睡眠不足と自律神経失調症〈スポルト鍼灸整骨院 中野店〉
2022年08月15日
こんにちは!
中野駅 北口徒歩7分のスポルト鍼灸整骨院 中野店です。
本日は『睡眠不足と自律神経失調症』についてお話をします。
自律神経失調症とは
自律神経失調症とは、身体が正常な状態を維持できるように機能している自律神経そのものが不調を起こし、その結果発生するさまざまな症状の総称を言います。
肩こり、冷え、食欲不振、胃腸の痛み、極度の疲労感など、身体の表面的なものから臓器など体内のものまで多岐に渡ります。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つに分かれます。
交感神経は、身体が活動する時に優位に働き、副交感神経は身体が休息する時に優位に働きます。
これらがバランスを保つ事で、身体は恒常性を保っています。
しかし、どちらかが過剰に働くようになるとバランスを崩し、さまざまな不調(不定愁訴)が現れます。
昨今、自律神経失調症の大きな要因として、睡眠不足が関連していることが判ってきました。
睡眠不足がなぜ自律神経失調症を引き起こすか?
睡眠は身体のさまざまな機能を休ませ、リセットさせるために重要な働きを持っています。
具体的には、筋肉、内臓器、脳、神経などの機能です。
例えば、筋肉は日中の活動で常に使われているため、1日の中できちんと休息できる時間を設けないと疲労が溜まり、使い続けることができなくなります。
これは内臓器、脳、神経などにおいても同じです。
睡眠不足が起きると身体の機能は十分な休息が取れず、常に交感神経が働き続けている状態になります。
交感神経が働き続けると、当然もう一方の副交感神経は働く頻度が低下します。
副交感神経が働かない状態が続くと、副交感神経の機能そのものが低下していきます。
それによって身体が休まらない日々が続き、身体の至る所に不調が出るようになります。
逆も然りで、睡眠不足により体調を崩すと、今度は過剰に休息を取るようになります。
休息ばかりになると日中沢山寝てしまい、本来寝るべき夜の時間に目が覚めてしまうことになります。
これによって身体のサイクルが乱れて睡眠の質が落ちてしまい、睡眠不足につながってしまいます。
日中活動することが億劫になる、外に出る気力がない、ずっとベッドで寝ていたい、倦怠感が治まらないなど、副交感神経が強くなり過ぎて交感神経の働きを抑えてしまうようになります。
睡眠不足は、結果として交感神経と副交感神経両方に悪い影響を与えることになり、自律神経失調症を引き起こすことになります。
まとめ
自律神経失調症は急に発症するものでもなく、交感神経または副交感神経が過剰に働く状態が積み重なって起こります。
身体に影響が出始めた頃には既に症状が悪化していることが多いです。
無理な生活を続けないことが一番ですが、現代社会ではなかなか難しいのが実情です。
鍼灸治療はWHO(世界保健機関)によって多くの疾患への効果が認められています。
腰痛や肩こりだけでなく、自律神経系・婦人科系・循環器系など様々な症状でお悩みの方にお勧めできる治療法です。
また、施術を担当する鍼灸師も国家資格を保持していますので、どなたでも安心して施術を受けて頂けます。
自律神経失調症でお悩みの方は、是非一度ご相談下さい。