アキレス腱炎と筋トレ〈スポルト鍼灸整骨院 中野店〉

2022年05月20日

こんにちは!

中野駅北口徒歩7分の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 中野店」です。

5月に入り気温も高くなってきました。新生活にも慣れてきた頃だと思います。

 

今回は「アキレス腱炎と筋トレ」というテーマで書いていこうと思います。

 

 

アキレス腱炎とは?

アキレス腱は人体で一番大きな腱で、ヒラメ筋や腓腹筋が折り重なってできています。

その役割は腓腹筋やヒラメ筋の筋力を踵(かかと)に伝えることで、歩行や跳躍(バネのような動作)が可能になります。

 

アキレス腱炎とは、一般的に過度な運動を行うことでアキレス腱に繰り返しの摩擦力や牽引力が加わり炎症が起きた状態です。

陸上、ランニング、サッカー、バスケットボール、剣道などのスポーツに多いのが特徴です。

 

アキレス腱炎は「アキレス腱炎」「アキレス腱周囲炎」「アキレス腱滑液包炎」の3つに分類されます。

●アキレス腱炎

その名の通り、アキレス腱に牽引力や摩擦力が加わり炎症が起こります。

 

●アキレス腱周囲炎

アキレス腱を覆っている「パラテノン」という膜に牽引力や摩擦力が加わり炎症が起こります。

 

●アキレス腱滑液包炎

アキレス腱は踵骨(かかと)に付着しており、その付近にある「滑液包」という袋のような組織に牽引力や摩擦力が加わり炎症が起こります。

 

アキレス腱炎の原因

アキレス腱炎の原因には、主に以下の様なものが挙げられます。

・使い過ぎ(オーバーユース)

・凹凸の路面でのランニング

・腓腹筋、ヒラメ筋、アキレス腱の柔軟性の低下

・股関節の可動域制限または股関節外旋位(ガニ股)

・アライメント異常(偏平足、O脚、X脚)

・ヒールやパンプスなど踵の高い靴によってアキレス腱に負担かかりやすくなる。

 

特に偏平足、O脚、X脚などのアライメントの異常は、先天的な異常もありますが、筋力不足によって後天的に異常を引き起こします。

なるべく扁平足にならないように足指を使う歩行や筋トレが必要です。

また股関節が外旋位なっているとアキレス腱の内側に負担がかかりやすくなるため、股関節の内転筋の筋トレをする必要があります。

いずれにしろ、基本的にアキレス腱炎はオーバーユースで起こることが多いので、筋トレやストレッチなど筋肉のケアがとても重要です。

 

 

まとめ

新学期から部活などで新しくスポーツを始める時期には「アキレス腱炎」などの使い過ぎ(オーバーユース)によるケガが増えてきます。

アキレス腱炎の予防には、筋肉の柔軟性を高めるためのストレッチなどのケアが必要です。

負担を蓄積させないことも重要です。

スポルト鍼灸整骨院 中野店では、アキレス腱炎に有効なストレッチや筋トレの方法などもご指導しておりますので、アキレス腱炎にお悩みの方はお気軽にご相談ください。