坐骨神経痛は手術以外で治せないのか?〈中野区 スポルト鍼灸整骨院 中野店〉

2021年07月10日

こんにちは!

中野区新井のスポルト鍼灸整骨院 中野店です。

季節は梅雨に入り、ジメジメとした天気が続いていますが、体調を崩している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は「坐骨神経痛の原因」と「手術以外で治せる方法」について解説していきたいと思います。

 

坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛とは、お尻から太ももの裏、太ももの外側にかけて放散するような痛みやシビレ、違和感が出ると言った状態のことです(場合によっては膝から下まで痛みが出る場合もあります)。

また足に力が入りづらくなったり、座ることが困難になるといった状態もあります。

 

坐骨神経痛の原因

原因その⑴ : 腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは腰椎の骨と骨の間にある椎間板(クッション材のようなもの)がほころびて中の「髄核」というものが飛び出してしまい神経根を圧迫することによって痛みやシビレが出てくるものです。

 

原因その⑵ : 脊柱管狭窄

脊柱管は背骨、椎間板、関節、靭帯などで囲まれたトンネルのようなもので、そこに脊髄の神経が通りますが、加齢によってトンネルが狭まることにより神経が圧迫され、痛みやシビレがでてきます。

また脊柱管狭窄は歩いていると痛みが生じて歩けなくなりますが、しばらく座って休むことによってまた歩くことができる様になります。これを「間欠性跛行」と言います。

脊柱管狭窄が原因で坐骨神経痛が出ている場合、特に症状が強くなってしまう場合は手術が適応になる可能性が高くなります(年齢や状況にもよると思います)。

 

原因その⑶ : 腰椎の分離

これは10代のスポーツをしている学生に多くみられます。ジャンプや捻るといった動作で腰椎(椎弓)に負荷がかかり疲労骨折が起こった状態のことです。

それによって腰に痛みやシビレがでてきます。

悪化すると腰椎が変形し「腰椎分離すべり症」になる可能性があるため注意が必要です。

 

原因その⑷ : 梨状筋症候群

梨状筋症候群とはお尻にある「梨状筋」という筋肉がが硬くなることで、坐骨神経を圧迫して痛みやシビレがでてきます。

ほかの「坐骨神経痛」と違って筋肉が原因になっているので、筋肉の柔軟性出すことによって痛みやシビレは緩和していきます。

 

坐骨神経痛は手術以外に治す方法はないのか?

上記の通り「坐骨神経痛」の原因は様々あります。

特に「腰椎の異常によるもの」は進行度合いによっては手術以外は難しい場合もありますが、軽度なら腰やお尻、下肢の筋肉の柔軟性を高めたり、筋トレを行うことで回復していくこともあります。

しかし「梨状筋症候群」のように筋肉が原因で起こることもありますので、見極めがとても重要です。

坐骨神経痛は場合によっては手術適応となることもありますが、日常生活や仕事の合間でストレッチや筋トレを行ない、なるべく普段から腰に負担のかからない動きを身につけ、重たいものを持つときや激しく運動する際にはコルセットを使用して予防をすることで随分変わります。