ボルダリングの指の痛み、カチ持ちパキリを中野・新井で根本改善
2026年06月17日
テーピングぐるぐる巻きの限界を感じている方へ。クライマーの『指の痛み』根本改善Q&A
Q1. カチ持ちをした時に指からパキッと音がして痛いのですが、これは何が起きているのでしょうか?
A1. 指の腱を押さえている「滑車(プーリー)」というトンネル状の組織が、限界を超えた力で傷ついた状態です。
カチ持ちのような特殊な指の曲げ方をすると、腱が滑車を無理やり押し上げようとする強い力が働きます。その張力に耐えきれずに組織が裂けたり切れたりした時の音が、あの「パキッ」という破裂音の正体です。
Q2. 病院で「しばらく登るのを休んで」と言われ痛みが引いたのに、壁に戻るとまた痛むのはなぜですか?
A2. 痛みが消えても、指に負担をかける「身体の使い方のエラー(代償動作)」が直っていないからです。
日頃の疲労等で肩甲骨や背中が硬いと、腕や指先の力だけで体を無理に引き上げようとしてしまいます。この根本原因を放置したまま壁に復帰しても、再び指という極小のパーツに限界を超える負荷が集中してしまうのです。
Q3. 再発が怖くてテーピングでぐるぐる巻きにしていますが、カチを持つと嫌な違和感があります。
A3. 長期間休んだり固定したりしたことで、指や腕の組織がガチガチに癒着してしまっているサインです。
組織が修復される過程でできる硬い「かさぶた」のような組織や、前腕の筋膜の癒着があると、腱がスムーズに滑りません。テーピングで外側から固めても、この内部の癒着による摩擦やツッパリ感は消えないのです。
Q4. 指が痛くて悩んでいるのに、どうして背中や肩甲骨の施術をする必要があるのでしょうか?
A4. 指先の負担を減らすためには、背中や肩甲骨の大きな筋肉を使って体を「引き付ける力」を取り戻す必要があるからです。
本来、指は壁に引っ掛ける「フック」にすぎません。サボって固まった背中や肩甲骨の動きを正常化し、全身を連動させて登れる土台を作り直すことで、初めて指先への異常なストレスを断ち切れます。
Q5. この専門ケアを受けることで、以前のようにカチをフルパワーで保持して登れるようになりますか?
A5. はい、指の柔軟性を取り戻し、全身の連動性を高めることで、以前よりも力強い登攀力(とうはんりょく)の獲得を目指せます。
当院では鍼灸で組織の回復を早め、筋膜リリースで腱の滑りを良くし、肩甲骨の動きを根本から改善します。「痛みをかばう」状態を抜け出し、自己最高グレードの更新を全力でサポートします。

なぜ、カチを保持した瞬間に指から「パキッ」と嫌な音が鳴り、安静にしても以前のグレードに戻れないのでしょうか?
指先の組織損傷という「結果」だけでなく、肩甲骨から前腕までの運動連鎖が崩れ、指に限界を超える負荷が集中し続けているからです。
新井1丁目に位置する「J&S 中野」など、中野エリアの活気あるジムで自己最高グレードの更新に向けて壁と向き合っているクライマーの皆様。核心の一手、極小のカチ(クリンプ)をフルパワーで保持し、体を持ち上げようとしたその刹那、指の付け根から「パキッ」という破裂音(ポップ音)と共に、力が入らなくなった経験はないでしょうか。
通称「パキリ」と呼ばれるこの激痛は、中級者以上のクライマーにとって最も恐れられ、そして心を折られる怪我の一つです。指の痛みに悩み、中野駅周辺の整形外科を何軒か訪れてレントゲンを撮っても、「骨に異常はありませんね。指の腱鞘炎、あるいは靭帯の損傷でしょう。しばらくクライミングは休んで、テーピングで固定して様子を見てください」と診断されることがほとんどです。
当院にご相談に来られるクライマーの方々からは、「1ヶ月休んで痛みが引いたので壁に復帰したら、スローパーは持てるのに、少しでもカチを持つとまた激痛が走る」「テーピングでぐるぐる巻きにしないと怖くて力が入らず、パフォーマンスがガタ落ちして絶望している」という切実な声を毎日のようにお聞きします。
国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)として、また数多くのスポーツ障害のメカニズムを紐解いてきた専門家の視点から申し上げます。パキリは単なる「指の使いすぎ」や「運の悪さ」ではありません。あなたの身体の連動性が失われ、指先という末端の極小パーツに、解剖学的な限界を遥かに超える負担を強いてしまった「結果」なのです。
クライマーを絶望させる「パキリ(滑車損傷)」の解剖学的メカニズム
なぜ、カチ持ち(クリンプグリップ)という特定の持ち方で、指の組織が破壊されるのか。まずは、痛みの発生源で何が起きているのかを生理学・解剖学的に解説します。
人間の指を曲げる強力な筋肉群(浅指屈筋と深指屈筋)は前腕に存在し、そこからワイヤーのような長い「腱」となって指先まで伸びています。この腱が骨から浮き上がらないように、トンネルのように押さえつけているバンド状の組織が「靭帯性腱鞘(滑車:プーリー)」です。特に指の根元にある「A2滑車」と、第2関節付近の「A4滑車」は、クライミングにおいて極めて重要な役割を担います。
カチ持ちをする際、指の第1関節(DIP関節)を反らせ、第2関節(PIP関節)を鋭角に曲げた状態で、全身の体重と引き付ける力を支えます。この特殊な関節角度では、曲がった腱が滑車を外側へと猛烈な力で押し上げようとする「弓弦(ゆみづる)現象」が発生します。限界を超えた張力に滑車が耐えきれず、部分断裂あるいは完全断裂を起こした瞬間に鳴るのが、あの「パキッ」という音の正体なのです。
指先の限界は「肩甲骨」と「前腕」の機能低下から始まる
しかし、ここで視点を広げて深く考えていただきたいのは、「なぜ滑車が破壊されるほどの強大な力が、指先だけに集中してしまったのか」ということです。
優れたクライマーは、指先の保持力だけで登っているわけではありません。足の踏み込みから骨盤、背中の広背筋、そして肩甲骨周りの筋肉へと力を連動させ、最終的にその無駄のない出力を指先へと伝達しています。これを運動学では「キネティックチェーン(運動連鎖)」と呼びます。
日々の過酷なトレーニングの蓄積や、デスクワーク等による日常的な姿勢の崩れにより、肩甲骨の可動域が低下し、背中の筋肉がうまく使えなくなるとどうなるでしょうか。身体を壁に引き付けるための出力が体幹部で足りず、無意識のうちに前腕の筋肉(屈筋群)を過剰に収縮させ、指の力だけで無理やりホールドを保持しようとする「代償動作」が発生します。
さらに、前腕の筋膜が疲労により癒着してガチガチに硬くなっていると、腱の滑りが極端に悪くなり、滑車にかかる摩擦と引き剥がす圧力は倍増します。つまり「パキリ」は、指先だけの問題ではなく、肩甲骨から前腕に至る運動連鎖の欠如が引き起こした、構造的な機能不全の末路と言えます。
ただ「休む」という対症療法では、登攀力は取り戻せない
このバイオメカニクスの理屈をご理解いただければ、なぜ「痛みが引くまで安静にするだけ」「テーピングを巻くだけ」では、再発の恐怖から逃れられず、元のグレードを登れるようにならないのかがお分かりいただけると思います。
確かに、クライミングを休めば損傷した滑車は修復過程に入り、炎症による痛みは徐々に引いていきます。しかし、組織が修復される過程で「瘢痕(はんこん)」と呼ばれる硬く柔軟性のない組織が形成され、周囲の腱や筋膜と癒着を引き起こすケースが多々あります。癒着したままでは指の滑らかな動きは失われ、カチを持った瞬間に再び異常なツッパリ感や痛みを引き起こす原因となります。
何より、痛みの根本原因である「肩甲骨の可動域制限」や「前腕の過緊張」といった運動連鎖のエラーを放置したままでは、壁に戻った途端、再び指先の滑車にすべての負荷を押し付ける悪いフォームを繰り返すことになります。
指の損傷という局所的な状態をただ見守るのではなく、全身のバイオメカニクスを見直し、連動性を回復させなければ、症状の根本的な改善と自己グレードの更新は目指せません。

なぜテーピングで指を頑丈に固めても、カチを持つたびに「パキッ」と再発しそうな恐怖が消えないのでしょうか?
指を過剰に引く「前腕の癒着」と、体を引き上げる「肩甲骨の機能低下」という根本的な動作エラーが解決されていないからです。
中野駅周辺のボルダリングジムで日夜トレーニングに励み、パキリ(滑車損傷)に苦しむクライマーの方々を数多く施術してきた国家資格保持者として、はっきりとお伝えしたい事実があります。それは、「痛みが消えるまで長期間休むこと」と「テーピングによる固定」だけでは、かつてのトップパフォーマンスには戻れないということです。
当院に転院されてきた患者様からは、「休んで日常生活での痛みは消えたのに、壁に取り付いて少しでもカチを持つと、指の奥に引きつるような違和感があり、怖くて力が入らない」という切実な声を頻繁にお聞きします。この「恐怖感」や「違和感」は、決してメンタルの問題ではありません。解剖学的な組織の癒着と、フォームの崩れが引き起こしている、確かな物理的エラーの警告サインなのです。
長期安静がもたらす「瘢痕(はんこん)」と前腕の筋膜癒着という罠
滑車(プーリー)が損傷した後、私たちの身体は自然治癒力によってその部位を修復しようとします。しかし、この過程で「瘢痕(はんこん)」と呼ばれる、本来の組織よりも硬く伸縮性の乏しい、かさぶたのような組織が形成されます。
さらに厄介なのが、指を動かす原動力である「前腕の屈筋群(指を曲げる筋肉)」の状態です。痛みを避けるための不自然な手の使い方や、長期間の固定によって、前腕の筋肉を包む「筋膜」は周囲の組織とベッタリと癒着してしまいます。 前腕から指先へと繋がる腱の滑りが極端に悪くなっている状態で、無理にホールドを保持しようとすればどうなるでしょうか。本来ならスムーズに動くはずのワイヤー(腱)がトンネル(滑車)内で強い摩擦を起こし、修復されたばかりの柔軟性のない脆弱な組織を、再び引き剥がそうとする猛烈な牽引ストレスがかかるのです。これが、カチ持ち特有の違和感の正体です。
「被害者である指先」と「加害者である肩甲骨」のバイオメカニクス
そして、この指先への破壊的な負担を決定づけている根本原因が、第一部でお伝えした「肩甲骨から前腕への運動連鎖(キネティックチェーン)の崩れ」です。
本来、強傾斜の壁で身体を引き上げる(ロックオフする)際、主力となるべきは背中の広背筋や僧帽筋下部といった強大な筋肉群であり、肩甲骨の下制(引き下げ)と内転(寄せる)動作です。しかし、日々の蓄積疲労でこれらの可動域が制限されていると、人間の脳は無意識に「肘を曲げる力」と「指先で握り込む力」だけで全体重を支えようと代償動作を起こします。
「指が痛い」という結果(被害者)ばかりに目を向け、真の加害者である「サボっている背中や肩甲骨の機能不全」と「前腕の筋膜の癒着」を放置したまま壁に復帰すれば、どれだけテーピングを分厚く巻いたところで、極小の滑車にかかる物理的な限界値を下げることはできません。再受傷するのは、もはや時間の問題となってしまいます。
指の損傷という局所的な炎症を抑えるだけでなく、失われた組織の滑らかな動きを取り戻し、指先に頼らない正しい登攀フォームの土台を構造から作り直すこと。それこそが、パキリの恐怖を克服し、自己最高グレードの更新へと向かうための確実なアプローチです。

カチ持ちの恐怖を払拭し、再び自己最高グレードへ挑むために必要な「根本的なアプローチ」とは何でしょうか?
損傷した指先の組織修復を促す局所ケアと、肩甲骨・前腕の筋膜を解放して「全身の運動連鎖」を再構築することです。
指の痛みを庇いながら恐る恐る壁に取り付き、核心の一手で力を出し切れないもどかしさは、自己グレード更新を目指すクライマーにとって最も辛い時間です。しかし、指先の限界を知らせるそのサインは、身体の使い方を根本から見直し、さらに強いクライマーへと進化するための重要なターニングポイントでもあります。
国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)が提供する当院のケアは、単なる患部のアイシングや電気療法ではありません。解剖学と運動学(バイオメカニクス)に基づき、パキリ(滑車損傷)からの早期復帰と、怪我に強い身体作りをサポートする「独自の根本アプローチ」を提供しています。
クライマーのための「局所×全身」三位一体アプローチ
強傾斜の極小ホールドを無駄なく保持し、身体をスムーズに引き上げるためには、以下の3つの要素を同時に改善していく必要があります。
1. 鍼灸施術による「組織修復のサポートと柔軟性の確保」 まずは、損傷した指の滑車周辺や、過緊張を起こしている前腕の深層筋に対し、鍼灸を用いてダイレクトにアプローチします。微小循環(血流)を飛躍的に高めることで、人間が本来持つ回復力を引き出します。同時に、長期安静によって形成されがちな「硬い瘢痕(はんこん)組織」を柔軟な状態へと導き、カチを持った際の嫌なツッパリ感や違和感を内側から取り除いていきます。
2. 筋膜リリースによる「腱の滑走性の正常化」 前腕の筋肉(屈筋群)にベッタリと癒着した筋膜を、特殊な手技で丁寧にリリース(解放)します。筋肉と腱が摩擦なくスムーズにスライドできる環境を取り戻すことで、指の関節を鋭角に曲げた際に生じる「弓弦現象(滑車を破壊しようとする力)」を物理的に緩和させます。
3. 肩甲骨・胸椎の機能改善による「運動連鎖の再構築」 そして最も重要なのが、指先への依存度を下げるための土台作りです。固まった胸椎(背骨)と肩甲骨の可動域を広げ、広背筋などの強大な背中の筋肉でしっかりと「ロックオフ(引き付け)」ができる構造へと身体を作り変えます。これにより、指先は単なる「フック(引っ掛け)」の役割に特化でき、限界を超える負荷が末端に集中する悪循環を断ち切ります。
痛みの先にある、かつてない「登攀力」の向上へ
実際に当院でケアを受けられた中野エリアのクライマーの方々からは、「半年以上カチを持つのが怖かったが、今では不安なくフルパワーで引き込める」「以前よりも背中を使ったダイナミックなムーブが出せるようになり、長年の目標だったグレードを更新できた」といった、喜びの一次情報を数多くいただいております。
ただ「痛みが引くのを待つ」というマイナスの解消にとどまらず、身体のポテンシャルを最大限に引き出し、パフォーマンス向上というプラスの未来を手に入れていただくこと。それこそが、私たちの目指す本当のゴールです。
ボルダリングジムで汗を流し、指の不調に悩む中野駅周辺の皆様。テーピングと痛み止めでごまかす日々に終止符を打ち、私たちと一緒に「怪我に強い、しなやかで力強い身体」を作りませんか?
まずは当院のWEB予約、またはお電話にて、現在の指の状態を詳しくお聞かせください。
《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》











































