腱鞘炎の正体と原因〈スポルト鍼灸整骨院 中野店〉

2023年09月12日

みなさん、こんにちは!スポルト鍼灸整骨院 中野店です。

今回は「腱鞘炎」についてお話しします。

腱鞘炎は、手や腕の痛みを引き起こす一般的な疾患です。このブログでは、腱鞘炎の正体、原因、そして予防や治療方法について詳しく説明します。

 

 

腱鞘炎とは何か?

腱鞘炎は、主に手や腕の腱鞘(けんしょう)と呼ばれる部位に炎症が生じる疾患です。腱鞘は腱を覆う袋状の組織で、腱が摩擦なく滑るようにサポートしています。

しかし、何らかの原因により腱鞘に炎症が生じると、手や腕の痛み、腫れ、運動制限などの症状が現れます。

 

腱鞘炎の原因

腱鞘炎の主な原因は以下のように多岐にわたります。

  1. 過度な使用 : 特に手や腕を頻繁に使用する仕事やスポーツをしている人は、腱鞘炎のリスクが高まります。繰り返しの運動や姿勢の維持が原因となります。

  2. 急激な負荷 : 突然の過度な負荷や重い物の持ち上げ、振動を伴う作業は、腱鞘炎の誘因となります。

  3. 姿勢の問題 : 不適切な姿勢や手首の曲げすぎ、伸ばしすぎなども腱鞘炎を引き起こす可能性があります。

  4. 年 齢 : 年齢が上がると、腱鞘炎の発症リスクが増加します。老化により腱や周辺組織が変化しやすくなります。

  5. 基本的な健康状態 : 体重管理や糖尿病などの基本的な健康状態も腱鞘炎に影響を与える要因です。

 

腱鞘炎の症状

腱鞘炎の症状は個人によって異なりますが、一般的なものには以下が含まれます。

  • 手首や腕の痛み
  • 腫れや赤み
  • 手のしびれや弱さ
  • 運動制限
  • 痛みが特定の動作や姿勢で悪化

腱鞘炎は早期に適切な対処が必要です。放置すると、症状が悪化する可能性が高くなります。

 

 

腱鞘炎の予防と治療

前半は腱鞘炎の基本的な情報についてお話しました。次に、腱鞘炎を予防し、効果的に治療する方法に焦点を当てましょう。腱鞘炎に悩む方々にとって、健康な生活への第一歩です。

 

腱鞘炎の予防方法
  1. 適切な姿勢と作業環境の確保 : 仕事や日常生活での姿勢に気を付け、適切なデスクや椅子を使うことが大切です。パソコン作業などで手首を過度に曲げないようにしましょう。

  2. 適度な休憩 : 長時間の同じ作業は避け、適度な休憩を取りましょう。手や腕の疲労を軽減します。

  3. ストレッチと運動 : 手首や腕のストレッチを日常的に行い、筋力を維持しましょう。適度な運動は血行を促進し、腱鞘炎の予防に役立ちます。

  4. 体重管理 : 過体重は関節や腱に余分な負担をかける可能性があります。健康的な体重を維持しましょう。

  5. 適切な道具の使用 : 作業には適切な道具や器具を使い、手や腕への負担を軽減しましょう。

 

腱鞘炎の治療方法

腱鞘炎の治療は早期に行うことが大切です。以下は腱鞘炎の治療に関する一般的なアプローチです。

  1. 安静と氷の利用 : 炎症を鎮めるために、患部を安静にし、氷を冷やすことが効果的です。痛みや腫れを軽減させます。

  2. 薬物療法 : 医師の指導の下、痛みや炎症を抑えるための薬物療法が行われることがあります。

  3. 理学療法 : 特定の運動やストレッチを行い、筋力を回復させるための理学療法が役立ちます。運動療法士の指導を受けることをおすすめします。

  4. スリーブやブレースの使用 : 手首を安定させるためのスリーブやブレースを使用することがあります。

  5. 注射療法 : 炎症を鎮めるために、ステロイド注射が行われることがあります。

  6. 手 術 : 重度の腱鞘炎の場合、手術が必要なことがあります。手術は最終手段として考えられ、必要な場合には専門家の意見を仰ぎましょう。

 

腱鞘炎は適切な予防と治療によって管理できる疾患です。

適切な姿勢、休憩、ストレッチ、そして医師や理学療法士、柔道整復師などの指導を受けながら治療することが大切です。

腱鞘炎に苦しむ方々にとって、健康な生活への一歩を踏み出すための情報を提供しました。健康を守り、腱鞘炎を予防しましょう。