ランナー膝〈スポルト鍼灸整骨院 中野店: 中野駅北口より徒歩7分〉

2024年08月14日

ランナー膝とは何か | 中野の整骨院「スポルト鍼灸整骨院」

こんにちは。 中野区 新井2丁目の「スポルト鍼灸整骨院 中野店」では、ランナー膝の予防と治療に力を入れています。

 

 

ランナー膝(英: Runner’s Knee)は、正式には膝蓋大腿痛症候群(Patellofemoral Pain Syndrome, PFPS)と呼ばれる膝の痛みを特徴とする障害です。この症状は、膝蓋骨(膝の前面にある骨)が大腿骨(太ももの骨)に対して正しく動かず、膝関節に過度のストレスがかかることで発生します。

特にランニングをする人々に多く見られるため、「ランナー膝」として広く知られていますが、ランナーに限らず、膝に負担がかかるスポーツや活動を行う人にも発生する可能性があります。

ランナー膝の症状と原因

ランナー膝の主な症状は、膝蓋骨の周囲、特に膝の前部や側部に生じる痛みです。この痛みはランニング中や階段の昇降時に悪化しやすく、長時間の座位や膝を曲げた状態でも痛みを感じることがあります。痛みは一般的に鋭いもので、症状が進行すると、膝の腫れや違和感を伴うこともあります。

ランナー膝の主な原因は、膝蓋骨と大腿骨の間の適合不良です。これにより、膝蓋骨が適切に動かず、膝関節に過度の圧力がかかります。

この適合不良は、筋力のアンバランスや筋肉の柔軟性不足、過度なトレーニングによる負担、さらには不適切なランニングフォームなどが引き金となることが多いです。

ランナー膝のリスク要因

ランナー膝のリスクを高める要因には、以下のようなものがあります:

  1. 筋力のアンバランス:太ももの前面(大腿四頭筋)と後面(ハムストリングス)の筋力バランスが崩れることで、膝関節への負担が増大します。
  2. 筋肉の柔軟性不足:特に太ももの筋肉が硬直していると、膝蓋骨の動きが制限され、膝へのストレスが増加します。
  3. 過度なトレーニング:トレーニングの強度や頻度を急激に増やすことは、膝に過剰な負担をかけ、ランナー膝の発生リスクを高めます。
  4. 不適切なシューズ:クッション性やサポート性の低いランニングシューズは、膝にかかる衝撃を吸収できず、膝への負担が増します。

ランナー膝は、早期に対策を講じることで回復が可能ですが、放置すると慢性的な痛みや症状の悪化を招く恐れがあります。そのため、適切な予防策と早期の治療が重要です。

 

 

ランナー膝の予防と治療法 | 中野の整骨院「スポルト鍼灸整骨院」

ランナー膝は、適切な予防策を講じることでそのリスクを大幅に減少させることが可能です。また、すでにランナー膝を発症している場合でも、適切な治療を受けることで症状の改善が期待できます。以下では、ランナー膝の予防と治療法について詳しく説明します。

ランナー膝の予防方法

1.筋力トレーニング
ランナー膝の予防には、膝周囲の筋肉を強化することが重要です。特に、大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)とハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)のバランスを保つためのトレーニングを取り入れることが推奨されます。

スクワットやランジ、ヒップアブダクションといったエクササイズは、膝関節を安定させ、膝蓋骨の正しい動きを促進します。また、足首や股関節の柔軟性を高めるストレッチも効果的です。

2.適切なランニングフォームの維持
ランニングフォームが崩れると、膝に過度な負担がかかり、ランナー膝のリスクが増大します。特に、膝が内側に倒れ込むようなフォーム(ニーイン)がランナー膝を引き起こす一因となります。

正しい姿勢を意識し、足の着地位置を確認しながら走ることが大切です。また、ランニングの際に自分のフォームを録画し、専門家にアドバイスを求めるのも有効です。

3.シューズの選定と管理
ランニングシューズは、膝への衝撃を吸収し、ランナー膝の予防に大きな役割を果たします。自分の足の形やランニングスタイルに合ったシューズを選び、定期的に交換することが推奨されます。特に、シューズのクッションが劣化すると、膝にかかる負荷が増すため、適切なタイミングでの交換が必要です。

ランナー膝の治療方法

1.休息とアイシング
ランナー膝を発症した場合、まずは休息が最優先です。過度な運動を控え、膝への負担を軽減しましょう。また、痛みや腫れを感じる場合は、患部をアイシングすることで炎症を抑えることができます。アイシングは1回15〜20分程度を目安に、数時間ごとに行うと効果的です。

2.理学療法
ランナー膝の治療には、理学療法が効果的です。理学療法士による膝周囲の筋肉や軟部組織のマッサージ、ストレッチ、筋力強化エクササイズが行われます。

これにより、膝蓋骨の動きが正常化され、痛みの軽減が期待できます。特に、弱った筋肉の強化や柔軟性の改善が目指されます。

3.テーピングやブレースの使用
ランナー膝の痛みを軽減するために、膝をサポートするテーピングやブレースの使用が推奨されることがあります。これらのサポートアイテムは、膝蓋骨の動きを適切にコントロールし、負担を軽減します。

ランナー膝からの回復と再発防止

ランナー膝からの回復には、時間と適切なケアが必要です。治療が進むにつれて、徐々にトレーニングを再開し、再発防止のための予防策を徹底することが重要です。

特に、適切なフォームの維持や筋力トレーニング、シューズの管理を継続することで、再発のリスクを大幅に減らすことができます。

ランナー膝は、多くのランナーにとって避けて通れない課題ですが、正しい知識と対策を持つことで、健康的なランニングライフを長く楽しむことが可能です。

スポルト鍼灸整骨院 中野店では、ランナー膝の予防から治療まで、専門的なサポートを提供していますので、ぜひご相談ください。