この腰痛は、温めるべき?冷やすべき?〈中野の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 中野店」〉
2021年12月1日
皆さんこんにちは!
中野の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 中野店」です。
段々と冷え込んできましたが、体調を崩されたりしていないでしょうか?
今回は、腰痛を温めるべきか?冷やすべか?症状よる違いについてお話ししていこうと思います。
温めるべきか?冷やすべきか?見極めのポイントとは?
「温めるべきか?」「冷やすべきか?」、どちらも間違いではありません。
ただ、症状や痛めてからの経過時間によって対処法が変わるので、注意が必要です。
基本的に「温めるべきか?」「冷やすべきか?」の判断ポイントは、腰痛が発生してからの経過時間に有ります。
腰痛が3ヶ月以上継続しているものは慢性腰痛、発生してから4週間未満のものは急性腰痛といいます。また、1ヶ月~3ヶ月までの腰痛を亜急性腰痛といいます。
「温めるべきか?」「冷やすべきか?」の対処法は、この3つによって異なります。
慢性腰痛
【症 状】 痛みは急性期に比べて軽いことが多く、痛む箇所も曖昧で、鋭いズキッとしたする痛みというよりも、腰全体が痛んだり、重だるく鈍い痛みが特徴になります。
場合によってはお尻から足にかけてのシビレや感覚鈍麻などの症状が起こることもあります。
慢性腰痛が悪化し、「腰部ヘルニア」や「脊柱管狭窄」に移行してしまうこともあります。
【対 処】 腰痛のため体を動かせなかったり、長期の安静に伴って筋力が衰えることで、患部が血行不良を引き起こします。
血行不良が起こると筋肉も固くなり、神経を圧迫して痛みが強くなる事があります。
つまり、慢性腰痛の場合は温めて下さい。
お風呂に浸かり全身を温める、ホッカイロや電気毛布などで温めることで腰痛の改善が見込まれます。
また適度に体を動かしたり、筋肉をほぐすストレッチや筋トレをすることで血流が改善し、体が温まることによって腰痛を防止する事も出来ます。
急性腰痛
【症 状】 痛い部分に熱を持っている感じがあり、針を刺されたような痛みが特徴で、ギックリ腰と呼ばれることもあります。
痛みの範囲は狭いが、痛い部分を中心に力が入って動くたびにズキッと鋭い痛みが走ります。
また、場合によっては腰部ヘルニアを起こすこともあり、慢性腰痛と同様にお尻から足にかけてのシビレを起こすこともあります。
【対処】 急性腰痛は腰部の筋肉や関節、神経などの組織に何らかのダメージを受け、直後から熱を持った感じがあります。
つまり患部に炎症が起こっている状態です。
痛みが鋭い部分を触ってみて熱を持っている感じがあれば、それは「冷やす」が正解です。
この時に間違って温めてしまうと、腰痛が逆に悪化してしまいます。火に油を注いでいるのと同じです。
冷やす時は氷嚢がベストです。氷嚢がない場合は、ビニール袋に氷と少量の水を入れて患部を冷やしてください。
保冷剤を使う際は凍傷になってしまう恐れがあるため、タオルなどを間に挟むようにして下さい。
炎症が治まるまでは、朝、昼、晩に「10分冷やして数分置いてまた冷やす」を三回ずつ行って下さい。湿布は冷やす効果がないので注意しましょう。
亜急性腰痛
【症 状】 急性腰痛を放っておいた場合に、この亜急性腰痛となります。
症状としては、慢性腰痛に移行する手前なので広範囲に鈍い痛みがあり、放置してもいいだろう、そのうち治るだろう、と思われがちの腰痛です。急性腰痛と違い、鋭い痛みはありません。
【対 処】 多くは日常生活で繰り返し行われている動作によって発生します。
例えばデスクワーク、家事、育児など、塵も積もれば山となると言いますが、まさに少しずつ積み重なった結果で腰痛が起こってしまいます。
よって、対処法は慢性腰痛と同じで、温めて下さい。
まとめ
急性なのか、慢性なのかが自分で判断ができない、または不安があるという方は、一度スポルト鍼灸整骨院 中野店にご来院下さい。
患者様の症状を確認した上で、適切なアドバイスをさせて頂きます。
また腰痛を繰り返させない為のご指導も行っております。
どうぞ、お気軽にご相談下さい。