首のコリは耳鳴りにつながる!?〈中野の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 中野店」〉
2022年03月10日
こんにちは。
中野の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 中野店」です。
今回は「首コリと耳鳴りの関係」についてお話しします。
耳鳴りとは
突発的に金属音(キーン)や機械音(ピー)のような音が聞こえてくる状態を耳鳴りと言います。
多くは耳の中、鼓膜の奥や内耳に問題があり、難聴やメニエール病などの疾患から引き起こされる場合もあります。
このように耳鳴りの原因は様々ですが、大元を辿ると首のコリが要因となっていることも多くあります。
首コリの原因
「睡眠」睡眠は特に寝不足とリズムの乱れが原因です。
睡眠不足を言い換えると、体を休ませる時間が不足しているということです。
睡眠不足が続くと、疲労がどんどん蓄積します。
蓄積した疲労の影響は筋肉にも及び、次第に筋肉が硬くなっていきます。
疲労の蓄積によって最も影響を受けるのが首の筋肉です。特に首の筋肉は脳を守るために重要で、血液を多く必要とします。
睡眠不足は首コリの原因になります。
「姿勢」同じ姿勢が続く状態も首コリにつながります。
長時間同じ姿勢を維持するために、筋肉はずっと働き続けています。
パソコンやスマートフォンが普及している現代では、腕や顔が前に出ていることが多く、回復する間も無く首の筋肉を酷使している状態です。
この状態が続くと筋肉は次第に柔軟性を失い、首のコリにつながっていきます。
ストレートネックの原因にもなります。
「冷え」冷えも首こりの大きな要因です。
冷えによって血液の循環が悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が届かなくなります。
筋肉は血液から酸素や栄養をもらって良い状態を保っています。
酸素や栄養が少なくなると、栄養不足から筋肉は硬くなっていきます。
人は寒いと肩をすくめますが、寒さや冷えは筋肉をこわばらせ、硬さを生んで首コリの原因となります。
首コリと耳鳴りの関係
では首のコリがなぜ耳鳴りを引き起こすのでしょうか?
それは、首が硬くなると脳に行く血液の量が減ってしまうからです。
心臓から出た血液は頭部にも送られます。その通過地点の首が硬くなってしまうと、血液を送るための道が塞がれてしまうのと同じです。
耳周りの筋肉や神経も心臓から送られる血液によって正常に機能しています。
血液量が減ると、首のコリと同じように耳の周りの筋肉や神経の機能が低下します。この状態が続くと耳にエラーが起こり始めて耳鳴りが発生するのです。
首コリと耳鳴りの対策
耳鳴りを少しでも緩和させるには、首のコリを取り除くことが重要です。
自宅でも出来る有効な手段としては、首を「温める」ことです。
中に小豆が入った市販のホットパッドなどがお手軽ですが、タオルなどでも代用できます。
タオルを水で濡らしてからジップロックに入れ、それをレンジで温めてから、ジップロックごとハンカチなどで覆って首に当てて温めるとホットパッドと同じような効果が得られます。
お風呂に入ってしっかり体を温めるのも有効です。体全体の血行が良くなり、筋肉の回復に効果的です。
まだ朝晩の寒さが続いています。
季節の変わり目は特に体のケアが大切です。
首のコリが最近気になる、耳鳴りがよく起こるなど、心当たりがある方はぜひ実践してみて下さい。