夏に覚えておいてほしい熱中症と頭痛の関係〈中野 スポルト鍼灸整骨院〉
2021年08月2日
こんにちは!
中野駅北口から徒歩7分のスポルト鍼灸整骨院 中野店です。
梅雨が明けて暑さが段々厳しくなってきている今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
今回はそんな暑さに関係して「熱中症とそれに伴う頭痛」についてお話しさせて頂きます。
熱中症になる原因とは?
熱中症になる原因には大きく分けて3つあるとされています。
「環境」「体」「行動」この3つになります。
環 境
・気温、湿度が高い日
・日差しが強い日
・急に気温が上がり暑くなった日
・無風、風が弱い日
・エアコンがなく締め切った状態の部屋
体
・高齢者、乳幼児、肥満の人
・おなかの調子が悪く下痢をしている状態
・糖尿病や精神疾患などの持病を抱えている方
・二日酔いや寝不足などの体調不良
・低栄養状態(食事の摂取不足)
行 動
・激しい運動(野球、サッカーなどの屋外スポーツ)、普段していない慣れない運動
・長時間、屋外で仕事をする
・水分補給をしない、出来ない、摂取不足など
水分補給をせずに運動することで、体温調整が出来なくなって、体温が上がってしまいます。
これにより体内環境のバランスを崩して熱中症を引き起こします。
熱中症と頭痛の関係
熱中症になると以下のような症状が現れます。
・熱失神 :めまい、失神(一時的)、顔の血色が真っ青になってしまう(顔面蒼白)
・熱けいれん:筋肉痛のような症状、手や足がつる、筋肉がぴくぴく動く(痙攣状態)
・熱疲労 :全身が重だるい(倦怠感)、頭痛、寒気、嘔吐、集中力や判断力が低下する
・熱射病 :熱が出る、意識障害(声をかけても反応が鈍い)、言動が不自然、ふらつき
熱中症の症状に頭痛があります。
人は気温が高い状態で体が暑くなってしまうことを防ごうとして汗をかきます。
汗をかくと体から水分やミネラル(塩分等)を失って脱水状態になります。特に水分が抜けていくと血液がドロドロの状態になります。
頭部は一番上にあるので、重力により脳への血流が減少してしまいます。そうすると体は血液を脳へ送ろうとして心拍数や血管内圧を上げて、結果的に脳が圧迫されて頭痛が起こります。
頭痛やめまいが普段から出ている方はその症状が強くなっただけと錯覚される方がいます。
自分が熱中症や脱水症状のせいで頭痛等が出ていると考える方は意外に少ないものです。
のどの渇きを感じたら早めに水分を取るようにしてください。
特に夏場は湿度が高いことやマスクの着用によりのどの渇きを感じづらい傾向にあります。
コーヒーや紅茶等カフェインを含む飲み物は逆に脱水状態を強めてしまうことになりますので、できるだけ水や経口補水液などで水分を取るようにして下さい。
1日2リットルは摂取しないと脱水傾向になってしまいます。
最後に
私も野球をしていますが、今年は熱中症になって頭痛が出たりしました。
熱中症にかかると、正直かなり辛いです。
それでも水分摂取を心がけていると熱中症になりづらいような感じがしています。
皆さんも余り軽く考えずに気をつけてください。