変形性膝関節症

  • 日常生活で膝のこわばりを感じる…
  • 正座や階段の上り下りが辛い…
  • O脚である…
  • 膝に水が溜まっている…
  • 膝が痛くて長時間歩けない…

「変形性膝関節症」の原因と症状 | 中野の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 中野店」

変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)は、高齢者によく見られる慢性的な疾患で、膝関節の痛みや運動制限を引き起こします。膝関節は日常生活において頻繁に使用されるため、変形性膝関節症の発症は生活の質を大きく低下させることがあります

原 因

変形性膝関節症の主な原因は加齢です。

加齢により関節軟骨の水分含有量が減少し、弾力性が低下します。その結果、関節軟骨が摩耗しやすくなり、摩擦によって徐々に消耗していきます。

また、関節の摩耗に伴い、骨が増殖して骨棘(こつきょく)と呼ばれる突起が形成され、これが関節の変形を引き起こします。変形は主に内反膝(O脚)として現れることが多く、外反膝(X脚)になることは稀です。

その他のリスク要因としては、肥満、過度な運動、膝関節の外傷、遺伝的要因などがあります。

 

 

症 状

変形性膝関節症の初期症状は、膝の軽度の痛みや違和感から始まります。特に立ち上がる際や歩き始める際に痛みを感じることが多いです。

進行するにつれて、歩行中や階段の上り下り、特に下りる際に強い痛みを感じるようになります。また、膝の内側に荷重がかかると痛みが増すため、内反膝が明らかな場合には平地歩行でも苦痛を伴うことがあります。

さらに、膝に水が溜まると膝の曲げ伸ばしが困難になり、前面や膝前面に突っ張り感を感じることもあります。寒い時期や湿度の高い時期には症状が悪化する傾向があります。

診 断

変形性膝関節症の診断は、患者の症状や身体所見、画像診断(X線、MRIなど)を基に行われます。X線検査では、関節の隙間が狭くなっていることや骨棘の形成、関節の変形が確認されます。MRIは軟骨や軟部組織の状態を詳細に評価するために使用されます。

治療法

変形性膝関節症の治療法は、症状の程度や患者の生活スタイルに応じて異なります。

初期の段階では、生活習慣の改善や運動療法、物理療法が推奨されます。具体的には、体重管理、適度な運動、膝周りの筋力強化、温熱療法や電気刺激療法が含まれます。

また、痛みを和らげるために非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛剤の使用が一般的です。

進行した変形性膝関節症の場合、外科的治療が検討されます。関節鏡視下手術では、損傷した軟骨や骨を清掃し、滑らかにすることで痛みを軽減します。骨切り術では、骨を切断し膝関節の負担を分散させることで症状を改善します。

最も進行したケースでは、人工膝関節置換術が行われ、損傷した関節を人工関節に置き換えることで、痛みを根本的に解消し、膝の機能を回復させます。

変形性膝関節症は、早期の対応と適切な治療によって、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。日頃から膝の健康に気を配り、異変を感じたら専門医の診断を受けることが重要です。

 

「変形性膝関節症」改善のための3つの選択肢 | 中野の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 中野店」

「変形性膝関節症」改善のための選択肢は、大きく分けて3つあります。

自宅でのセルフケア

変形性膝関節症を改善するための自宅でのセルフケアには、いくつかの方法があります。

まず、膝周囲の筋力を強化することが重要です。特に大腿四頭筋のエクササイズを行うことで、膝関節への負担を軽減できます。例えば、椅子に座った状態で片足をゆっくりと上げ下げするレッグレイズや、膝を曲げずにまっすぐ伸ばして持ち上げるエクササイズが効果的です。

次に、適度な有酸素運動も推奨されます。ウォーキングや水中ウォーキングは、関節に優しく、全身の血行を促進し、関節の動きを滑らかにします。さらに、膝にかかる体重を減少させるための体重管理も重要です。適切な体重を維持することで、膝関節への負担を大幅に減らすことができます。

また、痛みや炎症を軽減するために、冷却療法や温熱療法を活用することも有効です。痛みが強い場合は氷を用いた冷却療法、慢性的な痛みには温かいタオルを使用した温熱療法が役立ちます。これらのセルフケアを継続的に行うことで、変形性膝関節症の症状を和らげ、日常生活の質を向上させることができます。

痛みがひどい場合は鎮痛剤を使用することも考えられますが、自己判断での使用は避け、医師の指示に従ってください。

また、間違った知識や方法でのセルフケアは、反って状態を悪化させる場合もあります。症状が続く場合は、医師や専門家に相談し、症状が悪化する前に適切な治療を受けることが重要です。

整形外科を受診する

整形外科で行われる変形性膝関節症の治療は、症状の進行度に応じて様々な方法があります。

初期段階では、薬物療法が一般的です。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛剤を用いて、痛みや炎症を軽減します。また、ヒアルロン酸注射も膝関節内に直接注入することで、関節の滑らかさを保ち、痛みを和らげる効果があります。

進行した変形性膝関節症の場合、外科的治療が検討されます。

関節鏡視下手術では、損傷した軟骨や骨片を除去し、滑らかにすることで痛みを緩和します。さらに進行したケースでは、骨切り術や人工膝関節置換術が行われます。骨切り術は、骨の位置を調整して膝関節の負担を分散させる方法です。人工膝関節置換術は、損傷した関節を人工関節に置き換えることで、痛みを根本的に解消し、膝の機能を回復させます。

しかし、薬物療法は対症療法であり、根本的な解決には至りません。1分でも早く痛みを止めたいという場合には有効ですが、痛みを引き起こした原因が改善される訳ではありません。

また、外科的手術も体への侵襲性が高いという点には留意するべきです。

また、原因のハッキリしない症状に対しては、痛み止めが処方されて、あとは経過を観るという保存療法が整形外科での基本的なアプローチです。

整骨院での治療を選択する

整骨院では、変形性膝関節症に対する治療として、手技療法、骨盤矯正、ストレッチ、鍼灸治療などが行われます。

手技療法では、施術者が筋肉や関節を直接的に操作し、痛みの軽減と関節の可動域の改善を図ります。骨盤矯正は、姿勢を改善し、膝への負担を減少させることで、変形性膝関節症の症状を緩和します。これにより、全身のバランスが整い、膝関節への過度な負荷を減らすことができます。

ストレッチも重要な治療法の一つです。膝周囲の筋肉を柔軟に保つことで、関節の動きをスムーズにし、痛みを軽減します。特に大腿四頭筋やハムストリングスのストレッチが効果的です。

鍼灸治療は、変形性膝関節症の治療においても効果が期待されます。鍼灸治療では、経穴(ツボ)に鍼を刺入し、気血の流れを改善することで、炎症や痛みを和らげます。膝周囲の経穴を刺激することで、血行が促進され、代謝が活性化し、自然治癒力が高まります。また、鍼治療によりエンドルフィンが分泌され、鎮痛効果も得られます。灸治療では、温熱作用により血流が改善され、筋肉の緊張を緩和します。

これらの治療を組み合わせることで、変形性膝関節症の症状を効果的に管理し、患者の日常生活の質を向上させることが可能です。

整骨院で行われる治療の留意点としては、整骨院では手技が中心として行われるため、施術者によって治療技術や知識にバラつきがあるという点です。

正しい理論やエビデンスに基づいた効果的な手技が行われているか、見極める必要があるかも知れません。

どのような治療理念に基づいて、どのような治療を行っている整骨院を選択するか?が重要になります。

スポルト鍼灸整骨院 中野店の行う「変形性膝関節症」に対する治療

 

 

スポルト鍼灸整骨院の行う根本改善治療は、神経と血液の流れを正常化し、自然治癒力を高めることを目的としています。

神経と血液の流れを妨げている根本原因を追究し、骨盤矯正、筋膜リリース、神経調整などを組み合わせて根本原因にアプローチする治療法を「根本改善治療」といいます。

身体を構成する「骨格」「筋肉」「神経」3つの要素に同時にアプローチできるのが特徴です。

 

「骨盤矯正」を中心に、背骨や骨盤を正常な状態に戻す治療を行います。

土台である骨盤の上に、大黒柱の背骨がのります。ここがいわゆる体の要(かなめ)、運動力学的にも最も重要な部分です。

土台の骨盤を正しいポジションに安定させ、上の柱(背骨)が正常なS字カーブを取り戻すことにより、お体全体の不均衡を修正し、痛みの根本原因を改善します。

「筋膜リリース」を組み合わせて、痛みやシビレを緩和します。

「骨盤矯正」に「筋膜リリース」を組み合わせた治療により、股関節・仙腸関節など骨盤周りの筋肉の柔軟性を高め、血行やリンパの流れを改善し、痛みやシビレを緩和する治療も合わせて行います。

骨盤が正しいポジションに戻り、筋肉の緊張(コリ)を取り除くことで、内臓の働きが活発になり、ホルモンバランスまでが改善されます。

「神経調整」で記憶された痛みをリセットします。

長期間、同じような状態がが続くと、他の組織と同じように神経も疲労してしまいます。

痛みやシビレに対して、感覚異常や知覚鈍麻が現われたり、逆に刺激に対して過敏に反応してしまう症状を引き起こします。

スポルト鍼灸整骨院 中野店では、「骨盤・骨格矯正」「筋膜リリース」に「鍼灸治療」を組み合わせた神経調整を行い、過敏になった神経を鎮め、脳が記憶してしまった痛みをリセットします。

 

 

「スポルト鍼灸整骨院 中野店」の考える健康の定義とは、「痛みもなく快適な日常生活が送れて、自分のやりたい事ができること」「身体的・精神的に調和が取れて安定していること」です。

目の前の痛みを取るだけでなく、その根本的な原因にアプローチして「元に戻らない体作り」を目指すという治療理念のもとに施術を行っています。

痛みが取れた時点で治療を終えられて、また同じような痛みの再発で再び来院される方がとても多くいらっしゃいます。

痛みが取れても、根本的な原因を解決して「元に戻らない体作り」をしなければ、何度も同じことを繰り返してしまいます。

「スポルト鍼灸整骨院 中野店」では、その治療のプロセスとして「改善予防型プログラム治療」を提供しています。

検査やカウンセリングにより患者様お1人お1人の症状に合わせた個別の施術プログラムを作成し、骨盤矯正に、筋膜リリースや神経調整(鍼灸治療)を組み合わせて根本から改善します。

身体を構成する骨格・筋肉・神経の3要素全部にアプローチ出来るのが特徴です。

皆様のお悩みが根本的に改善されるよう、私たちは本気で施術に当たらせて頂きます。

長い間同じ症状で悩まれている方、もう同じ痛みを繰り返したくないという方は、是非一度ご相談下さい。

 

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》