ランナー膝〈中野の整骨院「スポルト鍼灸整骨院」〉

2024年04月23日

こんにちは。

中野区新井2丁目の整骨院「スポルト鍼灸整骨院中野店」です。

今回は、ランナー膝に付いて、日常生活で気をつけるべき点について説明させていただきます。

ランナー膝はランニングや他のスポーツで頻繁に見られる問題であり、その発生率は非常に高いです。

この怪我は、膝関節の周囲組織に繰り返しのストレスがかかることで引き起こされます。具体的には、ランニング中に膝にかかる負荷や動作の繰り返しによって、膝蓋骨（膝キャップ）の周囲の軟部組織に炎症が生じることが主な原因です。

ランナー膝の主な症状は、膝の痛みや腫れ、軟部組織の炎症です。これによって、ランニングや日常生活での動作が制限される場合がありますが、適切な予防法や対処法を知ることで、この問題を回避したり、早期に対処する事が可能です。

1.休息とアイシング

ランナー膝を発症した場合、まずは負傷部位を十分に休息させることが重要です。さらに、炎症を軽減し、痛みを和らげるために、定期的なアイシングが必要です。アイシングによって血流が抑制され、炎症が緩和されるため、早期の回復を促進します。

2.適切なランニングシューズの選択

ランナー膝を予防するためには、適切なランニングシューズを選択することが欠かせません。安定性やクッション性が高いシューズを選ぶことで、足や膝を適切にサポートし、負担を軽減することができます。ランナー膝の再発を防ぐためにも、適切なシューズを着用しましょう。

3.ストレッチと筋力トレーニング

柔軟性を高めるストレッチや、周囲の筋肉を強化する筋力トレーニングも効果的な予防法です。特に、ヒラメ筋やハムストリングスなどの筋肉を重点的に鍛えることで、膝にかかる負荷を分散し、ランナー膝のリスクを低減できます。

4.正しい姿勢と動作の保持

日常生活での姿勢や動作にも注意が必要です。正しい姿勢を保ち、急な動作や重たい負荷を避けるように心がけましょう。また、ランナー膝の回復が完了するまでは、過度な活動を控え、徐々に活動を再開することが重要です。

ランナー膝は、適切なケアや予防法を実践することで、回復が期待できる怪我です。日常生活での注意や専門家の指導に従いながら、ランニングやスポーツを楽しむために、正しい対処法を身につけましょう。

ランナー膝の治療には、適切なケアや専門家のアドバイスが必要です。怪我の状態や症状の程度によって、治療法は異なりますが、一般的には以下の方法が用いられます。

1.フィジカルセラピー

ランナー膝の治療には、フィジカルセラピーが有効です。セラピストは、痛みや炎症を軽減するためのさまざまな手技やエクササイズで、これにより関節の可動域を改善し、筋肉のバランスを回復させます。

2.鍼灸療法

鍼灸療法は、ランナー膝の痛みや炎症を和らげるためによく用いられる治療法です。鍼を使って特定の経絡やツボを刺激することで、血液循環が促進され、症状の緩和が期待できます。また、必要に応じてマッサージや灸なども併用されます。

3.医学的治療

重度のランナー膝の場合、医学的治療が必要となることがあります。炎症を抑えるための非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）や、痛みを軽減するための痛み止めが処方される場合があります。また、炎症や損傷が進行している重度のランナー膝の場合には、手術が検討されることもあります。

4.リハビリテーション

発症後には、リハビリテーションが欠かせません。リハビリプログラムは、関節の動きや筋力を回復させるための漸進的なエクササイズやストレッチを行います。また、適切な体重管理や姿勢の改善も重要です。

5.専門家のアドバイス

ランナー膝の治療や予防には、専門家のアドバイスが不可欠です。

柔道整復師やスポーツトレーナー、鍼灸師など、専門家の指導を受けることで、効果的な治療計画を立てることができます。また、怪我の再発を防ぐための適切なケアやトレーニング方法を学ぶことも重要です。

ランナー膝は、適切な治療とケアによって回復が可能です。自己診断や自己治療をせず、専門家の助言を受けることが重要です。怪我の程度や症状に合わせて適切な治療法を選択し、早期の回復を目指しましょう。