニングしている方ほど、こうした不満を抱えているのではないでしょうか。 私たち整骨院は、スポーツ障害のプロフェッショナルです。解剖学や運動学はもちろん、ウエイトトレーニングのバイオメカニクスにも精通しています。

あなたが「ベンチプレスで肘を張った時に痛い」と言えば、それがどの筋肉の短縮によるものか、どの関節のロックが原因かを即座に理解し、施術に反映させることができます。 また、「インクラインなら痛いのがマシ」「ダンベルプレスなら平気」といった細かな感覚の違いからも、損傷部位を特定し、最適な治療プランを提案します。

私たちは、単に「痛い」を取り除くだけの場所ではありません。 あなたのベンチプレスのフォームを医学的な視点から解析し、「なぜ痛いのか」「どうすればもっと挙がるのか」を一緒に考える、いわば「身体の専属メカニック」です。 ゴールドジムやTAC、エニタイムフィットネスなど、中野には素晴らしいジムがたくさんあります。その環境を100%活かすための身体のメンテナンスを、私たちにお任せください。

諦めないで。その「痛み」の向こうに、自己ベストが待っている

最後に、ある患者様の話をさせてください。 中野在住の30代男性、ベンチプレス100kgを目指していた彼は、右肩の激しいインピンジメントに悩まされ、一時は「もうプレス系は諦めるしかない」と引退を考えていました。 整形外科では「手術するほどではないが、重い物は持たないように」と言われ、絶望の中で当院に来院されました。

検査の結果、彼は典型的な「胸椎の後湾(猫背)」と「巻き肩」により、ベンチプレスのスタートポジションですでに肩峰下のスペースが潰れている状態でした。 そこで私たちは、胸郭(肋骨周り)の動きを拡大する整体と、肩甲骨の連動性を高める施術を集中的に行いました。 

3ヶ月後、彼はどうなったと思いますか? 痛い素振りなど微塵も見せず、以前よりも美しいアーチを描き、見事に100kgの壁を突破しました。 

まずは「中野駅北口」の当院へ。相談することが解決への第一歩

もし今、あなたがベンチプレスをするたびに肩が痛いと顔をしかめているなら、それは体が発している「助けてくれ」というサインです。 そのサインを無視して、痛み止めで誤魔化したり、無理やりギア(サポーター)で固めたりしてトレーニングを続けても、待っているのは選手生命を絶たれるような大怪我(腱板断裂など)だけです。

ベンチプレスで肩が痛いのは、あなたの才能がないからでも、年齢のせいでもありません。 ただ、「正しい使い方ができていない」だけ、あるいは「メンテナンスが足りていない」だけなのです。

中野駅北口周辺にお住まいのトレーニーの皆様。 大好きな筋トレを、一生続けられる趣味にするために。そして、昨日の自分を超える重量を挙げるために。 一度、バーベルを置く時間を割いて、私たち整骨院のドアを叩いてみてください。

※腕を上げる際に肩の組織が挟み込まれる「インピンジメント(衝突)」のメカニズムや、スポーツ時の肩甲骨・体幹の機能低下との関連については、「日本整形外科学会の解説」や、専門機関のエビデンスも併せてご参照ください。

【この記事の執筆者】スポルト鍼灸整骨院 中野店院長

大石 泰範(おおいし やすのり)

保有資格:厚生労働大臣認可/柔道整復師(国家資格)

臨床経験:26年(延べ8万人以上の施術実績)

得意な施術:「スポーツ外傷・障害」、「ストレートネック」「首・肩の痛み」、またそれらに伴う頭痛への施術を得意としています。

ご挨拶:地域の皆様の痛みに寄り添い、根本改善を目指す施術を行っています。どこに行っても良くならなかったお身体の不調、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》


1 2 3 4 5 19